辞典ハウスとひらがなベッドをつくりました
この記事は2022年4月22日に旧サイトに掲載したものです。
こんにちは,羽菜こんこです。
段ボールでねこのためのベッドとハウスをつくりました。
「ぬ」がキている
今回作ったのは中に入ることのできるビッグ辞典と、
ひらがなの「ぬ」の中で眠ることができるベッドです。
「ぬ」は私の中で最近かなりキているひらがなです。
全体的に丸みがあること、スペースの使用率の高さ、
独立した線がいないこと、発音の何とも言えぬゆるさ。
そして、猫が寝やすそうな形。
できるなら私も「ぬ」の中で寝たいです。
では、今回もつくりかたを簡単にご紹介します。
ビッグ辞典の作り方
猫が飛び乗ってくるような
ハードな環境で生き抜くことを強いられるものの場合、
段ボールは切り貼りするのではなく可能な限り1枚板から加工します。
切り貼りをすると大体そこから崩壊していきます。
そのため、今回は
・辞典のカバー部分(裏表紙~背~表紙)を切り貼りなしの1枚で
・辞典の中身(ハウスになる部分)を1箱で
作ることとしました。
段ボールは重ねて強度を高めるのがポイントです。
今回もカバー部分は3枚重ねでつくりました。
その際、全面を貼り合わせるのではなく表紙部分を1枚残しておくと
捲れるページができます。
分厚いカバー部分が用意出来たら,
裏表紙:背:表紙
に分けて折り目を付けます。
次に,辞典の中身部分をつくります。
カバーの背の部分に厚みを合わせてカット。
最後に,カバー部分と中身部分・中身側面と背の部分を
ボンドで貼り合わせれば完成です。
「ぬ」のベッドの作り方
ひらがなベッドの作り方はシンプルです。
ひらがなを必要な厚さの分量産し、積み重ねていきます。
全て積み重ねて貼り合わせてしまってから中をくり抜くのではなく、
1枚ずつ中をくり抜いて貼り合わせていくと
寝心地のいい傾斜に調整がしやすいです。
また、ベッドを作る上で一番のポイントは
「厚みのある段ボールを使うこと」
です。ペタンコの段ボールだと厚みを出すのが大変ですし、
猫の好きな「爪の研ぎ心地」にも影響します。
ねこのところへ持っていく
それでは,いざねこのところへ持っていきます。
辞典なんか特に,こうして外に出ることは少ないので心なしか
瞳が輝いて見えますね。
ふたり寄り添って「どきどきする~~」と言っています。
「ぬ」とねことの出会い
まずは「ぬ」から行ってみます。
みんな~ぬだよ~~。
やっぱり「ぬ」の魅力は伝わるんでしょうか、すぐに群がってくれました。
ひとりでも入れますし,
ふたり仲良く入ることもできます。やはり「ぬ」を選んでよかったです。
既に「ぬ」の地形を利用した立ち回りをしている子もいました。
辞典とねことの出会い
では,辞典も行きましょう。
「ぬ」に比べるとみんな慎重に辞典の様子をうかがっているようです。
人間はそっとその場を離れることにしました。
すると……
だんだんと中に入れることを理解し,ねこたちが吸い込まれていきます。
中でどのようなことが行われているのか気になりますが,
そこは知らないままでいようと思います。
人間が生み出し育ててきた言葉が詰まっている辞典を
ねこたちはどのように使うのか,これからが楽しみです。
ことばの別の一面と出会えた
今回「ぬ」と辞典をつくり,普段使っていることばの
普段は知らない良さと出会えた気がします。
特にひらがなというのはその造形の面白さが奥深く,
ねこにとって寝心地の良い「ぬ」以外にも
気が付けていない魅力を持ったひらがながいると思うとわくわくします。
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