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アラサーワーママ100冊PJ📚BOOK1「DEEP DRIVER ほんとうにやりたいことを言語化する方法」で見つける”私の軸”(前編)
「自分を見失ったアラサーワーママが自己啓発本100冊読んで実践したらどう変わるのか?」検証実験の第1冊目。習慣化コンサルタントの古川武士さんの「ディープドライバー ほんとうにやりたいことを言語化する方法」です。
「ほんとうにやりたいことを言語化する」、これ今の私にドンピシャ必要なやつやんと直感で手に取った一冊。ワークも多数含まれており、「わたしのやりたいこと迷子」のわたくし…思考整理にうってつけ!ということで、一部のワークを実際にこの記事内でやってみることにしました。
まず簡潔に、あらすじ等を引用して本の内容紹介をしておくと、
「このままの人生で本当によいのだろうか?」
これは、誰しもが人生のある時期に、向き合う必要がある、葛藤だ。
それは、究極的には、「自分は何者で、どういう人生を生きたいのだろうか?」という問いだ。それに対し、自分なりの答えを探求していくのが、本書のテーマである。
あなたと突き動かす動機の源泉、それがディープドライバー。
やりたいことは変わるが、源泉は変わらない!
これからの時代、絶対に欠かせない「自分の選択基準」。
自分を突き動かす動機の源泉を見つけて(フェーズ1)、なりたい未来を具体化し(フェーズ2)、それに向けた行動を特定し、習慣化する(フェーズ3)。この3つの大きなステップを、豊富なワークシートとともに、実践的に指導する一冊。
どうです…?「わたしのやりたいことなんだっけ?病」で絶賛迷走中の私には、刺さるところしかない内容。これはやるしかない!ということで、記念すべき1冊目とさせていただきました。というか、この本を読んで、この100冊PJやってみようかな…と思ったきっかけの一冊でもあります。
ただ、すべてのワークの問いをここに載せると引用の範囲を超えてしまう気がしており、一部のワークのみとなっています。ワーク以外の説明部分にも「は…!」という気づきが多くあったので、ぜひ、「わたしのほんとうにやりたいことってなんだろな?」とぽわぽわしている方は是非お手に取ってみてください。以下、ワークの問いと私の回答、一部、「は…!」と心に響いた一文を引用する形でお届けします。ゆえに、めーーーーーーーっちゃ長いです。ご興味ある方だけ…どうぞ!
自分を突き動かす動機の源泉を「ディープドライバー動詞」で考える
本書の基本となるキーワード、”自分を突き動かす動機の源泉”をまず探ります。そのために有効なのが、「動詞」で考えること。これを「ディープドライバー動詞」とし、本書の中に並べられた動詞の一覧から、ぴん!とくるものを抜き出していきます。毎年、お正月前後になるとSNSで見かける「最初に目に飛び込んできた3つの言葉が今年のあなたのラッキーワード!」的なやつに似ているかもしれません。ちなみに、私の2025年のラッキーワードは「お金、ラッキー、安心」でした。宝くじでもあたるのかな。あたるといいな…。という、雑念を振り払って、私が抜き出した、「ディープドライバー動詞」はこちら。
創造する/独創性を発揮する/自由でいる/自分を磨く/言語化する/書く/洞察する/発想する/調べる/感動する/体験する/表現する
この動詞の抜き出しだけでも、私が、
「自由に自分の感性などを磨きながら、調べたり、体験したことの中で感動したものを書く、言語化したい」「独創性を発揮して創造・発想したい」「洞察し、調べ、体験し、感動したうえで、表現、言語化したい」「自由で、自分を磨き続ける環境に身を置きたい」というような欲求を抱えているのでは?と推察できます。ちなみに、本書の中では、このようにも書かれています。
やりたいことがわからないというのは、心の解像度が低いことを意味します。心の解像度を高めるには、徹底的に言語化することです。
”解像度”。最近、ビジネス本界隈でもよく聞く言葉です。まさに、私は心の解像度が低い。「言葉を使う職業に就きたい」なんて思いながら、言葉に対する解像度や、緻密性も低い。35歳を過ぎてようやく、自分のウィークポイントと認められたこと。これまでは、曖昧万歳!自分のことも、言葉の使い方も、ふわっと理解&ふわっと使用で問題ないと思っていたんですよね。会社の上司に、言葉にとても敏感な人がいて、たとえば「一段落」を「ひとだんらく」と言ったら、即座に「いちだんらく」と訂正入れてくるような。当時はうっとうしいとさえ思っていたけれど、正確な言葉へのこだわりって大人になっていくために必要なことだと気づき始めました。あいまいなままで許してきたから、あいまいな言葉を使った思考になり、行き詰る。今となってはそう分かります。ともかく、心の解像度を上げて、徹底的に言語化していく。そして、言語化する過程で、言葉そのものの曖昧さも省いていかなければならない。そう気づくことができました。
さて、動機の源泉となる”動詞”はなんとなく見えてきました。次にすべきは、過去の洗い出しです。
ディープドライバーは過去にあなたが夢中になったこと、没頭した体験の中にある
そう、過去に夢中になったこと、没頭した体験を具体的に洗い出していくのです。本書では大きく分けて、「小学生のころ」と「それ以外」と分けられていました。早速、やってみます。
Q1.小学生の頃の熱中体験は?
