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エメラルドのリング
はじめに
リング用にコロンビア産エメラルドのルースを仕入れました。
新緑を思い出すエメラルドは見ているだけで心が落ち着く癒しの石、
しかし今日は手に届きやすい価格で良いものを探すのが難しい。
ようやく見つけたエメラルドは小粒だけど透明感と清涼感あふれる魅力的な石です。
今回はリングのデザインが決まるまでの過程をまとめてみました。
♢♢♢
デザインを決める
【デザインのポイント】
・New エレガンス
・大人の女性の微糖リング
・脇石はダイヤモンド
・エレガントとカジュアルを両立
・手に届く価格帯
・日々の暮らしに馴染む
Design1
アンティーク風のモルガナイトのリングを参考に。ブラックダイヤモンドでモード感を出す。
![](https://assets.st-note.com/img/1651554737887-fmxiZUOPEI.jpg?width=1200)
結果:装飾性のあるデザインに2色のダイヤモンドを入れるとゴチャゴチャした感じ、個性的だが盛りすぎ→スッキリさせたい。
Design2
同じデザイン、白ダイヤモンドで統一してみる。
![](https://assets.st-note.com/img/1651554936022-4uSHzaQP81.jpg?width=1200)
結果:大人の指には甘過ぎ。目指すは大人の女性がつける微糖リング、アンティーク風もちょっと違う感じ→もっとシンプル、爽やかに。
Design3
Hana Jewelsのアイコン、バゲットカットのダイヤモンドを登板。エメラルドと同じ長方形なので相性が良いはず。バゲットダイヤで取り囲み、アームにもメレダイヤを飾る。
![](https://assets.st-note.com/img/1651501317912-ibJEBnHz4z.jpg?width=1200)
結果:良い感じになってきたが、、エメラルドとダイヤモンドのバランスが悪い。
メインの石を引き立てるためにダイヤモンドは脇役に徹してもらう→ダイヤを減らします。
Design4
アームのダイヤモンドを取り除くことで良い塩梅に。
![](https://assets.st-note.com/img/1651502868222-vzdaDSXQ5w.jpg)
結果:ダイヤモンドがエメラルドとしっくりと馴染む。キラリ存在感あるセンターパーツとゴールド地金のみのアームとのコントラストがいい感じ。
少しトレンドを取り入れた細めのアームは甲丸型の1.4mm幅。CADで見ると骨太に見えますが実物はもっと繊細です。
![](https://assets.st-note.com/img/1651503100117-cuW0Qq9Uwe.jpg?width=1200)
完成
![](https://assets.st-note.com/img/1651503236711-MuBoPDPa10.jpg?width=1200)
K18 Yellow Gold
Dia 0.279ct
Emerald 0.347ct (コロンビア産)
Size #12
良質な天然素材と熟練した職人技が生み出す世界で一つのリング。
![](https://assets.st-note.com/img/1651503210567-bwjpVPOEPl.jpg?width=1200)
大人の指にはちょっと可愛すぎる?と思うかもしれない。でも着けてみると意外と大人でも似合う。
お客様とお話をしていると年齢問わずジュエリーの褒め言葉は「可愛い!」
ご高齢のご婦人方も「可愛い!」と思わず言ってしまうことが多いようです。
私も無意識に使っている「可愛い!」が詰まった大人のエメラルドリングに仕上がってます。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
Hana Jewels