![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96045962/rectangle_large_type_2_6d9ae8541d2def5de4a6ae3d93a20ca6.jpeg?width=1200)
『クウネルがゆく』を読みました。
2005年9月20日発行の絵本。
作者の坂崎千春さんはSuicaのペンギンをデザインされている方です。知らなかった。とても有名な方でした。偶然にもスマホの待ち受けに坂崎さんの絵を設定していました。これまた知らなかった。恥ずかしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1674182634119-jn7KyWZoau.jpg?width=1200)
何年も何年も前に、ある方のエッセイのなかでこの一節が取り上げられたのを偶然目にしました。
『ともだち少しでも大丈夫
本当に好きなことには
だれでもひとりでむかっていくんだよ』
登場人物のマリカおばさんが主人公のクウネルに言った言葉です。
この言葉を見てから、ひとりであることを、ひとりでいる時を否定したり後ろめたく思ったりしなくていいなあとも、ひとりであることを無理に肯定しなくてもいいなあとも思うようになりました。
時折ふいにこの言葉を思い出す時があります。
そんなときは、「ひとり」ということに対して過分に思う時があるのかな、と思っています。
ひとりが孤独と結びついたり、ひとりはダメなこと、と考えることがあるからですかね。
エッセイにはこの一文だけ引用されていました。私はこれだけ読んで、
クウネルくんが冒険に行く小説なんだろうと勝手に想像していました。たまにこの本を読んでみたくて調べるものの、小説で検索をかけてしまっていて見つけることができていませんでした。アホですねー
Amazonで何となく検索して見つけて即購入しました。もちろん新品ではないのですが、ちょっと日焼けして色褪せているこの状態で、今手元にこの本があることがとても嬉しいです。