[映像テクニカルノート#001]2台1名ビデオ撮影
NOTE新人ですが、映像のテクニカルな日記も始める事にしました。
社内のクリエーター向けですが、動画制作に興味ある方、役にたつようならご覧ください。
僕の映像制作は主に園関係と番組(モータースポーツ中心)となりますが、たまにYouTubeやCMなどのハイエンドも含まれます。
今日は某園で和太鼓の撮影(職業柄、園児の顔やどこの園かわかるような事は厳禁なので出しません、ご承知おきを)
今日は訳あってニコイチ(2台を1人で回す)
ワーク用はpanaのCX350
この最新ハンドヘルドは同業者に「どうですか?」と聞かれる。マーケットはSONY中心なのになぜパナなの?という意味合いもあるが、CXは個人的には完璧な4K(1インチ)ハンドヘルドであると思っています。こいつのレビューはまた後日
全体を抑えるカメラは一眼レフa6600
こっちは固定となりワークしません。
αイベント撮影仕様です。
まず本体はケージ装着、XLR入力ユニットと定番のガンマイク
オレンジのものは汎用のモバイルバッテリー(本体に給電)
こういうイベント(行事)撮影でa7などはまず使われないのだけど、まずa6600は一眼レフにあるREC時間の制限もないしHD撮影で熱からのストップもなし、こういうACが引けないバッテリー勝負の場合、むしろ給電できる分ビデオより安心かも
今回の和太鼓撮影でちょっと気を付けたのは俯瞰ポジションを作ること
園のカメラは園舎2階から撮影してたので、場所的に安全なので検討したけど、ポジションが高すぎ俯瞰すぎること(こどもの目線が合わない)シンメトリーが取れなかった事もあり、地面から俯瞰を作る事に、そこでこいつが登場。
マンフロット・MPROカーボンファイバー536
全高が203cmとなかなかのキリンぶり
手前の保護者席をかわしつつ、奥の子供を見下ろせる
ヘッドはマンフロットの最新技術ナイトロテックN8 弊社ではまだ研究できてないです(カウンターバランスが良い意味で特殊) 舟の取り外しはトレンドのサイドプレート式、豪快で確実みたい。
今回、弊社にしてはセンサー大き目(S35mmと1インチ)
こどもメディアHUGOの園撮影におけるセンサーの大きさレギュレーションはこんなんです。
・寄りカメラ(ワーク用)最大1inchまで
・引きカメラ(固定・ワーク含む) 最小1/3inch 最大S35㎜
引き全体カメラは1/4inchなどはNG これ不思議なんだけど、別の仕事だと1/4クラスもいけるのに園仕事のうち発表会で全体を映してDVDにすると、とろけてしまう
きっとセンサーの小ささからくる解像度不足なのかも
逆に寄り(ワークカメラ)はS35mm(APS-C)や3/4(マイクロフォーサーズ)などは禁止にしています。今の制作スタイルは1インチより大きいのが普通で圧倒的に高画質なのですが禁止しています。いろんな理由がありますが、パンフォーカス命で被写界深度が浅いとまずい事が起こるのでナチュラルに「深い」ビデオカメラ(センサー小さめ)中心にしています。あとワークにおける操作性もビデオなどは圧倒的に優れている理由もあります。
弊社の基幹サービス「こどもメディアHUGO」は仕事とっても楽しいです。長年いろんな撮影仕事してきましたが、やはり格別の楽しさがあります。契約しているカメラマンさん達も現場にストレスがなく楽しいと言ってくれます。「子供の笑顔に癒される・・」なんてきれいごとでなく、こどものいる環境って「ふわふわ」といた独特の空間があるのです。
なので、基本的に別の制作現場みたいにピリピリしないし、いろんな事に感謝し感謝される現場です。
僕の内容なんてプロから見たら、「あ、そう」程度ですが、こういう業種のノウハウなんてあまり世にでていないし、これから映像学びたい方の役に立てるようでしたら、また投稿します。
株式会社汎企画 代表取締役 香月達行(48歳)