考えすぎなこと
高校1年生の時の定期演奏会。
純粋に楽器吹くの楽しいなって思えてた、
最後の姿。
この一週間後に同じ楽器にめちゃめちゃ上手な後輩が入ってきて、
自分の現実を知るのでね。
高校は吹奏楽部が上手なところに入りたいと思って決めて、
吹奏楽自体は中学からやっていたけれど、
中学の時とは違う楽器を高校から始めたこと中学は弱小だったから高校に入ってたくさんの新しいことを知れたことで
毎日が新鮮で楽しくて、日々自分が成長できている実感もあったのに、
経験者の後輩が入ってきて
その子の存在は知っていたけど自分の高校に入ってくるとは思ってなくて、
楽器の技術では自分のはるか先にいて、
わたしが頑張ってきた一年間ってなんだったのかな?
って思ったこと。
コンクールではいわゆる1軍と2軍があって、
学年関係なしのオーディションで決めていたから、
わたしは今年も1軍にはなれないんだって思ったこと。
ここで2軍になったこと、そこで経験したことはわたしの人生の中で一番のターニングポイントだから、
それはそれでよかったのだけれど。
だけど、自分は楽器上手じゃない、っていうのはここからずっと今までも根底にあって、
必要以上に気にしてしまっていることもわかっている。
それでも楽器が好きな気持ちだけは誰にも負けないと思っていたし、
周りもそう思っていてくれてたからここまで続けてこれている。
別にその後輩はとってもいい子でその子を恨んだりしていることは一切ないし、
わたしが上手になれなかったのが一番の原因だから自分のせいだけれど、
そこからずっと何かを探したくて、
何かを埋めたくて、
楽器を続けているのかなって思う。
もっと純粋になにも考えずに楽しいからやりたい、
っていう気持ちだけでいいのにね。