寒いとか暑いとか
気温に合った服選びをするのが苦手だ。
春先で冷たい風が吹く中、一人半袖・短パンと夏のような恰好をしたり、猛吹雪の極寒の冬の日に秋の始まりのような軽い服装で外出して周囲の人たちを驚かせることがよくあった。
基本的に体の感覚が鈍くて味覚や嗅覚や痛みも感じにくい。洗濯物からでる部屋干し臭というのがどういう臭いかよくわからないし、「塩気がたりないな」とか「コクがたりないな」という感覚がさっぱりわからなくて料理をしても味見は一切しない。
しかし、なぜか耳だけはものすごく敏感である。日常生活に支障がでるほどで、物音や人の話し声がどうしても気になってしまいノイキャン機能付きのイヤホンは手放せない。
この感覚が敏感であったり鈍感であったりするのは発達障害の人によくある症状らしい。子どもの頃、花火の大きな音が苦手で大泣きしていた私に両親は、こんな神経質な子供見たことないとうんざりしていたが、今となっては納得である。
鈍感であったり敏感であったりと大変な体であるが、便利なグッズがたくさんあるありがたい時代である。日々ネットで情報を集めて、快適に過ごせる便利グッズを探すことが一つの楽しみとなっている。