TXW100 '24 春 リザルト
去る2024年5月18-19日で開催された東京エクストリームウォーク100(以下、TXW100)に参加、無事完歩してきました!
同じく同大会に参加されましたウォーカーの皆様、運営の皆様、ボランティアの皆様、お疲れさまでした!
今回はそのTXW100を振り返ってみようと思います。
全コース概要
コース全長:102.10km
全チェックポイント数:5か所
全チェックポイント間コース長
第1ピリオド:24.02km
第2ピリオド:11.1km
第3ピリオド:21.32km
第4ピリオド:13.78km
第5ピリオド:18.45km
最終ピリオド:12.08km
全ピリオド 振り返り
第1ピリオド
距離24.02km タイム4:13:45 平均ペース10:33/km
小田原城址公園をスタート、第1チェックポイントまでは国道1号線を東へ進むルート。歩道のアップダウンが激しいものの、まだスタートしたばかりなのでさほど脚には影響はありませんでした。
ペースはまわりの方につられてしまい、若干オーバーペース。ただこの時は「このペースでもいけそう!」と思いそのペースを維持していましたが、その甘い考えで後々痛い思いをすることになります・・・。
第1チェックポイント「しおかぜ広場」では平塚カレーパンをいただきました。地元がもともと神奈川なんですが、「平塚ってカレーパンが有名なの?」なんて思いながら美味しくいただきました。そしてペットボトルの水はその場では飲まずソフトフラスクへ補充。
第2ピリオド
距離11.10km タイム2:09:14 平均ペース11:38/km
湘南大橋を渡りすぐの脇道から、このピリオドの見どころ?山場?のサザンビーチちがさきに沿ってはしる海岸遊歩道を第2チェックポイントまで歩くことになります。
もちろん見渡す限り海を見渡すことのできる壮大な海を見ながら歩くことができるので素敵なコースなんですけど、この日ウォーカーさんたちの記憶に刻まれたのは脚の動きを奪う砂の存在だったでしょう。運営の方からも注意事項として砂のことに触れていました。
自分が想像したものよりだいぶ多くの砂が道を覆いつくしていました。一歩一歩がだいぶ重く、そして靴の中に入り込んでくる砂の影響で脚の不快感が半端なかったです。
また、この砂の影響で道幅もひとひとり歩くぐらいの幅しかなく、行き違いや追い越しが困難でだいぶペースが落ちてしまいました。でもこれもウルトラウォークの醍醐味でしょう! 次回同じコースを歩くことになるのなら、ゲイターなどの砂対策が必要ですね。
第2チェックポイント「水の広場」はビギナークラスの方のゴールも兼ねていて、DJブースもありだいぶ賑わっていました。ゴールを向かえたビギナークラスの方たちを横目に、これから迎える暗闇対策のためにライトやら反射板を装備。
第1チェックポイントから第2チェックポイントまでの道中、砂地によるダメージが脚にだいぶ蓄積されていました。じっくりマッサージをし、汚れたテーピング巻き直します。
チェックポイントでの飲み物の供給は紙パックによるジュースしかなかった?ので、チェックポイント内にある自販機でミネラルウォーターのペットボトル500mlを2本補充し、もう1本ファンタを一気飲み。
第3ピリオド
距離21.32km タイム4:16:48 平均ペース12:03/km
ここから海岸線のコースとはサヨナラをし内陸への進んでいきます。藤沢から横浜までの道中は今コース一番の高低差があり、いかにこの坂を攻略するのかが重要になってくるピリオドになってます。
途中で日が落ち総距離も40kmを超えてくるので、暗闇の寂しさと脚へのダメージによってペースが落ちてくる方がちらほら。
そして、その波は自分にも。前半のオーバーペースが原因で50kmに満たない距離で恐れていた強剛拇趾が発症。ただ、本当の恐怖はこの後に訪れることはこの時は想像もしていませんでした。
強剛拇趾のせいで上手くつま先が使えないせいでペースが上がらず、また痛みをだましだまし進みこともあって平均ペースが12:00/km台まで落ち込んでしまいました。
第3チェックポイントに到着した頃にはだいぶ気温を下がってきて上着を装備しました。そしてここで緊急事態発生。両足のかかとに3つの肉刺が。
ここのチェックポイントは関門時間が22:00に設定されていて、この時間設定はエキスパートクラスの方たちにとってはだいぶギリギリな時間設定だったと思います。もちろん自分ももれずにそのうちのひとりなんですけど。自分は残り時間30分ちょっとで間に合いました。
第4ピリオド
距離13.78km タイム14:47:32 平均ペース13:09/km
