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【読書記録】0〜6歳 脳を育む親子の「会話」レシピ
高山静子 著者
▶︎この本について
この本の著者は、親子の会話が子どもの脳の発達に影響することを示した「3000万語の格差」という本の日本語版解説者であり、子育て支援の現場で多くの親子と関わった方です。
子どもの年齢、発達のステージ別に、子どもを伸ばす親子の会話の仕方について、わかりやすくまとめられています。
印象に残ったワード❶ 無料で最も効果的な早期教育…それは親子の会話
子どもは、自分の周りが信頼できるものだと安心することで様々な学習がスタートします。子どもが新しい能力を獲得するためには、人生の最初に人との信頼関係を築き、周囲の環境を信頼するようになることが欠かせません。子どもが人と環境を信頼する効果的な方法には、親、または親の代わりになる人との会話があります。
SNSで様々な情報や幼児教育の種類を目の当たりにして、これから生まれてくる子どものために「わたしもすぐに何かはじめた方がいいのかな」と焦ったり「お金もかかるし無駄になったら嫌だな」と悩んだりしています꜆꜄꜆
そんな私にとって無料で最も効果的な早期教育……それは親子の会話の文は、スッと気持ちを軽くしてくれました。
周りと比べたりしないで、目の前の子どもと正面から向き合って信頼関係を築くこと、それが子どもが安心して様々なことにチャレンジできる最初の一歩だと思いました。
印象に残ったワード❷目を合わせてあやすことが学びの原点
赤ちゃんは、おサルさんのようにただ黙って抱っこしてもらうだけでは人間にはなれません。目を見つめて話しかけられる、くすぐってもらう、抱きしめられるなど、言葉と肌を通した周囲の人のあたたかい関わりによって人への信頼を獲得していきます。そして、この赤ちゃんの時期に1人の大人としっかり信頼関係をつくることが、これから出会うさまざまな人との関係をつくる土台となるのです。
目を見てあやす、抱きしめる、などの行為が「人への信頼を育てること」「注意を向ける力を育てること」につながり、様々な学習に生きてくることを知りました。何気ない育児の行為一つ一つも赤ちゃんにとって大きな意味のあることなんだなと思うと大切にしたい。赤ちゃんにとって人生最初の人間として信頼されるぞ〜!と気合いが入りました。
印象に残ったワード❸感情や考えを表出する言葉
幼児期にとくに大切にしたいのは、ネガティブな感情の表現です。大人は、子どもが「でも」「だって」「~したくない」と言うことを嫌がりますが、自分の気持ちや限界を言葉で示すことは、これからの人生を生きていく上でとても大切なスキルです。また、子どもは、自分のネガティブな感情、たとえば「くやしい」「うらやましい」「いやな気持ちになった」等の言葉をもつことで、むかつくから人をたたく、物を投げるといった行動から卒業することができます。
自分の気持ちや考えが相手に上手く伝わらないと、もどかしく感じることは大人でもあるよなと共感。それがネガティブなことなら尚更イライラしてしまうよね꜆꜄꜆
イヤイヤ期の子をイメージすると、感情のまま大泣きしたり、物にあたってしまったりする子どもを思い浮かべるけど、その行動の根本には、自我はあるものの上手く表現出来ず伝わらないもどかしさがあるからなんだと思うと納得。
ポジティブな感情もたくさん知ってほしい!でも、世の中楽しいことばかりではないからこそ、嫌なことがあったときどうしたらいいのか…自分の気持ちや、考え表す言葉を知って表現できるようになることは、気持ちの整理をしたり、周りに伝えて理解し合う上で大切なことなんだなと感じました。
▶︎さいごに
前半には、親子の会話が子どもの発達にどう影響するのか、後半の第3章では「発達のステージ別親子の会話レシピ50」と、発達に合わせた関わり方がより具体的に書かれていて、活用しやすくまとまっていて良いなと感じました。産後バタバタでも、子どもの発達にそってページを開けばパッと確認できそう!
本の“会話レシピ”っていう題名も、親しみやすくて響きも良くて好きだな。
はじめての育児で未知の世界にドキドキだけど、少しでも子どもとの時間が素敵なものになるようにしていきたい⭐︎ ̖́-
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます◡̈