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写真を始めたきっかけ
音楽に関することはたくさん書いてきたけど、写真についてはあまり書いていない気がしたので書いてみようと思う。
私が写真を始めるきっかけになった人物が2人いる。
1人は所謂シンガーソングライター。高校生の頃から、彼のリスナーだった。
その人が、2人目の人と繋がる要因になる。
高校3年の時、中学の友達から彼の音楽を紹介され、ライブに行った。
当時は2ndシングルを発売したばかりで、その表題曲がNikonの一眼レフのCMソングに抜擢された。
とても素敵な曲だと思う。
ライブでもう一度聴きたい。何度も夢見ている。
それからしばらくして、母の知り合いを紹介された。アマチュアで写真をやっていらっしゃる方で、とても色鮮やかな写真を撮る人。
彼女と、そのアーティストさんの話で盛り上がった。当時その人の話題で話せる人が少なくて、とても嬉しかった。
何より、美人な彼女の笑顔がとっても眩しかった。こんな女性になりたい、心からそう思った。
それ以来、彼女のSNSを追いかけて写真の虜になった。
大学生になって、当然の如くサークル勧誘の洗礼を受けた。その中に写真サークルがあった。
真っ先に思い浮かんだのが、鮮やかな世界で生きる彼女の存在だった。
あんなふうに、なれるかな。ふとそう思った。
サークルの雰囲気が肌に合っていたのもあって、私は写真サークルに入った。
その年の夏には、それまで持っていなかったちゃんとしたカメラを買おうと思った。
色々考えて選んだカメラは、彼がCMソングを手がけたカメラと同じ機種だった。
好きなアーティストが持っていたのと同じカメラだった。そんな理由で私はカメラを買ったのである。
なんと単純なことか。
それでも、私はこのカメラを選んで良かったと思っている。
使い勝手が良くて、手に馴染む。相棒と言っても過言ではない。
今となっては、カメラを始めるきっかけになった彼女と、一緒のグループで時々展示会をやっている。
愛機のCMソングを歌った彼は、アニメやドラマの主題歌でヒットを続け、今や名前を知らない人はいない程になった。
「米津さんのグッズですよね!好きなんですか?!」
初めて出会った日の彼女の笑顔が、今でも大好きなのである。