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アシュラシンドロームを語りたい

たまには推しの好きなところを語る文でも書きたいと思う。

アシュラシンドローム
北海道で生まれたバンドである。ボーカル青木亞一人氏を中心に結成し、東京へ進出してからいくつもの脱退加入を経て今のメンバー編成に至る。オリジナルメンバーは青木亞一人氏のみ。
TM_NETWORKを始め様々なアーティストに影響されており、曲の中にその顔が見え隠れすることも。

具体的な魅力をちょっとずつ紹介したい。


1.お父上の癖が強い


ボーカル青木氏のお父上はファンの間でJP青木と呼ばれている。
JP青木、アシュラシンドローム初期の楽曲の作詞を手がけているのだ。こんなバンド他にいるだろうか。

もちろん息子はミュージシャンとして、お父上の作詞を採用するか悩んだらしい。だが思いのほかお父上の詩がウケてさらに悩んだらしい。
お父上の手がけた楽曲は「親父越え 親父編」というアルバムで聴くことができる。

現在お父上は実家札幌にて「青ばん」という食品を作っている。青南蛮の醤油漬けらしく、これがご飯に合うのだとか。私もいずれ食べてみたい。


2.青木亞一人、人が良すぎる


ボーカル、作詞作曲を務めるバンドの生みの親、青木亞一人。
彼の人の良さはyoutube番組「10獄放送局」で伺える。

10獄放送局はアシュラシンドロームと親交の深いバンド、打首獄門同好会の番組である。
「日本の米は世界一」「布団の中から出たくない」など、バンド名の割に私達の生活に寄り添った楽曲を提供し続ける打首。
彼らは番組内で、ミュージシャンとは程遠い活動をしている。


🌾以下番組内容ネタバレ有🌾


例えば激辛料理作ったり、釣り対決したり。
米を作ったかと思えばそれを食べるための皿を作りに行く。
四国八十八箇所を巡るべく、ガードレールの無い山道をドライブする。

それらの企画ほぼ全ての始まりは、アシュラシンドロームの青木亞一人氏をドッキリで巻き込んでいくところから始まる。
時にアシュラシンドロームのメンバーがドッキリに加担する。最早彼は誰を信じられるのか。何が本当で何が嘘か。


ここまで彼が騙されまくっているのも、彼が周りの人を信じているからに他ならない。
東京に進出して、自分以外のメンバーを失っても夢を追った。結果として現在のメンバーと支え合い、打首のような良き仕事仲間にも恵まれ、アシュラシンドロームは生きている。

そして彼の言葉が、音楽が、私や誰かを救っている。彼が騙される姿まで、誰かの笑顔を生んで番組の撮れ高となる。
周りの人を幸せにする力がある男である。

3.夢を叶えた


🌾全面的に10獄放送局のネタバレ🌾


先程紹介した10獄放送局。その企画においてアシュラシンドロームは長年の夢を叶える。

2017年、打首獄門同好会は北海道石狩市のロックフェス、RISING SUN ROCK FESTIVALでフードの出店を行った。その企画に北海道出身、実家が食品を作っている青木亞一人氏が呼ばれ(巻き込まれ)ない訳がなかった。

地元の最大規模のロックフェス。その舞台に立つことを夢見ないのも無理な話である。

打首のステージにゲスト出演した青木亞一人氏は、去り際に来年自分のバンドとしてライジングサンに帰ってくることを誓った。

2018年 RISING SUN ROCK FESTIVAL
出演アーティストの中に、アシュラシンドロームの名前はなかった。

リベンジを果たすべく、彼らは自身最大規模のライブハウスZepp Sapporoで記念式典を決行。沢山の人が見守る中で改めて、来年のライジングサンに出る決意を固めた。
それからの1年間は無我夢中だったという。

その努力が実を結び、2019年、彼らは石狩の地に帰ることを許された。
2年越し、アシュラシンドロームの名を背負ってステージに立った亞一人氏に対し、客席から亞一人コールが響いた。

ここまでの流れは全て10獄放送局にて見ることができる。共感性の塊である私は涙無しには見られなかった。



諦めないこと。
誰かを信じること。
その強さを見せてくれたアシュラシンドローム。彼らのような大人になりたいと思う。


最後に アシュラシンドロームおすすめ楽曲

🌙月はメランコリックに揺れ
仕事の帰り道で聴くのにぴったり。シンプルに頭空っぽにしたい夜のお供。

🌙Over the Sun
前述の2019年 RISING SUN ROCK FESTIVALの際に作られた。自信がつく一曲。

🌙ロールプレイング現実
RPGのGは現実。闘う誰かに送る一曲。MVのダンスを練習中。

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