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幼稚園入園前の体験期間≪プレ保育≫について教えます! 1

 こんにちは!先日は幼稚園の説明会についての記事を書きましたが、今回は≪プレ保育≫について書きたいと思います。近年多くの園が取り入れているプレ保育という制度ですが、いったいなんなの?という方も多いと思います。私自身、プレ保育のクラスを担当していたこともありますのでできるだけ詳しく説明いたします!これからプレ保育・幼稚園入園を考えている方の参考になれば幸いです。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

プレ保育とは?

 それでは早速、プレ保育について説明していきたいと思います。

プレ保育ってなに?対象の年齢は?

 プレ保育とは、幼稚園生活に慣れるための体験期間のことを言います。年齢としては満2歳児で、年少さんとして幼稚園に入園する1年前の学年になります。『プレ』と略されることも多いです。また、『未就園児クラス』と呼ばれることもあります。

幼稚園に必ずあるクラスなの?

 プレ保育は幼稚園に必ずあるわけではなく、行っている園と行っていない園があります。内容や一日当たりの時間、実施している日数、期間も様々で、プレ保育にとても力を入れているところ・さほど力を入れていないところなど園によってバラつきがあります。

満三歳児クラス・プレ保育の違いって?

 入園要項やHPを見ていると、プレ保育・プレ入園という言葉の他に、満三歳児クラスという言葉を見かけることがあるかもしれません。
 幼稚園は、満三歳になると入園することができます。多くの場合、満三歳になった次の4月から入園することが多いですが、園によっては三歳の誕生日(もしくは翌日)から入園することができます。満三歳児とプレ保育の子たちは、学年としては同じ学年になります。大きな違いは『正式に入園しているかどうか』です。プレ保育は参加料を払いますが、満三歳児は年少組と同様に入園料を納め、保育料等を支払いながら毎日他の園児と同じ時間、園で生活をします。預かり保育を利用することもできる園も多く、共働きのご家庭が多く利用しています。
 一方プレ保育はまだ入園の準備段階なため、正式に入園はしていません。全ての行事に参加するわけではなかったり、預かり保育を利用することができなかったりと、制限がかかった中でのお試し期間になっています。

プレ保育について

 プレ保育のことがざっくりとわかりましたでしょうか?次に、プレ保育の内容や期間を書いていきたいと思います。こちらは園によって本当に様々ですので、参加を検討していたり、気になっている園がありましたらぜひ詳細を確認してみてくださいね。

親子での参加・子ども一人での登園がある

 プレ保育には、親子で参加する場合と、実際の園生活ように子どもが一人で登園する場合があります。
といっても、その園によって様々なパターンがあるので、ここではいくつかの例をご紹介いたします。

◎一年を通じて親子クラスのみを行っている
 一年間、親子で通うことによって園に慣れ親しんでもらえるよう親子クラスを設けている。

◎最初の数か月は親子での参加、慣れてからは一人での登園になる
 一学期は親子での参加、二学期からは一人での登園になるなど、段階を踏んで徐々に園に慣れるよう援助していく。

◎親子クラスの曜日、一人登園の曜日がある
 曜日によって親子クラスと一人登園とが分かれていて、希望の曜日に参加することができる。慣れてきたら親子クラスを辞め、一人登園のみにする場合も。

参加時間・参加行事

 時間帯も園によって様々です。通常の園児と同じように朝9時~10時頃から登園し、給食やお弁当を食べて14時頃降園のこともあれば、給食・お弁当なしの午前中のみの場合もあります。
 行事に参加できることも多いですが、他の園児のようにお父さんお母さんと離れ先生と行動するのではなく、大抵の場合保護者の方と一緒の参加になります。未就園児レースや夏祭り、作品展など、プレ保育でも楽しめるものに参加できることが多いです!

参加する日、期間

 週1、週2、毎日、月に2回など園によってプレ保育の日数は様々です。毎日登園するクラスは共働き希望のお母さんたちにも人気になっています。   
 期間は、園にもよりますが新年度は新入園児の子たちでバタバタしてしまうので4月の後半くらいからのスタートが多いです。プレ保育のクラスは夏休み・冬休みはしっかりとお休みがあります。他にも運動会やお遊戯会など大きな行事の前なども、お休みになることがあります。

費用

 プレ保育は残念ながら保育料無償化の対象外です。なので、参加料(保育料)がかかります。園にいる時間(半日登園か一日登園か)と日数、親子クラスか一人登園かにもよりますが、一日500円~1000円以上かかる場合も。園によっては無料というところもあります。
 また、体操着・粘土やクレヨン・画用紙・防災頭巾など園が指定するものの購入があったり、冷暖房費の請求、利用する場合はバス代や給食費、他にも上履き・リュック・お弁当箱・水筒など必要なものを購入しなければならないこともあります。

服装

 指定がなく私服のことが多いです。園によっては入園後も着る指定の体操服を購入する場合もあります。制服から体操着への着替えは、満2歳の子たちにはとても大変なので着替えをせず過ごします。私服の場合も、動きやすさを心がけましょう。また、粘土や絵の具、外遊びも行いますので汚れてもいい服にしましょう。安いもので十分です!

プレ保育で行う内容

 プレ保育は、入園している園児たちとできるだけ同じことをしながら、幼稚園に慣れるための生活をしていきます
 まず親子での登園がある場合は、安心するお父さん・お母さんがいる中で、歌ったり踊ったり、身体を動かしたり、紙芝居を読んだり、工作をしたりと『幼稚園って楽しいところ』『先生は優しい』ということをお子様にも保護者の方にも知ってもらいます。
 一人登園では、お父さん・お母さんと離れて幼稚園に通うことが不安な子どもたちに寄り添いながら、少しずつ信頼関係を築き、幼稚園を好きになってもらえるようにたくさん楽しい遊びを用意します!全体での遊びだけではなく、ブロックや絵本、パズル、粘土など集中して遊べることをしたり、絵の具や製作など普段自宅ではあまりできないことも経験することができます。同じようなお友だちがたくさんいるため、幼稚園の本入園前に、集団生活に慣れることができます。
 『給食やお弁当の準備をして、できるだけ一人で食べ、お片づけをする』『トイレに行って手を洗い、手を拭く』『しっかりと座って話を聞く』など年少組として入園後に行うことを事前に知っておくことで、本入園後にはスムーズな園生活を送ることができます。

最後に

 いかがでしたでしょうか?プレ保育のことが少しお分かりいただけたでしょうか?プレ保育は必ず行かなければいけないものではありません。ご家族と相談しながら、我が子をプレ保育に入園するかどうかじっくりと決めるといいと思います。
 次回はプレ保育に入園したときのメリットデメリットや、申し込み方法などをご紹介していきたいと思います!よかったら読んでみてくださいね♪


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