「あのこは貴族」息苦しさの源泉を探しに行く
「あのこは貴族」を観てきた。2回も。
穏やかに上品に行われる現実への抵抗。気品とは。運命とは。社会とは。観た人の背中をそっと押してくれる、後味スッキリのさわやかで優しい映画。
シスターフッドがキーワードだけど、対男性のような簡単な二項対立ではない、深味濃密な作品なので、ぜひ男性にも。
※ ネタバレレビューです。ご注意ください。
○さくっとこんな話東京に存在する中心部・外部(階層)について両階層、特に女性の目線から描かれる。
扱われるのは、がっちりと築き上げられた社会構造から