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星は海へと降り落ちて

月の浜辺に迷い出て
流木の影は濃く
海に小さく突き出した
街は蒼き静寂の中
それぞれの朝を待っている

悠久の時を渡り行く
あの船には今はもう
届かないだろうランタンの
灯りを手にした娘はしばし
終わったばかりの恋を唄う

「好きだったのにな」と呟けば
これは恋でもなかったと
娘は哀しく微笑んで
想いを込めたランタンを
海の果てへと流すのか


娘の流した涙の分の
星は海へと降り落ちて
深き場所へと積もるだろう
やがて月が沈むころ
ゆっくりゆっくり朝は来る

いじくりすぎてわけわからんなった( ̄▽ ̄;)


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