コーチングができるようになってから、イライラしなくなった。~コーラをぶちまけた息子~
息子が怒りながら母屋から帰ってきた。
我が家は二世帯住宅。
我が家と母屋は廊下で繋がってる。
ドスドスと音を立てて、プンスカプンスカ怒りながら息子(小2)が戻ってきた。
ドアをバンッ!と閉める。
「あー、なんかお義母さんに怒られたかな~」
なんて思いながら、ソファに寝転がってスマホを見ながら、息子を眺める。
「…んくっ、くっ…ズルっ、ん…」
悔し泣きしてるみたいだ。
「どしたん?怒られたんー?」
と声をかける。
いつもなら、怒りながら「だって〇〇やのに!」など逆ギレするのだが、何も言わず、ずっと泣いている。
めずらしい。
息子は怒られてもその時だけ腹が立って、その後はケロッとしてるタイプ。
今回のように、いつまでも1人でシクシク泣いているのは珍しい。
「どしたんー?怒られたんー?」
もう一度聞いてみるが、無視。
まぁ、そのうち泣き止むかと思っていたら、
ブシャーーー~~!!
手に持っていたペットボトルのコーラをぶちまけた。
「あーぁ…」と思いながら、動かない私。
仕事から帰ってきたばかりで、やっと横になれた私は、動く気力など1mmもない。
「タオルでふいとって~」
と声をかけ、息子を見る。
タオルで床を拭きながら、まだ泣いてる。
めずらしい。
そこに娘(小5)と甥っ子(6)がやってきて、「コーラ振ったら美味しくなるって言うて、義母ちゃんに怒られてたー!!」と報告してくれた。
なるほど。
「だって知らんかったんやもん!!!」
泣きながら言う息子。
娘(小5)に詳しく聞いてみると、ペットボトルのコーラを振りまくって遊んでて、義母にめちゃくちゃ怒られたらしい。今日は夕方から法事もあったので、義母も忙しかったりして、疲れていたのだと思う。
ペットボトルに入ったコーラを振りまくって、シュワシュワの泡だらけになったコーラをキラキラとした目で見ていた息子が想像できる。
きっと、「見てみて!これ面白いよ~!」と言いたかったのだろう。世紀の大発見でワクワクしていた時に、急にめちゃくちゃ怒られたのだろう。
あの落ち込みようを見る感じ、たぶん相当怒られてたな。
「なにしてんのー!!なんでそんなことするのー!!そんなことしたら、こぼすのわかるでしょーー!!!なんで、そんなのも分からないのー!!もぉーーー!!!」
と、半ば発狂しながら全力で怒られたに違いない。
世紀の大発見にワクワクしていた息子が、突然襲撃を受けたようなもの。
めちゃくちゃショックだったと思う。
私も小学1年生のときに、似たような経験がある。雨の日の遠足で、2列に並んで先生の後に続いて歩く中、傘をクルクル回したら雨水がパラパラ~と水滴が飛び回るのを見て1人で感動していたとき、担任の先生に「コラ!傘回したらだめ!!」ってめちゃくちゃ怒られたことがある。
水滴に夢中になっていた私は、突然ふいに怒られてビックリして、悪い事だと思っていなかったので相当ショックだった。(おそらく背の高さからして、先生の腰周りがビショビショになってたんだと思う。先生、ごめんね。)
その時の気持ちを思い出して、タオルでコーラを拭いてる息子のとなりに行った。
「グエッ…エッ…ズルっ」
泣きながら、床の白いカーペットに染み込んだコーラを拭く息子。
「あ~、これは落ちひんな~。これね~、濡らしたタオルで拭いたら落ちるんよ~」
と、タオルを濡らす。
濡らしたタオルをカーペットに押し当てて、ギューーっと拭き取る。
右側を私が拭き、左側を息子が拭く。
ひとつのタオルを二人で押し当てながら、もう一度、「怒られたん?」と、聞いてみた。
「わざとじゃないのに..。」
「知らんかったのに..。」
と言う息子。
「そやなぁ~。知らんかったよなー。
シュワシュワのやつは、振ったら泡だらけになって、プシャァ~~って溢れるんやでー。」
「うん..」と頷く息子。
