『大星雲行ほしのすな号』の話
初めまして、微円と申します。ボカロPをしています。
#いいね1つにつきカゼヒキβくんを撫でるしそれとは無関係にカゼヒキβくんは撫でるし今年作った曲について語るを完遂すべくこのnoteを書いています。
このノートでは楽曲制作の際参考にさせていただいた、いわゆるリファレンス解説に絞って色々書いていきます。
絞りません。すごい雑多に書きます。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑の素晴らしいイラストは動画内でも使用させていただいた有酸性ペドロ様の作品
↓ここから
プレイリストです。
作詞作曲映像インスピレーションを影響を受けただけ等問わず少しでも掠っていたら入れています。中を覗いてもらえれば分かる通り、ディストピア・ポストアポカリプスマシマシだと思います。後はセカイ系とか。。世界が崩壊したり、君と僕だったりという誰もが一度は通る道を踏みしめながら曲を作りました。厨二病はこの曲のテーマの一つだと思います。僕がそうだからです。
一つ一つ見ていきましょう
1.Mili - world.execute(me);
イントロのベースとピアノはここから。
初見で完全に打ちのめされてしまって、逆に曲作るか!!!!!!!!!!!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおとなっていました。ちょっとやばすぎるもんね。
世界観にも非常に影響を受けています。
2.wowaka 『ローリンガール』feat. 初音ミク
イントロのピアノpart2
当時はまだDTMのDの字も分からなかったので、かなり感覚に頼った作曲をしていました(今も分からないし、今も感覚に頼っている)。音圧がなんか足りないな~~~~~そうだ、ギターを足そう。のリファレンスにもなっているのではないか無意識のうちに。
3.熱異常 / いよわ feat.足立レイ
死。もうダメだ
僕はもう曲を書かなくていいんじゃないかな。
ラスサビに鳴っている鐘(埋もれて聴こえない)はこの曲から。
あとキックのリズムを暴れさせようとなったのもこの曲からだったと思います。
世界観に影響を受けています。当たり前。
いよわさんを知ってから自分の中の「聴いてもらえる音(音楽)」の認識が完全に変わったと思います。かなり思考に幅が生まれたというか。
4.桃源郷へ行こう - 足立レイ
本当にありがとう
世界観の根幹。レイとハカセ二人の視点で物語を描く構図にしたのは僕がこの曲に勝手にそういう物語性を感じていたからです。ヲタクの妄想です。8bit的な音を使おうと思ったのはこの曲からで、MVに色ずれを使用したのもこの曲の影響です。大星雲行ほしのすな号は9割9分ヲタクの妄想で出来ています。僕なりの桃源郷へ行こうをしようとした結果なのです。
5.イワシがつちからはえてくるんだ
ちょっと終末感がある気がします
「あってもワタシは……」(1:46~)のちょっとのメロディーを「だれかが ハサミで」の部分から持ってきています。
なぜこんな意味不明な事をしたのかは自分でも分かりません。
面白い。
6.オーバー! / いよわ feat.初音ミク・歌愛ユキ
後半のトランペットはこの曲から。
最初完全にノリで入れたトランペットでしたが、いい感じのフレーズがなぜか生成され、しかも不思議と曲の雰囲気を壊さずラスサビ前の展開に繋げてくれるというすんばらしい仕事までこなしてくれました。
自分の好きに従って良かったです。
7.ハチ - 砂の惑星 feat.初音ミク
一番最初に入っている「ワッ……」みたいな声ネタはこの曲から。
それだけです。本当です。
LRで鳴っているピロピロギターもそうかもしれないです。砂の惑星に関してはあまり説得力のあるリファレンスでは無いです。
DUNEが一応世界観の後押しをしてくれているのでしょうか、、
8.KAKU P-MODEL - Big Brother
ラスサビ前でボーカルを一オクターブ下げたり、「無慈悲な風……」(2:42~)でのメロディーの変化はこの曲から。
確かbig brotherのコメント欄で「3番のメロディーに変化をつけて絶望感を増している」みたいな意見を見かけてす……すげぇ……俺もやる!となったのが始まりだと思います。
歌詞が一番と二番で対比構造をとって、メロディーもそれに順応して変化するということをやろうとしました。上手くいっていると思います。多分。
9.やくしまるえつこメトロオーケストラ 「ノルニル」
そもそも作品がめちゃめちゃ好き。
ですから、これは曲単体というよりは輪るピングドラムという作品全体に影響を受けていると言った方が正しいです。
例えばタイトルの「大星雲行ほしのすな号」、要は銀河鉄道なんですね。宇宙を運行する列車、そして電車が運命を握るみたいな感じで歌詞のかなり元ネタになっています。
曲単体の話をするならストリングスとかはそうかもしれません。
ノルニルに影響されているのは間違いないと思います。
10.貴方だけが、幸せでありますように。/アメリカ民謡研究会
世界観とサビの歌詞の出し方はこの曲から。
同時に人生で初めて聴いたポエトリーリーディングでもあるので、これはボカコレの伏線になっています。
アメ民さんは いいぞ
一つ一つ見ていきました
振り返ってみると、当時の自分は編曲というか楽器選びから苦戦していた記憶があり、またミックス・マスタリングという概念も知らなかったため、かなりゴリ押しで作曲していたことが分かります。ですからリファレンスの使い方も作曲のインスピレーションを得た、良くてフレーズを少しコピーした程度に留まっていました。今もそれに毛が生えた程度ですが、自分の表現したい事に対してアプローチの方法は格段に増えて、どんどん近づきやすくなっているような気がします。成長。
無双
ここまで読んでくださり誠にありがとうございます。noteを書きたい欲がめためたにあったので達成できて嬉しいです。また折を見て色々書いていきたいですね。
最後に、皆さんにこの曲をプレゼントして終わろうと思います。
よいお年を。