岩手怪談後編 何故気分が悪くなったのか
河村も聞き手として出演中の西浦和也の怖イ話の最新話「岩手怪談の後編」が配信されました。
前回の時に話しましたが、この拝み屋さんのお話は自分と相性が悪いらしく、途中からずっと気分が悪くなってしまいました。
特に呪いにまつわるお話は、後味が悪く、創作ではない実話ならではの「何も解決しない」ので、苦しかったです。
自分は実話怪談に関しては、今と昔では認識が違います。
また、多くの創作と実話怪談を聞いたせいか、どちらと明記されていなくても創作部分と実話部分を嗅ぎ分けられるようになったと思っています。
この拝み屋さんの呪いのお話は間違いなく実話なんだろうなと。
祠や呪いが実在したかはわかりません。
ただ、その家族を〇したいほど恨んでいた人がいて、呪いの影響か否かはわかりませんが、その家族は亡くなったという事実。
その悪意にあてられてしまったのだなと思いました。
人を呪えば、穴二つと言いますが、創作ならば呪った当事者や実行犯も酷い目にあって終わります。
しかし、実話の怖いところは、そこで「ぷっつり」と話しは途切れて終わってしまうのです。
あとのことは誰もわからない。
むしろ、こんなに後味が悪いのならば、創作であってくれと思ってしまう。
呪われた家族が拝み屋さんへ依頼しながらも、切迫感が薄いのは「まさか呪いなんて」と思った部分があるのではないか。
ホラー映画ならば、危機を煽る演出があるが、そういうものが一切ないんですよね。
人の反応がリアル。
自分のように悪意にあてられるタイプは、あまりオススメできない回となってしまいました。
ただ、コメント欄を見ると西浦和也さんの怪談の中では有名な話だったようで好評でした。
多分、西浦和也さんとオンラインとは言え、直で聞いたのが影響しているのかなと。
良ければ、皆さんも感想を聞かせてもらえると、少しは気分も楽になりますので、よろしくお願いします。