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2022年4月のつらつら

2022年4月はおひつじ座新月とクレームからはじまった。

3月末から大きめのクレームは続いていて、ちょっと…いやだいぶ嫌になっていた。

クレームが起きてしまうことは仕方のないことなのは承知している。
けれど、今回はなんか納得いかないことが続いた。

私の中の怒りは蓄積されて、
その怒りを伝えられない我慢も着実に積み重なっていた。

そんな中、とある雑誌媒体の撮影のお手伝いをする代打の仕事がはいり、少し憂鬱だったけど正直なところ、少し浮かれていた部分もあった。

憂鬱なのは業界独特の慣れない雰囲気の中で自分がうまく立ち回れるかという不安。
浮かれていたのは、こういう時に代打に選ばれる頼られている自分を認めることができたから。

当日はわたし的には完敗。
もう完敗。自分の思い通りに伝えられず、モデルさんとの信頼関係をつくることは皆無。つくりものの世界と私じゃなくてもいいんじゃないかっていう仕事のクオリティに愕然とした。

辛かった。とっても辛かった。

帰りにいただいた冷めたお弁当はゴミ箱をみつけたら、このモヤモヤと一緒に捨ててしまいたかった。(結局ゴミ箱は見当たらず、家族に食べてもらった)

仕事終わりの簡単な報告を上司にしている中で、ふとした信頼の一言になぜだか涙が溢れた。

これまでの我慢、ギリギリ表面張力で耐えていた我慢が、堰を切ったようにあふれ出して、止まらなかった。

あと一駅で最寄り駅だったけど、どうしても乗っていられなくて、途中下車し、とぼとぼと歩いた。帽子をかぶってくればよかったとひどく後悔した。

涙が溢れだす前に連絡していたセラピストさんが、今晩の予定をずらして、私のために時間をとってくれそうだ。助かる。ありがたい。

少し希望の光が感じられて、泣きながら景色は明るくなっていった。
とぼとぼと歩きながら、自分の意識をさっきまで居たおしゃれなスタジオから、今目の前の帰り道に戻してこようと必死だった。

         ***

その夜、セラピストさんと話しながら、久しぶりにあんなに泣いた。
気持ちのいいくらい、涙が溢れた。

私はそれに従ったし、明日仕事があったけど、気にしなかった。

ここにきて、私の家庭環境、父との関係、幼少期に我慢していたこと、なかなか自分の気持ちを伝えることが難しくなってきて、伝えなくてよいと思ってしまっていたこと、
それが、自分自身の気持ちに責任をとっていなかったことにつながっていた。

私はわたしの命に、真剣に向き合っていなかったんだなぁって、素直に反省した。

その日の出来事が、プレゼントに思えた。この完敗のお仕事がなければ、私は、この自分にきがついていなかったよな。

日付が変わった夜中1時半。ようやく前向きになれて、ほっとした。

          ***

案の定翌日は目がぼったりと腫れて、睡眠時間も少なかったので、頭がぼー--っとした。

その頭の不明瞭さが3次元にいないようで、逆に感覚が研ぎ澄まされているようで、またそれも安心した。

そのあともまた色々きっかけはあったのだけど、3月末から続いていたクレームについて、関わっていたスタッフにしっかりと私の意志を伝えた。

信頼の気持ちを込めて、私の思いを伝えた。
やっと、自分の心にグラウンディングができた確信が芽生えて、あぁこれが俗にいう自分軸ってやつかなって思いつつ、俗にいうことなんてどうでもいいので、今のわたしのこの気持ちを大切にしようと思った。

その出来事から約1週間たった今日、雑誌の原稿があがってきた。
モデルさんのまぁなんてかわいいこと。そしてピラティスらしいポーズも採用されている。とってもいいページにみえる。
担当者さんからはとっっっっても助かりました。またぜひお願いします。
となんだかいい雰囲気で書いてあった。

私は両手を挙げて喜べなかったけど、ホッとはしたのと、
この担当者からきたメールと当日の私の落胆具合を比べたら、おもしろくなってきちゃって思わず鼻で笑った。


こんなわたしの2022年4月。
なんだか重々しい文章になってしまった気もするけれど(笑)、ちょっと深刻めな文章を書きたかったんだと思う。

みんなはどんな4月をすごしたのかな。

ちゃんちゃん♪

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