他人の批判から自由になる
多くの人が「他人からどう思われているか」、
「他人から悪く思われていないか」について悩んでいます。
小学生も社会人も、また60歳を過ぎても悩みながら生きています。
他人が自分の事をどう思うかを考えることは、円滑な社会生活を送るのにプラスに働く時もあります。
問題なのは、不安や悲しみがいつもつきまとい自己否定をしてしまう事にあります。
他人の批判から自由になる第一歩は、自分が他人を批判する時、自分の中で起きている事を知ることです。
そうすれば他人が自分を批判した時、他人の中で起きている事が理解できます。
すると、他人の批判は怖がる必要がないことが分かります。
自分が他人を批判している時、それは本当に他人そのものなのでしょうか?
それとも、自分の脳の中につくりだした「他人のイメージ」なのでしょうか?
批判や悪口は、こうあるべきなどの決めつけが自分のなかにあると必ずでてきます。そして、その決めつけに反している「自分の脳の中にある他人のイメージ」に対して批判しています。
自分が他人を批判しているのではなく、自分が自分の脳の中にあるイメージを批判し攻撃しているとすれば、
他人が自分を批判していると今まで思ってきたことは、他人が他人の脳の中にあるイメージを批判し攻撃していたことになります。
昔の聖人は、他人を批判したり恨んだりしてはいけないと言っています。
それは、自分が自分を批判し恨んでいるのと全く同じことだから自分の為にならないよと教えてくれているのかもしれません。
心の悩みは、自分が自分の中で起きている事を観察し理解する過程で解決します。
その際に必要なことは、どんな自分も批判せずに優しくしてあげること。
自己否定は成長を止めます。
自己肯定は成長を促進します。
成長すれば生きるのがどんどん楽になります。