「相当怒られたんちゃーん?はは。」と笑いながら話すが、無言で泣くばかり。
「今、どんな気持ちー?」と聞いてみると、
「…かなしい きもち。」
と答える。
「そっか、悲しかったか~。
そやな~。悲しかったな~。
これ、もう落ちひんから、お風呂入ろ~」
とお風呂に誘った。
お風呂に入ったら泣き止むかなーと思った。
カーペットの染みは落ちそうにないので、また落とす気になったら落とそうと思う。
古いカーペットだから、そのうち周りと馴染んで気にならなくなるだろう。
お風呂の中でもシクシク泣く息子を見ながら、「落ち込む」ということを学んだ息子の成長を感じて嬉しく思った。
こんばんは、ライフコーチのはなです。
私はいつもこんな感じに物事を考えています。
「コーラを振ったらあふれるなんて、知らなかったよな~」と思います。息子が6年間生きてきて、誰からも教わっていないだろうし、私も教えていないのだから、知らなくて当然。誰も悪くない。
それを「何でそんなこともわからないの!!」と怒られても、「そりゃ知らないよね、」と思います。
でも、法事で疲れて余裕が無い時に、孫にそんな無駄な行動をされて腹が立って怒鳴ってしまうお義母さんの気持ちもわかります。お義母さんも悪くない。
それを冷めた目で見ていたであろう娘(小5)の気持ちもわかる。笑
コーチングができるようになるまでは、ただただ感情的になって息子に怒っていたと思います。お義母さんに対しても「そこまで怒ることないのに!」と思っていたと思います。
みんなのそれぞれの気持ちがわかるようになったから、冷静に「知らなかったよね~」「怒られて悲しかったよね~」と、ふふふと笑うことができました。
「子供は、みんなで育てるもの。」
そう母に言われた言葉にも支えられています。
そう言ってくれたからこそ、お義母さんが叱っても、ありがたいと思えます。息子が磨かれてるなぁなんて思います。笑いながら「お義母さんも大変やったね」と思えます。
約2年前にコーチングを受けて、そこから考え方が大きく変わりました。常識や周りの目ばかりを気にしていた自分から、価値観が人とズレている本来の自分を取り戻しました。
その後、ライフコーチとして活動する中で、日常生活が全てコーチング目線でとらえられるようになりました。
この人はどうしてこんな発言をするのだろう?
その深層心理は何だろう?
疲れてたのか、余裕なかったんだな、
それを言葉にできないんだな、
など、
冷静に相手の方の感情を読み取れるようになりました。
家庭、仕事、上司、友達、全てコーチングの視点を持ちながら接することで、いろんなことが円満に進むようになってきています。
人それぞれでいいし、誰も悪くない。
相性の善し悪し、環境の善し悪しだけであり、この人にとって必要な事は何か?私は今どう接したら相手の方は満足するのか?など、これまで自分が持っていた気質に更に磨きがかかって、無意識レベルで相手の方が心地よくなることに意識を集中できるようになりました。
そうなれたのは、まずは「自分」が整ったから。
私は私でいいと思えるようになり、自分が整ったから、そのあふれた愛で「身近な人」や「大切な人」と心地よく接することができるようになり、「どうでもいい人」にはどうでもいい対応をすることができるようになりました。
私は主婦でも母でも会社員でも、自分の気持ちは諦めたくないし、我慢したくないし、押さえ込みたくない。直感を信じて前を向いていたいし、好きな人とだけ関わって生きたい。
そんな生き方を貫いていきます。
こんな私に興味を持ってくれた型、相談してみたくなった方、公式LINEにてご連絡待っています。
noteの感想でもいいです。
こんな私に興味を持ってくれた変わった方(褒めてる)と関わってみたいので、ぜひご連絡ください😊😊
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