キセキヒカルを語りたい
語るシリーズ。今回はアーティストではなく、曲を語ろうと思う。
キセキヒカル
人気コンテンツラブライブ!シリーズのグループ、Aqoursの楽曲。アニメDVDの特典として音源が収録されていたが、先日公式YouTubeでライブバージョンが公開された。
この曲はスクフェス(リズムゲーム)で耳にしたことがあったが、優しいイントロから惹き込まれる。
Aqoursの活動の地は静岡県沼津市であるが、その港町の穏やかな波を思わせる。
そこから歌詞が始まり、オーケストラの演奏に支えられ壮大なメロディになっていく。
曲中の転調が多く、聴きごたえがある。聴く側もそれなりのパワーが要る。
私が特にお気に入りなのが、2番のサビの後の間奏部分なのだが、ここのメロディはアニメ1期のサウンドトラックに収録された楽曲、「素直になれなくて」になっている。
ファンの心を掴む要素に溢れた、Aqoursへのリスペクトに包まれた曲なのだ。
🚢以下アニメネタバレ🚢
Aqoursは沢山の苦難を乗り越えてきたグループである。
学校を救うために生まれた。しかしメンバーの想いが通じ合わずにそれぞれが違う道を進む。
メンバーが変わり、Aqoursが生まれ変わってからも東京で再び挫折を味わう。
諦めず、手を取り合って進んでも、最終的に本来の目的であった学校を救うことはできなかった。
それでも、学校の名前はラブライブの舞台に刻まれた。
航海を続けた彼女達の奇跡が、この曲に詰まっている。
転調の多い劇的なメロディは、晴れた日も嵐の日も海を渡るAqoursの旅路を表しているのかもしれない。