反抗期?呼んでも返事がない!危うく見逃すところだったサイン
何気なく我が子を呼んだものの返事が返ってこなく、何度も呼んだ経験がある人はいませんか?おもちゃやテレビに夢中になっていて聞こえないのかなと思ったものの、また次に呼んだときも返事がなく「もしかして反抗期!?」と思った経験があります。しかし、うちの場合、それは『見逃してはいけないサイン』でした。
今回はそんな体験談をご紹介していきたいと思います。
<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>
ある日の様子
呼んでも頑なに知らんぷりを繰り返していた長男
当時2歳ごろだった長男が、ある日突然呼んでも返事をしなくなりました。
「○○~そろそろご飯だからお片付けしようね」
そう声をかけましたが、ブロックで遊んでいた息子は知らんぷり。
「○○、ご飯になるから、そろそろお片付けしようね!」
少し大きめの口調で言っても、やはり反応はありません。仕方なくキッチンからリビングまで移動し、目の前で同じことを伝えます。
「えー」そう言って、渋々ですが片付けを始めました。
次の日の朝、テレビを見ていた長男に言いました。
「もう少しでご飯になるからお座りできるかな?」
また返事はありません。もう一度同じことを言いますが、それでも返事はなく…
日曜だったその日、私が何を言っても長男は返事をしません。
機嫌も悪く、急に泣いたりグズグズしていた姿を見て「反抗期?」「いつもよりひどいイヤイヤ期?」なんて思っていました。
大きくなっていくテレビの音量
夕方、テレビを見始めた長男でしたが、そのテレビの音が驚くほど大きいんです。もう自分で音量調節の仕方をわかっていたのですが、近所迷惑になってしまうのではないかと思うほどの音量にしたのです。
慌てて小さくして、「どうしたの、大きすぎるよ!」と注意をすると、泣き出してしまいました。
一泣きして落ち着いた長男でしたが、私はちょっとおかしいなと思い始めました。
そこで、そっと後ろに回って、小さい声で「○○」と呼びました。やはり返事はありません。
自転車のカギについていた鈴を、耳元で鳴らしました。反応がなく、
もしかしたら耳が聴こえにくくなってるかもしれない
と思うようになりました。
よく見ていると耳を気にしているように見える
その疑いのまま様子を見ていると、時々耳を触ったり、擦るなど耳を気にしている様子がありました。やはり隙があればテレビの音量を上げようとするし、呼んでもほとんど返事がなく、次の日に病院に行こうと決めたのでした。
そして夜、耳が痛いのか耳を押さえながら夜泣きをしていてとても可哀想でした。
診察の結果、両耳とも中耳炎だった
次の日朝起きると発熱がありました。すぐに病院に行ったところ、両耳とも中耳炎になってしまっていました。
風邪から来る中耳炎とのことで、お薬をもらってすぐに良くなりましたが、反抗期でわざと聞こえないふりをしているなんて思ってしまって申し訳なかったなと思いました。
小さい子は不調を訴えることができない
小さい子は、自分の身体の不調を訴えることが難しく、できるだけ保護者の方が気づいてあげる必要があります。
今回も、まさか両耳とも聴こえていないなんて思ってもみなかったので、叱ってはいないものの「お返事してくれたら嬉しいんだけどな」くらいのことは長男に言ってしまっていました。
これからはいろいろな可能性を考え、より注意深く子どもの様子を見ていきたいなと思ったのでした。
中耳炎のサイン
中耳炎というのは、ウイルスや細菌が鼻の奥から鼓膜の奥にある中耳に侵入してしまうことで罹ります。子どもはまだ小さく耳管が未発達で、大人と比べると真っすぐで、太く短いためウイルスが入り込みやすいそうです。
では、中耳炎の疑いがあるときのサインはどのようなものがあるのでしょうか。
このような症状が複数見られたら診察時間内で大丈夫ですので、できるだけ早く受診するようにしましょう。
最後に…
いかがでしたでしょうか?
中耳炎は受診をして適切な診察を受けることで治る病気ではありますが、繰り返しやすいので注意が必要です。
また、ケガと違って目に見えるものではないのでなかなか気づきにくいこともあります。
小さい子のグズグズは体調不良の前兆ということもありますので、日ごろからお子様の様子をよく見て、異変に気付いてあげられるといいですね。
私の体験が、参考になると幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!
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