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かまいたちにあう

富士市民はマラソンや、ランニングが好きな人が多い
河川敷や、堤防の上を走っている
田子浦地区の鮫島では、私が小学生の頃、毎週2日地域の大人と朝ランがあったりする。
そのおかげなのか
小学校に入った私は、マラソン大会で、学年の10位以内には毎年入っていました。
小学校4年生の朝ランの時です。
アスファルトが綺麗に敷かれたばかりの新しい堤防を走っていると、何につまづいたわけでもないのに、勢いよく転んでしまいました。
手をついたのですが、膝を擦って
大きな擦り傷ができました。
右足の擦り傷が痛くて、「痛い!」
と、座り込んだまま、右足の膝を見ていたら
周りにいた大人や友達が
「すごい怪我!大変だ」
とか言い始めました。「え?」
と右膝を見ながら言うと
「左 左!」と、みんなが言うのです。
左膝の擦り傷は、右より小さい擦り傷でした。
しかし、左膝の上に、大きな傷が!何かの刃物でスッパリと切られたような10センチくらいの切り傷がありました。
痛くもなんともないので、気がついていませんでした。血も出ていません。
みんなが心配しますが、ちっとも痛くなくて、どちらかというと、膝の擦り傷の方が痛かったです。
そういうと、一緒に走っていたおじさんが
「かまいたちにやられたな」
と言いました。
3匹の妖怪で、1匹目が転ばして、2匹目が刃物で切って、3匹目が痛みと血を止める薬を塗るそうです。
病院で先生にかまいたちにやられました。と、報告して、12針塗ってもらいましたが、その時の麻酔の最初の針が一番痛かったです。
子どもの頃の思い出⑦でした。

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