今日は2/16。2/16は西行忌。でも、それは今日じゃない。
「一体、なにが言いたいの?」
そう思ったかたが多いかもしれませんね。
変に混乱させてしまったとしたら申し訳ありません。
先ほど、ふとリビングにかけている歳時記カレンダーを眺めていて気がつきました。
今日、二月十六日が西行忌であることに。
〇〇忌というのは、その人の命日のことです。
「noteの話題はこれにしてみよう」と西行についてネット検索してみたところ「え? これって」と思わず目がある一文だけに釘付けになってしまいました。
「西行が亡くなった二月十六日を新暦に直すと」という文です。
新暦に直すと三月下旬頃です。
はたと思いました。
西行が「命日を忘れずに偲んでくれるなんて嬉しいことだな」と思うのは、はたして、今、生きている私たちが目にしている私たちの暦でいう二月十六日のほうなのだろうか? それとも、旧暦二月十六日?
しばしカレンダーとにらめっこしていたのですが答えが出ず。
そこで、ふと自分に置き換えて考えてみることにしました。命日ではイメージしづらいので、私が大好きな自分の誕生日に置き換えて。
私の誕生日は六月二十九日です。
「629」という並びを見かけると、なんでもかんでも嬉しくなります。
デジタル時計の6:29を見た時、自分が担当する製品の個数カウントがちょうど629で終わった時、レジでの支払額がちょうど629円と表示された時、などなど。
それほどまで自分の誕生日「629」に愛着のある私の身が、たとえば。
「今日、6/28からニュー新暦が採用されます。今日は6/1です。みなさま、お間違えになりませんように」という世界に置かれたとする。
さて、私の誕生日はどうなる?
明日? それとも、ニュースで聞かされた通りほぼ一カ月後?
私は……。
私は、「新暦6/29」を私の誕生日と思うと思う。
だから翌日の「新暦6/29」に自分で自分を祝うと思う。ニュー新暦では何日になるのか知らんけれども。
来年のカレンダーには、ニュー新暦の暦が大きく書かれ、旧暦の日付と、新暦の日付との二段重ねの小さい表示があることになります。
私は毎年、小さいほうの一つ、新暦の日付の6/29を自分の誕生日として祝っていきたい。ニュー新暦の大きな6/29を見ても、なんだかゾワゾワして受け入れられない。
きっと西行も……。
だから。
私、旧暦を大切に考えるようにシフトチェンジしていこうと思います。
あ、ちなみに……。
15日、亡くなった主人の月命日なのですが、いつも私一人でお墓参りに行っています。昨日もそうだったのですが、夜ね。
長女が、仕事帰りに四個入りのカステラケーキを買ってきてくれました。そうしてそっと仏壇に置いたんです。
嬉しかったな。
――忘れない。
これが一番の使者に対するお弔いの姿なんだろうと思う。
今のこの気持ちをまずは私が持ち続けるように。
そして、子どもたちも持ち続けてくれるように。
彼の第二の生を支え応援する私でいようと思います。
それではまた。
皆さまの身体も心も、穏やかで温かなもので包まれる一日でありますように。
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