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[ゲーム]HAPPY GAME

Steam版しか販売されていないと思い込んでいたけど、
Switch版があったのでプレイ。

少年が寝ていると、なにやら怪しい影が迫り、

過去に失った大事な物の幻を見せる。

盗られたボール、

池に落としたぬいぐるみ、

行方不明になった犬…

少年は夢の中でそれらを追う道中で、

不気味で可愛くグロテスクな世界を体験していく。

ブランド初のホラーテイストなゲーム。

マシナリウム、ボタニキュラ、サモロストなどなど…なんだか可愛げのある世界で謎解き!
みたいなゲームが多いブランドだけども、

ホラーとはいえ今回も、
パズル的な謎解き要素がメイン。

他の作品と比べて難易度は高くなかった印象。


だいたいの場合、敵(?)をブチっと…グチャっとすればなんとかなる。

可愛いフリして不気味…いや、可愛くない!
不気味グロい世界観が見ていて新鮮。

ふとっちょのハートくんがカゴから降りるとギロチンが…!
あぶないぞ!血の匂いにカラスも寄ってくる…

悩むくらいなら攻略調べても良いから
世界観を楽しむ事に没頭してほしいゲーム。

1〜2時間くらい…もしかしたらもっと早く終わるかもしれないボリュームだけど、

大作RPGクリアしてやる事ない!とか、
なんかちょっとゲームしたい!みたいな時にオススメ。

パズル要素の難易度は高くないと言ったけども、
もっとパズル要素のボリュームが欲しいって人は、
同じブランドでMachinarium(マシナリウム)もオススメ。

Machinarium。ロボットがさらわれた仲間のロボットを助けに行くストーリー。

このゲームの開発元、
Amanita Designのゲームは好きでよくプレイする。

カード要素もあるPilgrimsとかもおもしろいけど、

一貫してどのゲームもどこか可愛げがあったり、
レトロな質感だったり、妙な暖かさがある気がする。

あと結構ひどい事を主人公がしても、

あらら、やっちゃった笑

くらいの印象で受け流せちゃうのも

ああ…Amanita Designっぽいな…

って感じ。


今回の、HAPPY GAMEはそんな過去作と比べると異色の作品。

…強いて言うならば、
ボタニキュラの終盤の空気はちょっと近いものがあるかも。

botanicula(ボタニキュラ)。植物みたいな5人の仲間たちが寄生虫から世界を守る!みたいなストーリー。



ブランド初のホラーゲーム、
いままでとは異色の作品!

…だけど…なんというか、

グチャっとグロいようなシーンでも、
オバケ〜みたいなホラーなシーンでも、

どことなーくいつもの暖かさの片鱗が感じられて、

あらら、大変だ、あらあら(笑)

みたいな感覚になった。

例えるならば、

小さい子が描いた人の絵がもしも、
体と腕が離れてたり、

人らしからぬ色で塗りつぶされてても、

あららー、こんなに絵描けるようになったのね。
塗ったりする事もおぼえたのね。

って感想を抱くのに近い感じ?

子供の絵が頭から腕が伸びてても、
やだ!グロい!うえええ…

とはあまり思わないのは、
創作意欲というか、努力が見え隠れするから
だと思う。

HAPPY GAMEは、

いつもと違って!ホラーテイストなゲーム!つくるぞ!オー!

って匂いをどことなく感じるから、
ホラー過ぎず、グロ過ぎない印象を
私は受けた。

とはいえ、私は別にホラーゲームもグロも
好きなわけでは無いので、
ゲームとしての感想は、

やってよかった、楽しかったぜ!

ホラーゲーム、グロいゲームは苦手!
って方の入門編にちょうどいい気がする。

気になった方はぜひ。

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