あまりにも生活力がなさすぎて夫がいないと生きていけないんだが
普段ならば、体が「スッキリ」と言うまで(約9時間)寝ている私が、昨日は日曜だというのにいそいそと5時に起き出した。
実に半年ぶりとなる「手帳会」朝活が開催されることになったからだ。
「手帳会」の朝活では、気心の知れたメンバーと、都心にあるお店でモーニングを食べつつ、手帳を見て見てしつつ、シール交換や、お気に入りの文房具をオススメしあう。時間が秒で溶ける夢の催しである。
カバンに手帳と筆箱とシールを詰め込んで、お洒落して、静かな街を1人で歩く……そして街が動き出した頃合いに解散する……!
わくわくわくわくわくわく
特性上時間の見通しを立てるのが苦手なので、前日に早めの時間に着く電車を調べ、何分の電車に乗ればいいかを調べ、スクショを何枚も撮る。早朝なので、1本のミスが命取りだ。
アラームをかけた上で、ちゃんとかかっているかも再度確認し、よし!おやすみなさい!
と、したはずなのに、アラームが鳴らないまま、起きる予定の時刻を迎える私。
いや、まじでなぜなの……
珍しくめちゃくちゃ変な夢を見て夢見が最悪だったせいか、自然と起きたい時間に目が覚めた自分を褒め称えた。ありがとう本能。
子どもたちを起こさないようにソッと体を起こす。
そこで、まだ薄暗い5時だというのに、リビングから物音がすることに気づいた。
まさか……
起き出すと、すでに夫が洗濯機を回し、リビングにクイックルワイパーをかけていた。
ウワーッ!こ、これが、「朝活」なんて名前をつけなくてもちゃんと「朝から活動している人」……
私が夜早々に眠り、たっぷり9時間眠っているあいだにも、こうしてこっそり(?)夫は家事や仕事をしている(という場合が多い)
さすが、ごはんも作るし、洗濯もするし、掃除もするし、子どもたちの世話もするし、私が出勤の時は1人で保育園送りまで全ての工程を1人でこなしている男……
私は洗濯が大の苦手、ゴミ捨ても忘れ去る(各所からゴミを集めてくる作業もできない)、エアコンやら空気清浄機みたいなものたちの管理も苦手、振込や郵送などの細かい作業も苦手、
いや、苦手というか、性格や特性上の得意不得意的な部分もあるし、「やってこなかったからよくわからん〜」というまま、夫にそのまま受け渡されたみたいなものもある。
なにしろ私は結婚して実家を出るまで、風呂掃除もトイレ掃除もしたことがなかったのだ(今はしてるよ)
圧倒的に生活力がない。
縁起でもないけど、今急に夫が死んだら本当に「色んな意味で」生活していけない自信がある。
なんかもうとにかく全部ググるところから始まる気がする。そうして、ヒットしたまとめサイトを上から順に回ることになるだろう。
「朝活に行って手帳活動してくる」と、早朝から家事をしている夫に言うことに申し訳なさと気恥ずかしさみたいなものを覚えつつ
まぁ、それはそれ、これはこれですかね。ということにして。
とにかく、「ありがとう」と伝える。
私の手帳の家事ルーティンには、夫が苦手な「片付け」のチェックボックスが「キッチン」「リビング」「洗濯物」…と並ぶ。あとは、日々の細々した掃除や、整理整頓も私の領分。
私は私のできることをやっていこう。
私は彼がめちゃくちゃに苦手なことを(なるべく文句を言わずに大人しく)引き受けて、この恩に報いよう…と密やかに誓うのであった。