【Lisianthus リシアンサス】フリルが波打つ花。
梅雨から初夏にかけて旬を迎えるリシアンサス。くるくるとフリルのような花びらをつけ、一輪でも華やかな印象です。日持ちの良さも抜群で、安心して飾れるお花です。
【ほとんどの品種が日本で誕生!】
今や、お花屋さんで見かけないことはないくらいメジャーなリシアンサス!
このリシアンサスは、品種改良においては日本が世界をリードしています。
ほかの切花の新品種開発の舞台は主に海外が多いので、日本を代表する花のひとつと言ってもよいかもしれません。
リシアンサスが、日本に持ち込まれたのは1930年代。
当時は、紫色のみで一重咲きの小さな花を咲かせる品種でした。(これがキキョウの花にそっくりなのです。そのためトルコキキョウという名前が生まれたそう!)
1970年代以降、多彩な色や花形が楽しめるように、国内で品種改良が盛んになっていきます。現在出回っている品種のほとんどは日本産で、欧米などでも高い評価を得ているのだとか!八重咲き、大輪、小輪、クリーム色、そして緑や茶色、複色…。非常にバリエーション豊かな品種には、思わずうっとりしてしまいますね。
【名前の由来】
さて、このリシアンサス。別名トルコキキョウという名前があります。そのため、「トルコ共和国から生まれたお花?」「キキョウのお花の仲間?」と聞かれることがあるのですが…。実は、トルコもキキョウも無関係なのです!
原産地はアメリカのテキサス州!そして、リンドウ科の花です。
この紛らわしい名前はなぜついたのでしょうか?
所説ありますが、代表的なのは以下の理由。(言われてみればなんとなく…?と少しうなづいてしまったhana-kichiスタッフでした。)
①トルコキキョウ…開いた姿がトルコ人のターバンに似ている
②トルコキキョウ…花の形がキキョウに似ている
【リシアンサスのケア】
①下葉を中心に落とす
余分な葉を取り除くことで、水を花に行き届かせましょう。
②飾る丈を決めたら、茎を手で折る
断面がささくれて水を吸い上げやすくなります。
茎が太いものは、机のかどなどを使うと、思い通りの箇所で折ることが出来ます。
③花瓶の水は半分程度に
フレッシュフラワーフード(切花鮮度保持剤)を使うとより花のキレイさをキープできます。
〇POINT〇
花瓶などに生けた後は、堅くて小さなつぼみや開ききった花は摘み取るようにすると◎膨らみ始めたつぼみに栄養が行き渡り、花が咲き、長く楽しむことができますよ。ぜひお試しくださいね。
品種改良は日本が世界一!
お気に入りの一本をぜひ見つけてくださいね。
【和名】トルコ桔梗(トルコキキョウ)
【学名】 Eustoma
【科・属名】 リンドウ科・ユーストマ属
【英名】 Eustoma(ギリシャ語の「Eu - 良い」と「Stoma - 口」)
Texas Bluebell(テキサスの青いベル)
Tulip Gentian(ターバンの様なリンドウ)
【原産地】 アメリカのテキサス州
【開花期】 6月〜8月
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?