妊娠出産期の“ガルガル期”って?体験談と乗り越え方をご紹介!
こんにちは!妊活・子育てサポートアプリCOTETEで保育士監修ページを担当している、さとうなつこです。
妊娠と出産は、多くの喜びと幸せをもたらす素晴らしい体験ですが、同時に体や心に大きな変化をもたらす時期でもあります。多くの妊婦さんが経験すると言われる“ガルガル期”について、私の体験談と乗り越え方についてご紹介していきたいと思います!
<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>
ガルガル期って?
産前産後のホルモンバランスの変化により、精神状態が不安定になる時期のことを『ガルガル期』といいます。
イライラや怒りっぽくなりやすく、動物が出産後にガルルルル…と威嚇し、子どもを守ろうとするという防衛反応から名前をとっています。
一般的には産後2カ月〜3カ月程度続きます。長い人では1年続くという人も。
早い人では妊娠中から始まることも多く、気持ちの変化に戸惑う人も多いようです。
ガルガル期が起こる理由は?
妊娠中、女性の体はプロゲステロンやエストロゲンといったホルモンが増加していますが、出産後に急激にこれらのホルモンのレベルが減少します。
このホルモンの変化は、脳内の神経伝達物質にも影響を与え、精神状態が不安定になると考えられています。
また、産後は育児や新しい生活環境への適応、睡眠不足などもストレス要因となります。これらの要因が相まって、ガルガル期のイライラや怒りっぽさが増すことが多いのです。
なお、ガルガル期はすべての女性で必ず起こるわけではなく、個人差があります。一部の女性では軽い症状や全く感じない場合もあります。
ガルガル期 体験談
私は3人の出産の際、産後のガルガル期を軽度だったとは思いますが体験した一人です。そのエピソードをいくつかご紹介します!
些細な言葉に腹が立つ!
普段なら聞き流せるような些細な言葉にいちいち腹が立っていました。
例えば、出産報告の際、義母に「私の孫を産んでくれてありがとう」と言われました。今なら「いえいえ、初孫が生まれてよかったですね!」と言えますが、当時は「“あなたの孫”である前に“私の子ども”なんで!怒」と怒っていました。言わなかったですけどね(笑)
他にも、当時の旦那に「うちの母さんは保育士だから、なんでも聞いたらいいよ!」と言われた際、「私も自分で勉強してるんで!!怒」と言ってしまいました。ガルガル期ですねぇ…
あんまり長い時間抱っこしてほしくない!
主に義実家の家族にですが、あまり長い時間抱っこしてほしくなかったです。「そろそろ返して!」と思っていましたし、抱き方が不安定な義妹(当時小学校高学年)には、「危なっかしい!誰か注意して!怒」と思っていました。
今となっては、好きなだけ抱っこしてやってください…!身軽って楽ちん!有難い…!と思いますが、当時はそうは思えませんでした。
旦那が鬱陶しい
当時の旦那が鬱陶しく感じました…。赤ちゃんが寝て、やっとゆっくりできる!と思ったら、自分の話を延々とペラペラ…。少し寝ようかな!と思ったら「マッサージしようか!?」と。いいから放っておいてくれーー!寝かせてくれーー!と思っていました(笑)
物音に超敏感
旦那の出す音にとにかくイライラしていました…!
ドアをバタン! 赤ちゃんが起きる… だとか
ドンドンという足音や、ポテトチップを食べる音ですら、静かにして!と思っていました。
赤ちゃんが寝ているのにゴミ袋をまとめだすことも、
せっかく寝ているんだからやめて!!とガルガルしていました(笑)
ただ、不思議なのは、イライラするのは血のつながりがない人(旦那・義実家など)だけなんですよね。
3人目の娘の際も、子どもである長男次男にはガルガルしませんでした。血の繋がりがある=敵ではない という本能なのでしょうか。
ガルガル期を乗り越える方法
ガルガル期は、自分自身やパートナーとの関係、新しい家族とのつながりを深める良い機会でもあります。この期間を通じて成長することで、母親としての自信や心の豊かさを手に入れることができます。
トラブルなく乗り越えていきたいところですよね。そこで、乗越える方法をご紹介していきます!
1、ガルガル期が来ることを伝えておく
予め、妊娠~出産後にガルガル期が来ること、ホルモンバランスの影響ということ、ものすごくイライラしたり不安定になることを、夫・祖父母に伝えておきましょう。私は出産前に予め謝っておきました(笑)
ガルガル期を知らないと、急にイライラし出したママに驚いてしまったり、嫌な気持ちにさせてしまうことになります。
予め伝えておくことで、「ほんとだ。これがガルガル期ね」と理解してもらえるようになります。また、永遠に続くわけではなく、産後2,3ヶ月。長くても1年ほどで終わることを伝えることも大切です!その間は、いつも以上のサポートをお願いするようにしましょう。
2、心のケアとリラックスできる時間を作る
ガルガル期の不安やストレスを和らげるために、心のケアとリラックス法が必要です。ストレッチやヨガなどでもいいですし、音楽を聴く、一人の時間を作らせてもらう、思いっきり寝かせてもらうなど、協力してもらってリラックスするようにしましょう。
支援センターなどで同い年のママと話したり、SNSで同じくらいのママの投稿を見るだけでも、同じ境遇の人を見つけられて心強く感じることがあるかもしれません。
注意したいポイントとして、自分は自分・他人は他人だと思うこと。子どもの成長や、日常生活を比べないことが大切です!
3、健康的な食生活と運動
健康的な食生活と運動 健康的な食生活と適度な運動は、体重の管理だけでなく、心身の健康にも良い影響を与えます。
健康的というのは、“心身共に”ということ。
母乳のため!と頑張りすぎていて心が壊れてしまっては大変です。
時々好きなものを食べたり、おやつを食べたりして、食事を楽しむこともとても大切ですよ!
運動はお散歩などのんびりできるものから始めるのも◎
4、発散できる場所を見つけておく
イライラしたり、不安になったときの気持ちを発散できる場所を見つけておくこともおすすめ。
SNSに鍵をかけ、フォローフォロワー0の状態にして自分だけの場所を作り、嫌なことがあったときにそこに投稿するようにしたそう。
見せられないような暴言になることもあったそうですが、溜め込まないことで旦那さんとの関係が良好だったそうです!
他にも、お風呂を一人で入らせてもらい、思いっきり歌ったり、騒いだりするという人も(笑)
何かしら発散できる方法があるといいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ガルガル期は妊娠出産期における特有の課題であり、それによって様々な体験をすることがあるかもしれません。
しかし、家族みんなで理解し、サポートし合うことで、より充実した妊娠・出産・子育て期間を過ごすことができます。心と体の健康を重視し、前向きなアプローチを持つことで、ガルガル期を乗り越えられるようになるといいですね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?