パパママ呼びはいつまで? 呼び方色々ご紹介!
こんにちは!妊活・子育てサポートアプリCOTETEで保育士監修ページを担当している、さとうなつこです。
みなさんのお子様は、ご両親のことを何と呼んでいますか?また、あなたはご両親のことを何と呼んでいるでしょうか。
今回は、幼稚園や保育園でも保護者の方に相談されたことがある、「子どもにパパママ呼びをさせるのはいつまで?」という疑問について、直した方がいいのかということや、ご家庭それぞれの『呼び方』について紹介したいと思います。
<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>
パパママ呼びについて
パパママと呼んでいる家庭が多くなっている
昔は「お父さん・お母さん」呼びが多く、次いで「パパ・ママ」呼びでしたが、近年「お父さん・お母さん」よりも「パパ・ママ」と呼んでいるご家庭が多くなっています。
保育園や幼稚園でも体感ですが8割のご家庭がパパママ呼びをさせている印象です。
先生は「お父さんお母さん」を使う
しかし、保育園・幼稚園・小学校では、「お父さん・お母さん」を使うことが多いです。
「もうすぐお母さんが迎えにくるからね」と言ったり、「お父さんと一緒に保育園に来たんだね!いいねぇ!」という風に、先生→子どもに呼びかける際は、お父さん・お母さんを使います。
直す場合と直さない場合がある
では、保育園・幼稚園では「パパママ」呼びの子に対して、「お父さんお母さんと呼ぶんだよ」と直すことはあるのでしょうか?
答えは、両方あり得るということです。
日常生活をしている上で、例えば
「昨日、パパとママとばぁばの家に行ったよ!」と子どもが先生に言ったときに、「パパママじゃなくてお父さんお母さん。ばぁばじゃなくておばあちゃんね!」と直すことはほとんどありません。
しかし、年長さん頃、 例えば『夏休みの思い出』を発表するときなどみんなの前で発表をするときなどに、「パパとママとばぁばの家に行った!」と子どもが言うとします。
そのような場合は、「お父さんお母さんと、おばあちゃんの家に行きました」と、みんなの前で発表する際に適した言葉遣いに直すようアドバイスをすることはあります。
パパママ呼びはいつまで?直した方がいいの?
敢えて直さなくてもよい
パパ・ママという呼び方は、敢えて直さなくてもいいです。物心ついたときから呼んでいる「パパ」「ママ」という呼び方は、子どもたちにとってとても大切な言葉になります。子どもが納得しないまま「パパ」「ママ」を無理に直そうとすることで、両親との間に距離ができたと感じてしまうことがあるかもしれません。
最初にお伝えしたように、現在ではパパママ呼びがとても多くなっていますし、大きくなってもそのままの呼び方の人もいますので、無理に直す必要はないでしょう。
外で使い分けられているなら本人の意思に任せる
小学生、中学生になっても、パパ・ママと呼んでいると、大丈夫かな?と心配してしまう方もいるかもしれません。
そんなときは、お子様が外で親のことを何と呼んでいるか気にしてみましょう。
「お父さんが~」「うちの親が~」「母親が~」と、外ではパパママ呼びをしていないのであれば大丈夫です。
本人の意思に任せ、そのまま家ではパパママ呼びをさせておいても問題はないでしょう。
小さい頃から「じいじ」と呼んでいた子が、大きくなったときに一度だけ「おじいちゃん」と呼んだら、おじいちゃんが寂しそうな表情をした。
それからはまた「じいじ」と呼ぶようになった。大人になった今でも「じいじ」と呼んでいる。というエピソードを話していた方がいます。
大きく成長することは喜ばしいことですが、なんだか遠くにいってしまったようで少し寂しい…そんな風に感じることがあるかもしれません。
子どもにとっても同じで、「もう大きくなったんだからパパママじゃなくて、お父さんお母さんって呼んでね」と言われたときに、寂しく感じてしまう子がいるかもしれません。
ですので、外でしっかりと呼び方の使い分けができているのであれば、敢えて直す必要はないと感じます。
自然に変わることもある
