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音楽から離れた私の放電期間

音楽が好き。

でも、起きてすぐスピーカーに繋いで、寝る直前まで聞いていた音楽を、

まる2日間聞かなかった。

この1週間半ほどで、喜怒哀楽、すべての感情を感じた気がする。

1日おきよりも速いペースで押し寄せてくる感情の波にのまれて、
ひたすら駆け抜けてきた数日間を経て、

放電期間みたいな、そんな時間が必要になったのかもしれない。


ずっと一緒にいる音楽には、その時の感情や思い出が一緒に刷り込まれたりもする。そんな音楽を聞けば、その時の感情や風景が蘇ってくる。

それがいいときもあるし、いいときの方が多いんだけど、
そういうのから一切離れて、リセットする時間が必要だったのかもしれない。


音楽を聞かなくなったら、
これまで聞こえていなかったたくさんの音が聞こえた。

建物の中のどこかを歩く人の足音
誰かを気にかけている人の声
風や虫の声
ドアの開閉とともに変わる空気の流れの音
これまで音楽の波にのまれてうまく聞こえなかった自分の心の声

そんな音が聞こえてきて、
初めて「あ、自分、ここ数日音楽聞いてないな。」と気づいた。

放電期間ってどれくらい放電されたか、音楽をまた聞くまではっきりわからない。

だから、今日、イヤホンをつけるとき、
なんだかすごく迷った。

まだかな。もういいかな。

いくつか聞いて、まだかも。って思ったけど、
その後にかけた曲で、身体が音楽を受け止めた。

リハビリみたいな感じで、少しずつ、今日は音楽を聞いた。


やっぱり音楽が好き。
だけど、たまには放電も必要だよね。

そんなことを感じたお休みの終盤。

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