・読書感想文に自分の体験を織り交ぜて書くことで唯一無二の感想文を作った。結果、自治体の賞を受賞した。
・中学受験対策塾で、一枚のイラストから作文するテストが出た。テストとは思えない楽しみ方で作文を終え、結果として、クラスの中で優秀作品として発表された。
・当時はまだ珍しかったワープロを両親の仕事場でみつけ、姉と競うようにして、物語を作成した。
・親友と「優等生ごっこ」を行い、理想の優等生像を実現することに夢中になった。
Q2.それ以外の時代の熱中体験
・大学時代にかかわっていたプロジェクトで、ブログを執筆することになり、日々テーマを自ら見つけ、楽しみながら更新した。反響を得て、無事プロジェクトは成功に終わった。
・「母と子」にまつわるテーマを取材し、コンテンツとして完成させた。自分自身が手掛けた、または手掛けたいと思ったコンテンツは基本的に自分自身が母になる前から、「母と子」をテーマにしたものが多かった。
こうして書き出してみると、基本的に「考えて」、「調べて」、「書いて」「創造する」ことに熱中してきた人生だったのだなと気づける。「書きたい」、「表現したい」、私のディープドライバーの軸の一つは間違いなく、ここにある。この思いをさらに裏付けるために、もしくは、新たな視点を導入するために、本書のワークを進めていく。
私たちは結果を急ぐあまり「正しい答え」を求めようとしますが、大切なことは、「正しい問い」を投げかける習慣を持つことです。
本書の中で、ずしーんと胸に響いた一文。そ、そうなんですよね…。結果を急いで答えばっかり欲しがってしまう。現に、私も冒頭二つのワークをやっただけで、「私のやりたいことは書くことだ!表現することだ!んで、自由な環境でそれをやって、自分自身も磨いてぴかぴか充実!以上おわり!すぐ見つかったじゃん!いえい!」的なテンションで本を閉じようとしたではないか。「正しい問い」を投げかけることで、思考が深まり、心の解像度が上がっていく。書くこと、表現すること、きっとやりたいんでしょう。でも、どうやって?どんな分野を?どれくらいの濃度で?本業は続けながら、細々と?それとも思い切って…?など、自分自身の心が求めることを、より精緻に言語化するために、本書に続く「正しい問い」を追加でやってみます。
Q3.好きな人、憧れの人は?
これは、定番質問ですね!ふむふむ。と思いながら考える。定番、と思いながらも言語化したことってこれまでなかった。なぜその人を好きなのか?なぜ憧れるのか?その中に、自分の追い求めるディープドライバーがきっと見え隠れしてくるはずです。
★佐々涼子さん
残念ながら昨年9月に56歳の若さでお亡くなりになったノンフィクション作家の佐々涼子さん。「生と死」に向き合った作品の数々は、一冊一冊がテーマが際立っており、佐々涼子さんの臨場感のある文章であっという間に引き込まれる。難しいテーマを難しいだけにしない。誰もが、あれ?これ私の話かも…?と錯覚させられるような筆致で読ませるノンフィクションを書くって、相当難しいことだと思う。取材力、紡いだ言葉、憧れの人。
★大平一枝さん
「市井の人」によりそった、”等身大”の生活を描いてきた作家、エッセイストの大平さん。出会いは、ご自身の育児を記録された「新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく」という育児エッセイ。万人がもつ”暮らし”や”日々の生活”を、こんな風に言語化するのか、と教えてくれる憧れの人。「日常」を「作品」に変える言語化力を学びたい。
★ジェーン・スーさん
女の生きざまをこれでいいのだ!と背中を押してくれる作品やラジオトークを数多く生み出している、作家・ラジオパーソナリティのスーさん。肩ひじ張らず、苦しみも、妬みも、ひがみも、承認欲求も…ともすればネチネチと自分にまとわりついてきそうな負の感情も、丁寧にひも解いて、言語化してくれる。女性の生きる道しるべを言葉で生み出す才能に憧れ。
★坂元裕二さん
いわずと知れた日本を代表する脚本家のおひとり。最近改めてシナリオブックが発売された「Mother」と「Woman」の脚本が響きすぎて…。男性なのに、という表現は適切ではないかもしれないけれど、男性なのに女性よりも女性の気持ちがわかっているんではないか!?と思えてしまう。社会の中に小さく、でも鋭くある、女性の苦しみや葛藤などを言語化するその鋭さに憧れる。
★村上萌さん、高山都さん
