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【芸術史講義(ヨーロッパ)4】A評価 京都芸術大学 アートライティングコース

京都芸術大学通信教育部 芸術学部芸術学科アートライティングコースで5年間の学びを終え、少しずつですがライターの仕事をしています。

今回、5年間の学びの中で「S評価」と「A評価」だったレポート全文を有料で公開してみようと思います!皆さんの学びや参考になれば嬉しいです。
※コピペ・著作権の侵害となる行為はご遠慮ください。

【芸術史講義(ヨーロッパ)4】 A評価 87点 ※参考文献の記載なし

 ロマン主義という傾向がどのように形成されたか、各章の議論を踏まえながら、1200字程度で簡潔に要約しなさい。
 
 18世紀、啓蒙思想主義を文学と演劇の分野において実践したのが、ドイツのレッシングである。彼は、市民悲劇という新たな演劇ジャンルの中で、フランス古典主義からの解放を目指し、市民階級から行動や感情が理解され、受け入れられるような演劇を目指した。一方では、古典主義や啓蒙主義への反発から、シュトゥルム・ウント・ドラングと呼ばれ「疾風怒濤」と訳される、感情の自由と人間性の解放を強調する革新的な文学活動が興り、人間の

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