学校の友だちなど周りの影響で、お子さんが自ら「お父さんお母さん」と呼び始めることも珍しくありません。急にその日が来ると、少し寂しい気もしますが、同じくお子さんの気持ちを優先し、そのまま呼ばせてあげましょう。
パパママ呼びからお父さんお母さん呼びに変更したい場合
敢えて直さなくても良いとお伝えしましたが、「いつか自然にお父さんお母さんと呼ぶようになるだろう」と考えていたのに、いつまで経ってもパパママ呼びから直らない!と困っているご両親もいるかもしれません。
お子様の気持ちも大切ですが、「そろそろパパママって呼ばないでほしい」と感じているようであれば、変更していくことも検討しましょう。
そんなときは、子どもにどのような声掛けをして、変更していったらいいのでしょうか。
〇歳になったら“お父さん””お母さん”と呼ぶように提案する
「〇歳になったら、そろそろお父さん・お母さんって呼ぶようにしてみない?」とお子さんに提案してみてください。
このときに決して「パパママって呼んでるのはあなただけよ!」「恥ずかしいわよ」と言わないようにしましょう。お子さんが初めて「ぱぱ」「まま」と言えたとき、きっと幸せな気持ちになったと思います。
大きくなったからといって、それが「恥ずかしい」に変わってしまうことは決してありません。
小学校入学、10歳、中学校入学などキリのいいタイミングでの提案をおすすめします。また、それでもお子さんがパパママと呼びたい場合は、呼ばせてあげるようにすると良いと思います。
いつかはお父さん・お母さんと呼んでほしい場合、最初からパパママ呼びはしないのが一番
「小さい頃はパパママが可愛い。でも、大きくなったら気持ち悪いからお父さんお母さんで。」と仰る人がいますが、親しい人の呼び方を変えるのは、大人でも難しいですよね。
もしあなたが、いつかはお父さんお母さん呼びにさせたいと考えている場合、お子様には最初からパパママ呼びではなく「お父さん・お母さん」と呼んでもらうことが一番です。
パパママだけじゃない!両親の呼び方いろいろ
両親のことは、パパママ・お父さんお母さんの他に様々な呼び方があります。いくつか紹介いたします!
ちち・はは
漫画からドラマにもなった、『ぽっかぽか』という作品では、あすかちゃんという子は両親のことを「ちち」「はは」と呼んでいます!
とても可愛くて、こんな呼び方も素敵だなぁと思いました♪
とと・かか
お父さんの”と”、お母さんの”か”から、小さい子が言いやすいように「とと」「かか」と呼ばせているご家庭があります。お父さん・お母さんから文字をとっているので、大きくなったときにすんなり移行しやすいかもしれないですね。
とうちゃん・かあちゃん
少しレトロな雰囲気があるこの呼び方も、子どもが言っているととても可愛いです。同じように大きくなったときに「お父さん」「お母さん」に移行するには適した呼び方だと感じました。
〇〇くん・〇〇ちゃん
ご両親のことを、あだ名で呼ぶご家族もいました!
おじいちゃんおばあちゃんも同じように、くん・ちゃんで呼んでいる場合も多く、友だちのように仲がよさそうで、明るいご家庭に多い印象です。
マミー・ダディー
お友だちの方で、マミー・ダディーと呼んでいるお家があったのですが、可愛い!そして発音がとっても良いことに驚きました。
素敵だなーと思っていたら、ある日、うちの娘も私のことを「マミー」と呼ぶように!(数日でママに戻りました。笑)
動画などで英語に親しんでいると、お母さん=マミーと呼んでいることに気づくのかもしれません。
最近では幼稚園、保育園でも英語を学ぶこともあるので、マミー・ダディーもいいかもしれませんね!
最後に…
どのように呼ぼうと、大好きなお父さんお母さんだということに代わりはありません。お子様の気持ちを尊重し、好きなように呼ばせてあげましょう。
ただし、他の人の前では使い分けられるように伝えてあげるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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