お二人ともずっとSNSで拝見しているのだけれど、好きな理由は、これまた「言語化」のうまさ。くしくも最近お二人がほぼ同時期に書籍を発売されて、どちらも、うなった。ただ美しい、かわいい、だけじゃなくて、萌さんは独特のパワーを持った言語化の鬼。都さんは、自分を丁寧に丁寧に掬い取って、言葉にしていく言語化の鬼、そう思った。あー、だから、私はお二人のことをずっと好きなんだな、と気づいて、好きの理由が腑に落ちた。
★申真衣さん
GENDA代表取締役社長で元VERYモデルの申真衣さん。知的さと美しさ、時折垣間見える肩の力の抜けたお茶目さにいつのまにとりこになっていた…!ご自身のインスタグラムで、定期的に読んだ本リストを公開されていて、選書のセンスも素敵。東京大学経済学部からのゴールドマンサックス、現在、急成長中エンタメ企業の代表取締役社長、兼モデル、姉も妹も医師…という超ハイパー高スペックで、足元にも及ばないけれど、美しさと知的さのバランスが、憧れの人。カラーで行くと、すっきりとしたホワイトクリアブルー、というイメージ。
★榮倉奈々さん
かつて雑誌・セブンティーン読者の私にはドンピシャの世代なのだけれど、特に素敵だなと思い始めたのは最近。ご自身のブランドを展開し始めて、モデル・俳優としての職以外にもビジネス面で挑戦しようとしている姿が素敵にうつった。そして、昔から変わらない、ヘルシーさと、無駄のない美しい身体も憧れの理由。色に例えると、ゴールド、ブラウンのように、ゴージャスだけれど地に足がついている感じ、まとう雰囲気が憧れる。し、私もそうでありたい。
ざっと、書き出してみると、前半は「言語化能力」への憧れ。後半お二人は、「美しさと知性のバランス」への憧れと大別できた。
4.好きな映画は?
この質問は実は答えるのが難しい…。物心ついた時から、我が家はわりと映画を見る家庭で、近所のTSUTAYAに家族で行って、大量のビデオ(時代!)を借りて夜な夜な見ていた。私はもっぱら、ホラー、サスペンス、アニメ専門で、自分自身を形作った、影響を受けた、みたいな映画がなかなか思い浮かばず…。この質問は保留とさせてもらいます。
5.好きなものリスト
好きなものリスト。これは考えるだけでワクワクするやつ。
読書、本屋、図書館、平積みされた本、雑誌、健康に良さそうで清潔な食事、ヨガウェアでも美しいヘルシーな体、息子の寝顔、家族の時間、自然の中で過ごす時間、銭湯の夜、砂浜遊び、朝から夜まで自由なお休み、シェアラウンジでの時間、古着屋巡り、自己啓発本、ミステリー、エッセイ、料理本、育児本、友人とのカフェタイム、ヨガの時間、ほぐされる時間
…ここまで書いてきて、本業の仕事のことが何も書かれていないことに気が付いた…!今の私の仕事に「好きなもの」は含まれていないのかなぁ…。ということで、次の質問に答えてようと思う。
6.嫌いな仕事は?根源は?
7.好きな仕事は?根源は?
と思ったのだけれど、すでに5500文字超!ここまで読んでくださった方、希少すぎる…。でもさすがに、これ以上長いと、疲れてしまうよな、ということで、前編・後編に分けることにしました。
後編では、「嫌いな仕事・好きな仕事」に始まり、以下の質問に答えていくつもりです。
8.過去の嫌い、苦手、不得意は?
9.問いから考える
Q1.もし神様が3つ願いを叶てくれるとしたら
Q2.心の底からやりたいことは
Q3.人には言えないけれど、私がひそかにやりたいことは
Q4.もし1か月休暇がとれるなら何がしたい?
Q5.学びたいこと、身に着けたいスキルは?
10.究極の未来を想像してみる
11.理想の3年後を想像してみる
Q1.どんな人生を送っている?
Q2.どんな仕事、働き方をしている?
Q3.一番やりがいを感じていることは
Q4.どんなディープドライバーが生かされている
Q5.周りからどんな評価を得ている?
Q6.どこに住んでいる?
Q7.人間関係はどんな状態?
Q8.休日は何を過ごしている?
Q9.一番楽しいことはなに?
Q10.あなたがこの3年間で一番うれしかったことは?
12.最高の1年を理想の3年後の逆算思考で考える
ワードや単語の抜き出しから、いよいよストーリーの精査に入っていく感じ。子供を持ち、さらに二人目、三人目なんて可能性があると、1年先の未来も描きづらくなってくる。第一子の不妊治療時代からカウントすると、その状態でもう5年も過ごしたかな。1年先の未来が描けない日々が生み出したのは、「ほんとうにやりたいことがわからない自分」。そこを抜け出すためのPJ第1冊目、後編もよければ、ご覧ください。