ここからは横浜内陸から海側、みなとみらいへ進むルートになります。高低差は少なくだいぶ歩きやすいピリオドでした。
そしてこのピリオドの目玉は、なんといってもみなとみらいに広がる綺麗な夜景。まさか徒歩でみなとみらいを訪れるとは思ってもいませんでした。
総距離も50kmも超え、道端に座り込んでいる方、またリタイアされたのかバス停でバスの時刻を確認している方を多く見受けられました。
自分の脚事情もだいぶ悪く、先ほどの強剛拇趾以外に今まで経験したことのない痛みが発生。おそらくさきほど第3チェックポイントで見つけたかかとの肉刺が原因でしょう。
さすがに耐えられる痛みではなく、道端に座り込んでしまいました。ザックからエイドバックを出し肉刺をつぶす作業を。つぶした痕は絆創膏を貼りテーピングで補強。Instagramのストーリーで思わず弱音を吐いてしまう。
信号待ちついでに痛みを誤魔化すためにスマホを覗く。Instagramの自分のストーリーに寄せられた数多くの「いいね」。ただの自分の弱音、そしてこんな夜遅くのストーリーなのに沢山の皆さまからのハートの数に涙出てきました。
そんな心折れそうな状況で目に飛び込んできたのがみなとみらいの、息をのむような綺麗な夜景。「こんなに夜景、綺麗だっけ?」と思うほど。ウルトラウォーク補正がかかっていたようです。疲れ、痛みが吹き飛びました。
第4チェックポイントではじっくり脚のメンテナンスを。そして、世界一美味しいんじゃないか!?と思えるほどのメロンパンと紙コップ一杯のコーラを頂きました。
第5ピリオド
距離 18.45km タイム 3:54:03 平均ペース 12:41/km
ゴールも近づいてきたこともあり、ここにきて目標タイムのことが頭にちらついてきました。逆算してみるとだいぶギリギリペースだというのが分かり、できる限りペースを上げてみる。
コンビニの前を通る旅にウォーカーさんが座り込んでいました。自分も座り込みたい。。。、そんな気持ちをぶんぶん!と頭からふるい落とし先を急ぎます。
そんなペースを上げたせいなのか、ここにきて脚攣りが。しかも両足。攣りはロードバイクの時も経験していたので対処は万全、攣ったからといって痛いわけではない、歩けないわけではない。これですw
最終ピリオドは時間がないということで、最終チェックポイントでは頂いたゼリーとビスコをポッケに詰め込み歩き出します。
最終ピリオド
距離 12.25km タイム 2:30:00 平均ペース 12:25/km
ここまでくると脚の痛みはどうしようとか、そんなことを考えることはなくなり、ただただ時間内にゴールすること、目標タイム内にゴールすることだけを考えてました。
ゴール間近になってくると、すでにゴールをされたウォーカーさんたちがすれ違いざまに声援をかけてくださりました。そのひとつひとつの声援が大変力になりました。本当にありがたいし、ウォーカーさんは優しい人ばかりだ、ということを再確認。
そして、ついにゴール!
ゴール時間はというと。
目標タイムを上回る「21:47:33」!
平均ペースは12:48/kmでした。
総括
まずは、Instagramのストーリーにリアクションしてくださった皆さま、応援メッセージを送ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。その時は余裕がなく返事など返せなくて本当に申し訳ない気持ちでいました。
ゴール後に皆さまから送られてきたメッセージやリアクションに返事をさせていただいたのですが、取り急ぎ返させていただいたので取りこぼしがあるかもしれません。またじっくり返させていただきます。
今回、初めてリタイアを考えたのですが、そんな中リタイアを思い止めさせてくれたのは皆さまからのリアクション、メッセージでした。本当にありがとうございました。
そして、
前半のオーバーペースを強く反省。まわりにつられてペースが上下してしまうのは自分の悪い癖だというのは分かっていたくせに、今回はまたそれが出てしまいました。次回こそは直したいと思いました。
今回設定していた目標タイムを上回ることができたので、次回はまたタイムを更新できるように頑張ってトレーニングしていきたいと思います。
装備アイテムに関してはいくつか検討の余地あり!と思ったことがありました。それに関してはまた別に報告したいと思います。
それでは最後に。
今回ご参加のウォーカーの皆さま、お疲れさまでした。
また秋の大会でお会いしましょう!
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