そろそろ見学会が始まるよ!≪令和5年度入園≫幼稚園選びのポイントをご紹介 1
7月になり、そろそろ我が子が保育園に通うか、幼稚園に通うかご家族で話し合っているのではないでしょうか。幼稚園や保育園でもそろそろ見学会や説明会が始まる時期になりました。今日は、我が子を『幼稚園』に入園させたいとお考えの方に向けた、幼稚園入園までの流れと幼稚園選びのポイントをご紹介したいと思います!参考になれば幸いです。
<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>
保育園と幼稚園は何が違うの?
そもそも保育園と幼稚園は何が違うのでしょうか?よく言われているイメージはこちらです。
人によって様々なイメージがあります。保育園は厚生労働省、幼稚園は文部科学省の管轄、保育園の先生は保育士、幼稚園の先生は幼稚園教諭…など細かい点はありますが、今回それは置いておいて、実際の生活に関わる部分を見ていきましょう!
幼稚園でも共働きは可能
保育園はほとんどが共働きのご家庭です(産休中などは除く)。一方幼稚園に通う子は共働きではないご家庭も多いです。しかし、共働きだからといって幼稚園に通えないわけではありません。その園にもよりますが、延長保育・預かり保育という名前で、早いところでは朝7時、夜は19時・20時まで開いている幼稚園もあります。夏休みなどの長期休みや、お盆も開園しているところも多く、仕事をしやすい環境になっているといえます。
保育園でもお勉強をするところはたくさんある
『保育園は保育、幼稚園は教育』と言われていることもありました。実際、保育園は着替えやトイレトレーニングなど日常生活に必要なしつけを積極的に行っていて、文字や数など勉強を取り入れていない保育園はありました。
しかし最近では保育園でもカリキュラムを取り入れて英語や体操、絵画、水泳などを行ったり、文字の練習をするところも多くあり、その点では幼稚園も保育園も大きな差はなくなっているといえるでしょう。
保育園にはお昼寝はあるが、幼稚園にはない
保育園では長い時間過ごすことが多いため、身体を休めるために午睡(お昼寝)があります。幼稚園の標準時間は10時~14時くらいと4時間程しかいないため、お昼寝をすることはありません。
しかし、保育園でも小学生に向けてお昼寝をなくしていきますので、「お昼寝があるのに慣れていると小学校に行ったとき午後眠くなるんじゃ…」という心配はいらないですよ!
幼稚園選びのポイント
幼稚園と保育園の違いはまだまだたくさんありますが、早速幼稚園選びのポイントをご紹介していきたいと思います!
何年保育で通うか
一昔前は、3年保育(年少・年中・年長)ではなく、2年保育が主流でしたが、現在では3年保育の子がとても多くなっています。とはいえ、金銭的な都合であったり、家庭でより長く保育をしたいと考える場合は2年保育で入園することもできます!
注意点としては、3年保育の子が多いため、園側の枠として3年保育を多くとっています。2年保育を受け付けていない園や、1年間のうちに転入生が多くなって2年保育の枠がなくなってしまう園もあります。2年保育を希望する際は事前に調べておきましょう。
教育方針が合っているか
幼稚園のホームページやパンフレットを見ると、園の教育方針・教育目標が書かれていると思います。その内容を見て、ご家庭の方針に合っているかどうか確認しましょう。
例えば極端な例では「お勉強は二の次で、のびのび育ってほしいな」と思っているのに『賢い子』というのを教育目標にしている園に通うと、お勉強ばかりで窮屈に感じてしまうことがあります。口コミで『お勉強系』『運動系』『のびのび系』という言葉が使われることもあるように、各園で力を入れていることが違います。予め教育方針がご家庭や我が子にあっているかを確認しておきましょう。
クラス・園全体の人数は好みに合っているか
園のクラス数・クラス人数・園全体の人数を把握しておきましょう。一般的に1学年4クラスあると、マンモス園と呼ばれることが多いです。1・2クラスしかない園もあり、長所短所様々です。
4クラスあるとクラス替えのときに仲の良い友だちと離れてしまう可能性が高いですが、1クラスだと卒園するまでずっと同じ友だちと過ごすことができます。
