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とある手紙を受け取りました。

こんにちは。

先日、書店にて面白い手紙を受け取りました。いえ、本当のことを言いますと購入しました。

ふらりと寄った本屋に、特設のスペースがあります。そこに、様々な手紙が並んでいます。『理容師からの手紙』『スワンからの手紙』『油売りからの手紙』・・・。と、このような手紙が。アイディアが秀逸過ぎる!!

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百円玉2枚払うと、お釣りが返ってくる値段です。封がされており、中を覗くことは出来ません。まあ、手紙ですので、当たり前ですね。親展なのかな?? 『親展』印は押してありませんでした。

どれも興味深い名前でしたが、欲張りを止め『バスガイドからの手紙』を受け取ることにしました。

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薄い封筒に、薄っぺらな紙が5枚。薄っぺらさが、いいんです。味わい深く、手紙の受取人の僕にとっては上質な紙に思えてきました。

内容は・・・。

手紙の内容を人に話して良いのかな??? 


まあ、短編の小説です。落語のような文章で、クスッと笑いが出ました。5枚でしたが、心温まるお話で、受け取った自分は幸福な人間だと切に感じました。


本日はレターツアーに参加いただきありがとうございます。
私、皆様のご案内を務める安西と申します。
さあ、バスは1行目を出発しまして4行目に入って参りました。右手に見えますのは、あなたの右手、左手に見えますのはあなたの左手でございます。
右手に左手が見えている方はいらっしゃいますか。
左手に右手が見えている方はいらっしゃいますか。それも結構でございます。
どうぞお楽に・・・。

と続きます。


手紙って、いいですね。手紙とは疎遠の時代になりつつありますが、文章を考え、それを鉛筆なり、筆なり、クレヨンなりで記す行為。これは、二人だけの有意義な時間の共有です。素敵ですね。

手紙を書きたくなる今日この頃でした。


花子出版     倉岡


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花子出版 hanaco shuppan
文豪方の残された名著を汚さぬよう精進します。