【掌編小説】押忍!イテマエCooking(2)
銅鑼の音で、いただきますの、音あわせ
はい!こんにちは!
押忍!イテマエCookingの時間です!
食べることは生きること、大事なことですね!
本日は煮込みうどんを作りたいと思います!
少年漫画の情熱を持ち、気合で上半身の洋服を木っ端微塵にできる人は、是非、一緒に作りましょう!
材料は細かく説明しません!
見様見真似な雰囲気を物語的にご賞味ください!
まず、薄力粉を調達します!
え?!そうです!
うどんは麺から作ってこそです!
次に塩ですが、まぁ、一般的には調達不要で、きっとあるはずですね!
あとは水があれば、それで万端です!
今回は追加での調理器具は、基本的には不要です!
だって、上半身の洋服を木っ端微塵にできる方ですから!
まぁ、「道具に頼りたい、だって人間だもの、知恵ある獣だもの」、そんな場合に備えて、適時代替の道具については言及しますね!
では、押忍でLet'sなCooking、スタートです!
ここがトロ、メイン本筋、召し上がれ
まず最初にですが、今回のは、途中で「いらすとや」の協力を仰ぎつつ、すすめてゆきます!
「いらすとや」にはきっと、求めるモノがあるはず!
そんな心意気と、適量のモノグサ心を胸に、イラスト新規開拓を目指しつつ、進めてゆきます!
適量の薄力粉に適量の塩、適量の水を入れつつ、こねてゆきます!
ねじり込むように!
捻りこむように!
粉っぽさを滅してゆきましょう!
さて!
無事に終えました!
目にも止まらぬ速さで、且つ、粉を周りに全く散らすこと無く、すなわち、物理法則の埒外で混ぜてひとまとまりにできましたね!
次はこれを揉み込んでゆきます!
この揉み込み工程で、うどんのコシは決まってきます!
なので、強度の高いビニール袋に入れて、全体重を荷重してフミフミしてみるのも、ありかもですね!
こちらは連打打ち込みで、もみこんでいきます!
スゥ━━━━━━━━
はい、あっという間ですね!
うどんのコシは増し、心圧しも無しっ!
そう、つまりは単純に韻を踏みつつ、心の圧発散にもなり最高ですね!
さて次に、広げてゆきます!
本来なら寝かす的な工程がありますが、きっと上記の攻撃により、ぐっすり寝たものとみなします!
広げるときは、一般的には麺棒があるとよいでしょう!
ですが、こちらは、打ち粉たっぷりの両手に、まとまった玉を持ち、両手を高速に摩擦させてゆくことで広げてゆきます!
ええ!
物理法則からのツッコミを一身に受けつつ、それを馬力に変えて、一気に広げてゆきます!
スゥ━━━━━━━━
はい、いい感じですね!
え?なんですか?
あ、ご安心ください、電波ではありません!
過集中になっている時はブッチギリますが、イヤフォン越しにチョイチョイ裏方からツッコミが入ってきまして!
「そんな打ち粉で大丈夫か?」みたいに言われました!
裏方がただパロディしたいだけなのは分かってます!
そして、杞憂とはこのとこですね!
打ち粉は気合い入れの為につけただけです!
うどんと手のひらの間には、当然ながら真空領域が出来る位の衝撃がありましたから!
「物理法則のツッコミありき」、それが、「押忍!イテマエCooking」です!
気合で上半身を木っ端微塵にできてから、出直してきましょう!
さて、これを裁断してゆきます!
今は昔、大事なヒトがよく、手打ちうどんをつくってくれていました!
それに感化されて、うどんはたまに、麺からつくったこともあり、懐かしい記憶です!
大事な人は、製麺時に麺を生成する機械を使っていたのですが…
そう!こんな感じの、もう少し古めかしい一品でした!
イラストがあり、感動しました!
まさに👇️ですね!
絵があると一発で伝えられて便利ですね!
前回の以下の部分、普通に絵を用意すればよかったと、後ほど反省しました!
ですが、過ぎたことを気にしてもしょうがありません!
過去はかなぐり捨ててゆきましょう!
むしろ楽できて満足です!
そんな裁断機があれば、使っても良いです!
素朴に包丁でも十分ですね!
不揃いにはなりますが、それもまた手作りならではの味わいです!
さて、裁断してゆきましょう!
上半身の服を一瞬のうちに塵芥に出来るその瞬発力を活かし、手刀から鎌鼬を生成します!
さぁ、一気にいきますよ!
スゥ━━━━━━━━
はい、バッチリですね!
材料のgには毎度言及していませんが、N人前なので、タップリと裁断時間を堪能できました!
読み飛ばしエリアは、実は、遊び心を少々、もとい、適量、マブしておきました!
読者の方は気づきましたか!
ちょっとした脳トレに、ならないとは思いますが、心ばかしの一品として忍ばせてみました!
さて!これで一段落です!
ええ、そうですね!
「ここからが本番ではあるまいか?」
確かに、それもあります!
ですが、今回のトロは、うどん作りまででした!
〆として、ごちそうさまで、筆をおく
そんなこんなで、こちらに、ドッ゙セ━━━イッ゙!…はい、出来上がった煮込みうどんがあります!
なんと、ほっかほっかに、アツアツで、美味しそうですね!
煮込みうどんはやはり、土鍋が合いますね!
程よく半熟感のある卵!
秋の時期に甘みが増すネギ!
トロトロに煮込まれた白菜!
旨味要員にもなるきのこ類!
✖️な出汁をタップリ吸った油揚げ!
そして、メインの手打ちうどん!
味噌の風味が湯気いっぱいに立ち込めて、土鍋の予熱で、グツグツいっているその音色も心憎いですね!
薬味として、七味や一味もいいですが、この手のスープには、実は意外と、柚子胡椒もあったりします!
ま、個人の趣味趣向に準ずるプッシュですけど!
さて、ウタって頂きましょうか!
湯気一杯に、
立ち込める、
触覚、箸に挟まれ遊ぶ、そのうどんの弛みを感じ
嗅覚、出汁と味噌の混ざり合う温かな香りを受け
視覚、土鍋のその柔らかい様に目を細め
聴覚、微かに響く、熱の残留を音に感じ
味覚、口福に包み温めてくれるその旨味
ニコニコと
煮込みを食みて
笑みな美味
はい!
そんな五感への刺激を語感に乗せてウタを紡ぎつつ、
今日もニコニコ、押忍!イテマエCookingお終いです!
ご一読ありがとうございました!
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