【東京都 太陽光パネル設置義務化条例にNO!】今こそ、『「小池劇場」の真実』を読もう!/有本香(幻冬舎)
最近、小池百合子東京都知事が、こんな酷い制度、条例を設けると報じられました。
>東京都は、戸建て住宅を含む都内の新築建物に、太陽光パネル設置を義務付ける方針を固めた。有識者らで構成する都環境審議会が24日、義務化を求める中間答申をまとめた。都はパブリックコメント(意見公募)などを経て、年度内にも関連条例を改正する。
パブリックコメントの提出方法はこちら↓
中間答申によると、
・設置義務は建築主ではなく、住宅メーカーなど施工者側に課される。
・建て売りか注文住宅かを問わず、大規模マンションなども義務化の対象。
・取り組みが不十分な事業者には、指導や勧告、事業者名の公表などペナルティーも検討。
ジャーナリストの有本香さんも、当然、この太陽光パネル設置義務化に異を唱えておられます
>太陽光発電を野放図に増やせば、電力供給の不安定化を招き、10年たてば膨大な量の太陽光パネルがすべて危険な廃棄物となる。そして何より、太陽光パネルの世界シェアの約8割は中国が握っていて、そのうちの約6割が、強制収容所の林立する新疆ウイグル自治区で生産されている。
米国は、中国産太陽光パネルを「ウイグル人の強制労働の産物」と疑い、制裁対象にした。
東京が、ウイグル人の強制労働の片棒を担ぐ街となることは到底看過できない。私たちをジェノサイドの加担者にするような知事なら、即刻お辞めいただきたい。
このような都民の暮らしと直結することを、都民にしっかりと意見を聞くこともなく、半ば強引に進めようとする小池百合子都知事はおかしいです。
都議会も小池都知事の、この横暴な策を認めてはなりません。
住宅メーカーなど施工者側が設置するといっても、最終的には、建築主が太陽光パネル設置分のコストを負担することになるでしょう。
「施工者が太陽光パネルのコストを負担しなければならない」とは書かれていません。
小池百合子という政治家の人間性については、
『女帝 小池百合子』石井 妙子
を読めば、よく知ることができるが、この著作以前に書かれた、有本香さんのご著書
『「小池劇場」の真実』
を読むことをお勧めします。
有本香さんは、かつて科学的根拠もなく、築地市場の(豊洲市場への)移転を遅らせた小池百合子東京都知事を厳しく非難してこられました。
小池百合子都知事は、今に至るまで、公約達成率0”ゼロ”
https://twitter.com/hana5big/status/1368532056804786181
であることも糾弾されて然るべきですが、この築地市場移転問題の件だけを見ても、小池百合子という人物が、東京都知事としての資質も器も備えていないことがわかります。
手続き的にも、科学的にも問題のなかった築地市場の豊洲移転を一旦棚上げにし、税金を垂れ流した小池百合子知事の責任は大きい。
何より小池百合子都知事が卑劣なのは、築地市場移転の件で、体調が思わしくない石原慎太郎元東京都知事を百条委員会に証人喚問したことです。
当時の経緯と客観的事実を押さえれば、石原慎太郎都知事には何の責任も問題もなかったのは容易にわかります。
わざわざ健康に問題を抱えたご老体を百条委員会に引っ張り出した小池百合子都知事の品格と人間性を疑います。
ここで、以前私が、Twitterで取り上げた
『「小池劇場」の真実』からの抜粋
を掲載させていただきます。
私の文「東京都小池知事のもとで、この、当たり前のことが行われていなかった驚愕の事実。」 #石原慎太郎 #小池百合子 #東京都
>「『小池劇場』の真実」/有本香(幻冬舎) [行政が個人の「記憶」に頼るという嘘]
平性29年3月に行われた石原の記者会見と百条委員会。
>この2つの「追及劇」ほど、バカバカしい茶番はなかった。日本中がこれに大騒ぎをすることに私は戦慄をおぼえていた。行政はもちろんのこと、民間であっても組織の業務は、個人の記録をもって為されるものではない。
