【五七五の長詠い(1)】・【今は不日へ紡ぐ文(1)】(自助の詩外伝)
こんにちは、hana.hafuriです。
(二種の文 音色それぞれ ご賞味を)
【五七五の長詠い(1)】
私が、私自身を助けるための詩です。
『鳥語り』
水無月の
梅雨の 晴れ間の
一散歩
道の 鉄柵
ツバメ 在る
頭冠 如きの 羽毛あり
赤子 名残が
風に 凪ぐ
人を恐れぬ それ故に
至近の 距離に
近づきて
視る 姿は
愛おしく
ふっと 去来の
想い あり
鳥は 言葉を
持たぬ モノ
仲間を助ける 両手
持たぬ モノ
故に 助くは
己が のみ
されど その背を
垣間見て
巣立ち 生きたる
子鳥たち
学び 真似ぶを
するなりや
子鳥は 自然と
仲間を 真似て
己の 学びと
するなりや
その後 いずれ
己が 背を
後の 仲間へと
繋ぎたる
それは 子鳥に
限らずに
仲間は 仲間から
連綿と
真似び 襷を
津々 連ら
彼らも 水で 器でと
仲間が 在りしの
存在と
言葉 持たねど
背で 語り
両手 非ねど
姿で 助く
鳥も 語りが
有りしぞと
仲間を 助くる
息吹なりと
掠めし 時に
鳥 飛び立つ
ヒラリ ヒラリラ
一丁前
ヒュールリ ヒュルラ
風遊戯
子鳥 育ちて
その 過程
人は 怪異と
真似びては
距離置き 防と
真似びたる
我が 視たる
先の 距離
子鳥が 故の
距離 なりや
されども 後に
縁者に 聞く
ツバメは ヒトに
怖気 無し
ヒトが 傍ら
うららか と
寄りて 求めて
軒ヶ先
野鳥を 愛す
その縁者が
かくの 見方を
伝えたり
全き 異種の
ツバメ と 人
それを 仲間と 思いしか
ツバメ 眼に
背を正す
そんな 想いの
「一韻」
散と 心
琥珀 鳴る
【今は不日へ紡ぐ文(1)】
私が、私自身を助けるために、不日の私へと贈る手紙です。
Dear 未来の私へ
…忘れっぽくて、書いたことを新鮮な気持ちで読める私へ
又聞きの話で
ごめんね
でも
どうしても
未来の私に
伝えたくて
今日ねから聞いた話があるの
■■■■■■■…以降は、
【その人】
って書くね
【その人】から
ちょっと前
車に乗っていた時に
あったことを聞いたの
車を止めていたときに
不意に現れた雀が
近くの
別の車に
ぶつかってしまったらしいって
その雀は
可哀想に
脳震盪をおこしたみたいに
すぐには飛べなくて
うずくまっていたんだって…
それを見てた
【その人】達は
とても心配してて…
そしたらね
なんと
別の雀2羽が
飛べずにいた雀の近くに
さっと
降り立ったらしいの
そして
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
『大丈夫?』
『飛べる?』
『さぁ、飛んでみて』
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
って
言ってるみたいに
飛べない雀の身体に
ピトッピトッ
て寄り添ったんだって
そして
少しした後に
3羽連れ立って
飛んでいくことが
できたらしいよ…
…
私
これを聞いた時に
胸が
温かくなったんだ
私が
今回詠んだ詩は
確かに
その瞬間の
私の気持ちを
切り取ったものだから
これは
そのままにしておくけど…
…
鳥は、さ
手が
なくたって
言葉が
なくたって
背中で語る
だけじゃなくて
姿で助ける
だけじゃなくて
…
そう
そういう
『閉』助け
だけじゃなくて
その存在で
寄り添う仕草で
仲間に
『開』助け
で
内発的な
仲間を想う
行動で…
仲間を助けられる
存在
なんだなぁって…
私は
しみじみ
想ったんだよ
ぶつかった
雀は
時間経過で
良くなったのかもだけど
仲間が傍にいる
って感じられることが
応援して
くれてる
って思えることが
胸に
癒しの光を灯し
心に
奮起の焔を点し
雀に
自分自身を
助ける力を
再び
飛び立つ
力を
与えたんじゃないか
…
って
私は
おもったんだ
そして
…言葉もさ
私が
知らないだけで
きっと
仲間と
お話してるんだろうな
って
私は
おもったよ
…
少なくとも
その時
【その人】にとってみたら
上で書いたような
『コトバ』を
聞いたんだから…
…私は
このエピソードを聞いて
すごく
心がポカポカ
したんだ
丁度この詩
公開しようと思ってた
矢先だったし…
すごい
タイムリーって思って
…
で
…未来の私にも
この余韻を
おすそ分けしたいな
って思って
綴ってみたよ
未来の私の
心が
少しでも
ジンワリしてくれたら
少しでも
ほぐれてくれたら
嬉しいな
今の私より
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