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人への頼り方で自分に返ってくるものが変わる話
気温が変われば
活動も、体に必要な休養も変わります。
鳥は渡るし、亀は眠るし、虫は命を終える。
人間も冬はゆっくりでよいはずですが
なかなかそうはいきません。
うまくいかない時はある
人生、波、というか
うまくいかない時はあります。
歳を重ねると
うまくいかない時のできごとが
次のよいことを運んでくる
という確信みたいなものができてきて
うまくいかないときの過ごし方が
身についてきたりします。
以前のわたしはそれがうまくできませんでした。
自分の中で抱えて、抱えきれなくなると
その「感情」を誰かに吐き出すのです。
そのこと自体は悪くないと思うのですが
吐き出す相手と吐き出し方と量を間違うと
あとで思わぬおまけがついてきて
それが意外としつこくはりついたりするのです。
不用意に入ったヤブの植物の何かのように。
大変!困った!その時に吐き出すものは
大変大変!困った困った!というと
聴いてくれるひとは幸いたくさんいます。
もちろん、つらい時に人を頼るのは
悪いことではないし、必要なことです。
ただし、それをやりすぎると良くないことが
2つあると思っています。
ひとつは、慰められる快感から
抜けられなくなることです。
大変!と言えば慰めの反応がもらえることが
パターンになってしまうと
ちょっと大変と感じたときに慰めてもらって
乗り切る、がセットで固定されがちです。
そして、思ったような反応が来ないと
混乱してしまいます。
人を頼るのは悪いことではありません。
ただ、実際に乗り切る方法をメインに
感情の方はサブ的に
乗り切る勢いを分けてもらう
くらいの感じが良いように思います。
ついてしまったイメージは
自分の心のありようは
いつからでも変えられますが
やっかいなのは人が自分に持つイメージです。
いつも大変!困った!と感情を吐きだす人と
イメージがついてしまう、というのが
ふたつめの良くないこと、です。
この良くないことは、時間差でやってきて
メンタルが安定したりスキルアップしたりして
何かのアイデアを出したり
一緒に何かをやろうとした時に、ついてしまった
大変!困った!助けて〜!のイメージが邪魔して
相手にちゃんと取り扱ってもらえないことが
あるのです。
下に見られるというか
自分で自分を下にセットしてしまうのですね。
付き合う人は自分で選ぶ
もちろん、思うまま表現したらいいし
自分を大切にしてくれない人たちと
付き合うことはないのです。
ただ、感情の吐き出しは
他人のエネルギーを消耗したり
変容させたりすることがあって
時に借りた他人のエネルギーが
思わぬ形で返ってくることがあることは
知っていても良いような気がします。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
※画像は昨日の朝の海。スイッチを入れたい時は
このルートで仕事に行きます。