仮病で休みたいと思う時点で、「重病」である。
「明日(土曜日)、腰痛のため休みます。」
そう紙に書いて、回覧した。
実は、そこまで腰は痛くない。
無理したら仕事もできる。
長時間座ってるとダルいかなーレベルの「腰痛」だ。
ただ、隔週で土曜日に出勤する理由がどうしても理解できないのだ。
出勤する意味がわからない土曜日に、
軽い腰痛と戦いながら無理して10時間もパソコンに向かって座っていられる自信は無かった。
これまでに何度も土曜日出勤をしてきたが、
「何かできることありますか?」の上司へのお伺いから始まる。
上司も
「そやなぁ…。土曜日やから、窓の外でも眺めとくか。」と言った返事だ。
そもそも、土曜日は店は閉まってるし、
電話も留守番電話だし、ネット受注も月曜日発送となる。
「普段業務で忙しい中、できないことをしよう」というコンセプトなのかもしれないが、普段業務をパパっと終わらせてイラストの下書きをこっそりしたり、マルチウィンドウを駆使してExcelやメモ帳にnoteの原稿を書いている私には、土曜日に来る理由がさっぱりわからない。
平日でできてしまう仕事量だし、そんな私の行動を知ってか知らずか仕事の以来もあまり来ない。
もしかしたら「この子には任せられない」と思われているのかもしれないが、クビにならなければそれで構わないと思っている。
社会人としてどうかしていると自分でも思うが、
どうかしていていいのだ。
前回、2週連続で土曜日出勤があったときに、
3週間目には病んだ。
海に一人で行き、涙を流してバナナを食べるという、
今考えたら「何やってんだ私」と思うような事態に陥った。
そんな心境になってしまうくらいなら、
仮病を使ってでも休むべきだった。
前回の「病み」があったから、今回の「選択」がある。
なんかかっこいい事を言った風だが、
別にかっこよくないな..。
とにかく、
今週は、堂々と
「(実は軽い)腰痛のため、休みます」
と言って休むことにした。
そして、ふと子供の頃を思い出した。
私はよく子供の頃に「しんどがってる」と言われていた。
「大してしんどくないのに、しんどがってる」と。
「仮病や仮病!!」なんてよく言われたし、
「ずる休み~」なんて言われることもあった。
ちょっとしんどいと、しんどいアピールをしてしまい、実際に家に帰ると元気になるから、自分は仮病なんだと思ったし、ずる休みをしている罪悪感もあった。
きっと、皆さんの周りにもいるんではないだろうか?
そこまでしんどくないハズなのに、しんどそうにしている子供。
私は、
そんな子供達や昔の自分に
「それ、すでに心が重症だから休んでいいよ」
と伝えてあげたい。
そもそも、この「そこまでしんどくないハズ」の基準は、個人の主観によると思うから押し付けてはいけないと思うし、
私の「そこまでしんどくない」と、あの子の「そこまでしんどくない」はレベルが違うと思うし、
私の「そこまでしんどくない」はレベル30で、あの子の「そこまでしんどくない」はレベル500かもしれないし。
それを、たった数秒間で測る体温の数字だけで判断するなんて間違ってるのだ。
しんどそうにしてしまうのは、本当にしんどい事と「大丈夫?」と心配されたいのだ。「もう休んでいいよ」って言ってもらいたいのだ。
休みたいけど、休んではいけない。休んだらずる休みと言われる。無理して頑張らなきゃいけない。お友達の目を気にしたり、先生の目を気にしたり、親の目を気にしたり、すれ違う学校の生徒や近所のおっちゃんやおばちゃんの目を気にしたり、「みんなは頑張ってるのにどうして私は頑張れないんだろう」とか、「もっと頑張らなきゃ」と自分を責めたり、あれもしなきゃこれもしなきゃ…と未来のやるべきことばかり考えたり、誰かの心無い言葉に責められたり、自分で自分を責めてしまったり、
「しんどがってる」時点で、
「仮病でも使おうか」と思う時点で
体よりも心がいっぱいいっぱいで
かなりの重症なのだ。
そして、わかってるのだ。
ちゃんとしなきゃいけないのは、わかってる。
でも、できないから、
むしろ本当に熱でも出てほしいと願って、でも体は割と元気だったりして苦しいのだ。
ふと、そんな自分の小学生だった頃を思い出して熱くなってしまった。。
話は戻るが、
仮病使ってでも休んで正解だったと思う。
いや、仮病違うし。
腰は本当に痛いし。
心は重病だし。
こうして、今ワクワクしながらnoteを書けている。
お腹空いてるんだけど、今の気持ちを残しておきたくて
最速で書けるであろうパソコンをわざわざ取り出して書いている。
これぞ「私!!」と思って書けている。
なんなら、今から5時間ほど書き続けられる勢いだ。
休む!と決めた時点で、
心は回復に向かう。
そう思う。
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※私はHSS型HSPという「繊細でビビりなのに、好奇心旺盛で勢いで挑戦し、ダメージを受けては1人反省会が始まるが反省会の結果、再び挑戦する」という気質です。
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