結婚式の特別を日常にする #未来のためにできること
結婚式の「特別」を「日常」にすること。
それが私の、未来のためにできることです。
私は関東の結婚式場でウエディングプランナーをしています。
大学生の頃から式場でアルバイトをしていたので、結婚式との関わりは15年以上です。
「どんな結婚式にするのか」だけでなく「どんな想いを誰に伝えるのか」
想いをカタチにして大切な人へ届けられるよう、新郎新婦と何度も打合せをしながら三人四脚で当日を迎えます。
結婚式後も、記念日に式場に遊びに来られたりお子さまの誕生をご報告いただいたりと、ご家族との繋がりを感じられるのもこの仕事が好きな理由のひとつです。
結婚式後にご夫婦にお会いすると「人生で一番幸せな日になった」と言っていただけることがあります。とても嬉しいお言葉なのですが、その度に思うのです。
結婚式が「人生で一番幸せな日」でいいのでしょうか。
最近だと結婚式をしないカップルも、結婚をしない選択をする人もいます。
「人生で一番幸せな日」が本当なら。
誰もがそれを日常で感じられる世の中になったら、世界はもっと明るくなると思うのです。
結婚式が特別な記憶になる理由を一言で言うなら「感動するから」。
心理学では、感動体験には幸福感を促進し、他者との繋がりを強化し、新しい目標への意欲を高める効果があると言われています。
そして強烈な記憶となり何度でも思い出されるので、結婚式に「人生で一番」なんて言葉が使われるのだと思います。
結婚式が感動する一番の理由は、普段は伝えない気持ちを伝え合えるからではないでしょうか。
花嫁の手紙は勿論、感動する瞬間のほとんどは大切な人と気持ちが伝わり合う瞬間です。
結婚式の準備は、人生を振り返り人間関係や自分の気持ちの棚卸しをする機会。
そこで深まった想いを、結婚式で大切な人に伝えることができる。
だから感動するのです。
結婚式にはイベントならではの高揚感があります。
それを日常で感じ続けるのは難しいけれど、人生を振り返り人間関係や自分の気持ちの棚卸しをすること、大切な人に想いを伝えることは、いつでも誰でもできます。
ブライダル業界の中に収まっているのではなく、それを世の中に伝えていくことが私が未来のためにできること。
結婚式で味わえる特別を、誰もが日常で味わえる世の中になりますように。