進んだり、止まったり、そしてまた進んだり。
"自分のキッチン雑貨ブランドを立ち上げたい。"
そう思い続けていた私はここ最近ずっと 1人、奔放していた。
というか悩んでいた。
心の中にある想いと、自分が持っているスキルがまるで合っていない。
「こんなものあったらいいな。」
「あんなのあったら、キッチンに立つのが楽しみになるよな…」
「こんな色であんな形で…」
嬉しいことなのか、悲しいことなのか 頭の中でアイデアは湯水のように溢れていた。
溢れているだけで、形にできていなかった。
「このままじゃ、何もしないまま時間だけが過ぎてしまう…どうにか1つは夏までに作りたい。」
でも、目の前にあるのは無数の疑問たち。
デジタルでデザインを作るには?
パターンデザインを作るには?
プロダクトデザインを作るには?
プロダクト生産の流れって?
業者の見つけ方って?
そんな疑問をぶつけられる人が身の回りにいるわけもなく、あるのはGoogleのみ。
「デザイン 製作 やり方」「大量生産 業者 見つけ方」
そんな言葉を検索しては、1つひとつの疑問を潰していった。
もちろん、パターンデザインがすぐに習得できるわけでもなければ、
すぐに生産がお願いできる業者が見つかるわけでもない。
自分でデザインをしてみては、消して、また描いてを繰り返した。
生産をお願いできる業者が見つかった！と思っても、彼らもやはりビジネス。
どう考えても妥当でない金額で見積もりが送られてくることも沢山あった。
でも、諦めなければ必ず道は開けるもの。
やっと自分が納得のいくデザインができた頃、心が通じると感じることができる業者さんと出会うことができたのだった。
「この人なら信頼できる。」
直感でそう思うことができたのは、多分彼女の言葉1つひとつから思いやりを感じることができたからだろう。
初めてのサンプルが完成
やっとの思いで形になった初めてのプロダクト、ミールプランナー。
"平日の家事が少し楽になれば、機嫌良く日々を過ごせる。"
そう思うのは私だけではないだろう。
仕事に家事、育児がある人もいれば、介護がある人もいる。
私たちの毎日は私たちが思っている以上に忙しく、それは知らない間に私たちの心をすり減らせている。
誰も機嫌が悪くなりたくて、なる人はいないんだ。
でも、仕事に忙殺されたり、自分以外の誰かを支えないといけないことが多すぎると、どうしても心は疲れてしまう。
でも、そんな時でも毎日の家事にまったは効かない。
"今日のごはん何にしよう…"
そう考えるだけで憂鬱になってしまう人もいると思う。
実際、私も疲れている日に、何を作るか決めていないと本当に料理をすることが嫌になる。
「どうやったら機嫌よく居られるだろう？」
小さい頃から家族や友達の中でも特に感情の起伏が激しかった私はいつもこんなことを考えていた。
そしてそんな私が大人になって出した結論は
「焦らないように、準備をする」
ということだった。
やりたいことがいっぱい！なのに忙しくてできない..イライラ😾
だったら、やりたいことが出来るように時間を作る工夫をしてみる！
疲れているのに、やらないといけないことがいっぱい!!もうヤダ😩
だったら、やらないといけないことが極力少なくなるように元気な時に準備しちゃう！
そうやって、"自分の機嫌が悪くなるポイント"を潰していくことが私にとって、自分が機嫌よくいられることに繋がったのでした。
そして、日曜の朝 淹れたてのコーヒーの香りに包まれて
自分の好きな音楽と、レシピノートやレシピ本を見ながら
このノートに食べたいものや作りたい物を書き込む時間が
私にとって、1週間で散らかった頭の中を整理することができる
癒しの時間になっているのでしたとさ。