>後日、検証が必要になった場合も、それは個人の記憶をたどるのではなく、規則に従って残された「記憶」から検証されるべきである。 誰かの記憶で、行政の事々が左右されるようでは住民は堪ったものではない。
>そのバカげた罪深い茶番が、現代日本の首都で延々繰り広げられていた。
>今でも、石原が、自らの利権のために強引に、問題のある(実はない)豊洲という土地を移転先に決めた、との誤解をしている人が少なくない。 これはメディアから石原が受けた酷い風評被害である。
>小池劇場という恐ろしい事態は、メディアとの共犯関係なくして成しえなかった。メディアの罪を私たちはけっして見逃すべきではないのである。
>[都知事の独裁を許していいのか]
私は雑誌やテレビで、小池が築地から豊洲への移転を議会にも諮らず、独断で延期した、と繰り返し言って、その危険性を訴えてきた。
>都知事の権限が大きいことはたしかであるが、何でも「自分」が決めていいわけではなく、リーダーシップという言葉の意味は、物事を独断することではない。
>豊洲市場は、初めから「安全」なのだ。コンクリート等で覆うという必須の土壌汚染対策以上に、コンクリートの下の土壌改良までせざるを得なくなったのは、共産党のプロパガンダと、
それに乗った旧民主党の一部の都議会議員が、当時の知事の石原に、「安心」のための余分な対策を求めたからである。
>地下6メートルの手の届かないところにある土壌や地下水にヒステリックになる人たちが、なぜ、魚とそれを扱う人が雨風や排気ガスにさらされていることは平気なのか。
>まったく理解に苦しむ。生鮮品を扱うのに温度管理も一切なくてよしと思う感覚も不思議である。
>本来ニュースにもならないようなことが大ニュースになってしまう――これが小池劇場の困った特徴である。
>五輪の他県での開催施設の費用負担の件である。 回答をさんざん引き延ばし、関係者に迷惑をかけた挙句、発表された内容は「元のとおり」。小池が引っかき回す前のとおりであった。
>知事就任時に職員に対して、「期限を決めて仕事をせよ。遅れるならいつごろまでと示せ」と訓示を垂れたにもかかわらず、市場の件でも、五輪でも、それをまったく守ることができないのが知事自身である。
>小池がただ選挙のためだけに「築地・豊洲両方を活かす」という考えなしの案をぶち上げたことで、新たな数々の問題が起きている。
>本書が、私たちの真の敵である「ワイドショー政治」なるモンスターとの闘いに勝利する一助とならんことを、心より望むものである。
小池百合子都知事が周りを巻き込んで余計なことをして
、引っ掻き回した挙げ句、裏目に出て余計な損失が発生するのは、築地市場移転問題や東京五輪2020の費用負担だけではありませんでした。
新型コロナウイルスの対策でも、小池百合子都知事の対応について疑問に思うことが多くありました。
そして、東京都の太陽光パネル設置義務化条例案。
コストの問題もありますが、太陽光パネルを設置することで発生するマイナスの面を見ていません。
太陽光パネルの反射光の問題もあるし、首都直下型地震が発生したり、強力な台風、暴風雨等に見舞われた場合に、落下して通行人などを直撃する危険性があります。
故障が発生したり、壊れてしまったりしたら、その分の費用は施工者ではなく建築物の所有者が負担することになるのではないか?
言うまでもなく、発電するのに十分な太陽光が届かない天候の場合は、太陽光発電は何の役にも立たない。
メリットがあるのは太陽光パネルを販売したり、設置を請け負ったりしている業者だけだろう。
メンテナンスにもコストがかかるし、二酸化炭素の発生がどれだけ抑えられるかも不明。
そもそも地球全体で、どれだけのCO2が排出されたら、地球環境にどれだけのダメージを与えるかについて、明確な研究結果も発表されていない。
環境に良いかもわからないものの利用を義務付けるのは、天下の愚策としかいいようがない。