変わる自分、変わらない自分
自分の力をはかる方法は、きっといくつかあって。
資格試験で例えるならば、
・過去の自分と比べてどのくらい成長しているかをはかるもの
(例:TOEIC)
・基準に達しているかをはかるもの
(例:英検・漢検)
・周りと比べて上位にいるかどうかをはかるもの
(例:大学受験)
と、いくつかある。
たとえTOEICで過去の自分より成長していたとしても、
英検で上の級に合格できるとは限らないし、
英検で1級を取ったとしても、
そういう人たちの集まりの中で受験をすれば、勝てるとは限らない。
それと同じように、その人そのものを見る場合にも、
きっとその時その場所によって、さまざまな面があると思う。
中学でオール5を取っていた人が県で1番の進学校に行ったら、
全然いい成績が取れなくなる、みたいな。
もちろん、ほかの人よりずば抜けた何かを持っているならば、
それを一生武器にしていくことだってできるかもしれない。
だけど、そうじゃないならば、
その時の環境によって、自分の武器を変えていくことも必要なんじゃないかなって思う。
私は中学からずっと吹奏楽部に所属していたけれど、
中学校では弱小校だったこともあってみんな技術にそんなに差がなかったから、性格そのものが自分を表すものになっていたけれど、
高校になったら、強豪校を選んだのもあって自分は技術面では貢献できないって思い知ったから、係活動とか違う部分で貢献しようとした。
大学になったら、逆に技術で貢献できるようになったから、そこを頑張った。
頭の良さで言うなら、
高校まではずっと頭いいキャラでいられたけれど、そういえば大学生活の中で頭いいって言われたことなかったな。笑
いまの会社に入って、また頭いいキャラになって。
きっと性格とか立ち位置とか、いろんなことがその時の環境によってさまざまで、
そのどれもが自分であることには変わりがなくて。
自分はこれを推していくんだ、って一貫して行動していってもいいし、
その時によって周りを見て自分の立ち位置を考えていくのでもいいと思う。
無理に演じる必要もないし。
でも、そうやって環境によって変わる表に出るものの先にある、
かわらない芯がきっとあると思う。
そこさえ見失わずにおさえられていれば、
あとは流れに身を任せてもいいんじゃないかって思ってきた。