好みの問題になりますが、人数も知っておくといいですよ。
園舍・園庭が過ごしやすそうか
生活をしていく上で大切なのが、園舍や園庭が過ごしやすいかどうかです。
例えば園舍、外観・トイレ・椅子や机等の設備が古くて気になってしまうという人もいれば、古くても過ごしやすそうだと感じる人もいると思います。
園庭も、人数の割に狭くて遊びにくそうと感じる人もいれば、狭いほうが先生の目が行き届いていていいと考える人もいます。また、園庭が固そうで転んだら痛そうだなぁ…や、周辺に蚊が多いかもしれない、水道からお湯が出る・出ないなど、お子様が過ごしやすいかどうか色々な目線で見てみましょう。
送り迎えか、園バスを利用か
通園時、送り迎えをするか、園バスを利用するかを考えましょう。
送り迎えをする予定→雨の日、風の日も送り迎えできそうな距離でしょうか。車を利用する場合、園の駐車場は十分にありますか?登園時間帯は、駐車場がとても混みあうので気を付けましょう。
園バスを利用する予定→保育料は無償化になりましたが、園バスは別料金で3000円前後かかるところが多いです。バス停はどこでしょうか?園によっては家の目の前まで迎えに来てくれるところもあります!しかし交通状況によっては遅れてくる場合があったり、お休みの子が多かったりすると予定時刻よりものすごく早く到着することもあります。仕事の出発時間ギリギリにバスが到着するスケジュールだと、バスが遅れて来た場合に仕事に遅刻をしてしまう可能性も。
また、雪の日などバスが走れない日はお迎えにくることができず、お休みせざるを得ないということも。
1年ごとにバスコースが変わることもあり、その場合はバスの時間が毎年変更になることも。また、コースによっては長いと1時間近くバスに乗っていることもあり、酔いやすい子は注意が必要です。
一週間あたりのお弁当の回数と給食の回数
園によって一週間のお弁当の回数と給食の回数が違います。平日5日全部給食、全部お弁当という園があったり、月・水・金は給食、火・木はお弁当と決まっていたりと園によって様々ですので、確認しておきましょう。
お弁当を作るのが面倒な方は、月曜日がお弁当の園がおすすめです。祝日で意外とお弁当の日が減りますよ!
預かり保育・延長保育があるか
お仕事をしている方、幼稚園入園を期にお仕事をしようと思っている方は、預かり保育・延長保育が充実している園がおすすめです。
・朝何時から開いているか、夜は何時まで開いているか
・土曜日も預かり保育を行っているか
・夏休みなどの長期休みも預かり保育を行っているか(お盆、年末年始を含む)
・行事後の振替休日にも預かり保育があるかどうか
などをしっかり確認しましょう。
幼稚園では、『預かり・延長保育を行わない日』がある場合があります。行事の前の日(先生方が準備するため)だったり、行事後の振替休日の日だったりと様々ですが、預かり保育が行われない日は、確実に保育園より多いと思います。また、保育園は台風や雪でもめったに休園にはなりませんが、幼稚園は天候で休園になることも。
お子様を預かってくれる人の確保や仕事の調整が必要になる場合がありますので、予め確認しておくと良いです。
同じ小学校に行く友達はどのくらいいるか
その園から卒園後、同じ小学校にいく子はどのくらいいるのかもできれば確認しておくと良いと思います。その年度によるのですが、毎年0人か、1人・2人くらいかもしれません…と言われた場合、幼稚園で仲良くなった大半の子と離れてしまう可能性があります。寂しいと感じる子ももしかしたらいるかもしれません。もちろん、小学校に行って新しいお友達ができることもとても素敵なことですので、その点も念の為考えてみてくださいね。
最後に…
いかがでしたでしょうか?
前半である今回は、保育園と幼稚園の違い・幼稚園選びのポイントの基本的な部分を書きました。幼稚園は園によって様々な方針があったり、力を入れているところがあったりします。お子様に合った園が見つかるといいですね!
次回は、行事やその他のポイント、見学の大切さをご紹介していきたいと思います!来年度入園をお考えの方はもちろん、まだお子様が小さい方にも参考になれば幸いです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!