五七五のつぶやき(147)
響きたる 声を見るなら キジを見る
(ひびきたる こえをみるなら きじをみる)
こんにちは、hana.hafuriです。
(心花 言の葉のせて 届けます)
5月頃のことです。
散歩をしていた時に、川の向こう側から、キジの鳴き声を聞きました。
声の方に目を向けると、そこには確かに、黒っぽいキジの姿がありました。
簡単な詩を綴ります。
「ケッケェーン」が
響き 通りて
野を 伝う
声に つられて
川 向う
目線を やると
キジが 在る
かつて 知りたる
『雉も鳴かずば撃たれまい』
渡る音 豊か
確かにと
思い灯りし
否 されど
キジは 鳴かずに
いられまい
それが 性根ゆえ
キジが ゆえ
幾度 指折り
出会う 声
我が眼 糸引く
その吟は
畑や 川辺
里奏で
※1