桜が呼び咲き誇る

？「○元気にしてた？」

○「ん？桜！」

桜「ふっふっ^^なーにそんなに驚いてるの？」

○「いやだって…」

桜「○！それ以上言っちゃダメだよ…」

○「あの時…俺が断ってなかったら」

桜「○…そんな事ないよそういう運命だったんだよ」

○「桜…」

桜「あっそろそろ起きる時間だよまたね^^」

○「待ってよ！行かないで」

○「はっ！」
「夢か…夢だよな」

ドタドタドタ…バッん！

？「おにー！いつまで寝てんの朝だよ！」

○「うるさいな分かってるよ」

？「あら珍しい自分から起きてるなんて…何か変な夢でも見たの？」

○「変な夢では、ないかな…」

？「大丈夫そんな悲しい顔して」

○「うん大丈夫 着替えたら下いくから」

？「うん分かった」

俺は、妹に起こされ？着替えてリビングに向かった

○「おはよー」

○母「おはよう今日は、柚菜に起こされずに起きたんだって？」

柚菜「ほんと珍しい事もあるんだね…」

○「柚菜がそんな事言うなよ」

○母「朝から仲がいいこと^^」
「ほら早くご飯食べて学校行きなさい」

柚菜 ○「はーい」

俺たちは、同じ高校に通っている俺が2年生で柚菜が1つ離れた1年であるなので一緒に学校に行くことが多い

○「柚菜〜！行くぞ」

柚菜「待ってよ〜」

○「全く準備遅いんだから」

柚菜「仕方ないでしょ女の子は、準備が大変なの」

○「そうですか」

柚菜「そういえば朝 悲しい顔してたけど…もしかして桜さんの夢でも見た？」

○「…見たよ…」

柚菜「やっぱりね…今日も学校終わったら行くんでしょ？」

○「うん…行くよ」

柚菜「そっかなら柚菜も今日は行く！」

○「そうかなら放課後校門で待っているよ」

柚菜「うんじゃまた放課後ね^^授業中寝ちゃダメだよ^^」

○「寝る訳ないだろ！」

コツン𖤐

○「痛って〜」

先生「ｺﾞﾎﾝッ!!」

○「すみません…」

周り「ワッハッハー」

そんなこんなで授業が終わり放課後を迎えた

柚菜「おにー！待った？」

○「いや今来たとこだよ！」

柚菜「そうなんだね行くよ」

俺たちは、ある所に向かった

柚菜「そういえば、おにぃ今日 授業中寝てたでしょ！」

○「えっ？なんで分かるんだよ」 

柚菜「先生が言ってたんだよ！しかもみんなの前で言われて恥ずかしかったんだから‪💢」

○「ごめんっていつの間にか寝てたんだもん仕方ないことじゃん」

柚菜「ちゃんと集中してたら寝ません！」  

そんなたわいもない会話をしていたら目的の場所に着いた

ガラガラ〜

○「…」

柚菜「なにしてんのよいつもみたいに行けばいいじゃん」

○「あっ…うん今日の夢あったからちょっと遠慮してる自分がいる」

柚菜「まったくおにぃらしくないじゃん」

○「桜〜！そろそろ桜の季節だぞまた桜と一緒に見たいんだけどな…」

桜「…」ピィーピィー

桜との会話は、いつも一方通行…機械の音しか聞こえない…でも俺は用がない時以外は毎日来ているでも今日は、夢を見たせいかいつもと違う感じがしていた

柚菜「桜さーん！聞いてくだよ！今日 おにぃのせいで凄く恥ずかしい思いしたんですよ！」

「やっぱり桜さん隣にいないとおにぃだらけまくりなんで早く起きてくださいよ…」

○「そろそろ帰るか」

柚菜「そうだね」
「桜さんまた来ますね^^」

○「桜また明日来るからね」

俺たちは、病院を後にした…

桜は俺と幼稚園からいる幼なじみでも去年の4月に交通事故にあってまだ目を覚ましてくれない…
あの時 桜の誘いを断んなければ…

～   ～    ～ 
📞…ピロピロ♪
○「もしもし」  

桜「もしもし！○今日桜見に行こうよ」

○「えっ？桜の事昨日みたからな…」

桜「私の事じゃないよ！どんだけ桜の事好きなの///」

○「そこまで言ってないだろ！」

桜「桜だよ！今満開だから行こうよ」

○「え〜今日は、嫌だよ明日にしてくれよ」

桜「今が満開なのいいもん桜1人で行くから○後から行けば良かったなんて言わないでよ」

○「はいはい…言いませんよテンション上がって変な事するなよ」 

桜「○と違ってしませんよ！」

○「俺も変な事しないは！」
「気をつけて行けよ」 

桜「うん…また」
あの時一緒に行ってたら桜は、あんな事にならなかったのにな…
桜の行けば良かったって言う言葉に俺は後悔しかない  

～  ～   ～   ～
柚菜と一緒病院に行って数日後また夢を見た

桜「○！」

○「桜！」

桜「私そろそろ行かないと行けないかな？」

○「えっ？行くって何処に？まさかダメだよそれは！」

柚菜「おにぃ！大丈夫？すごい大きい声出して」

○「あぁ…うん ちょっと桜の所に行ってくる」

柚菜「えっ？今から？」

○「うん」

柚菜「柚菜も一緒に行こうか？」

○「いや…今日は1人で行きたいかも」 

柚菜「そう…わかった気をつけてね」

俺は、1人で病院に向かった

ガラガラ〜

○「桜！もう桜咲くぞ」
「桜が夢に出てきたんだよ！自分で言ってたじゃん一緒に桜見に行くって言うことだよな！」

桜「…」

ピコンピコン

○「えっ！？」 

いつも手を握って話している

○「桜 いま手握ってくれた？」

俺は、直ぐに桜に声を掛けた
すると桜がゆっくりと目を開けた！

○「桜！！」

小さい声で桜が話した

桜「○…うるさいよ」 

俺は直ぐにナースコールで先生を呼んだ
そして先生に見てもらた後に少しなら話して良いと言われた

○「桜ごめんな…」

桜「なに謝ってんの」

○「あの時一緒に行ってればこうはならなかったかと思って」

桜「ほんとだよ…なんてね^^」
「あれは、○が一緒にいなくて良かったと思ってるよ桜は！」

○「なんでよ？」

桜「○が一緒にいたら○が桜を庇って○がここに居ることになってたと思うもん桜そんなの嫌だもん」

○「桜…」

桜「何泣いてんのよ^^」

桜「あっ！そうだ桜が退院したらさ今度こそ一緒に桜見に行ってくれる」

○「もう桜の事見てるよ！」

桜「桜の事じゃなくて桜よ！」

○「いやいや紛らわし過ぎますよ^^」

桜「もう」

○「冗談だよ、当たり前だよ絶対一緒に桜見に行くよ！桜 退院する頃ちょうど満開になってる頃だと思うし」

桜「よし！桜もリハビリ頑張ろ！」

その後 桜たちの両親や柚菜なども病院に来て桜が目を覚ましたのを喜んだのだ

～  ～  ～

柚菜「おにー起きろー」

○「ん？うるさいな今日は、学校休みだぞ」

柚菜「はぁ…そんなの分かってるよいいの今日 約束の日じゃないの？」

○「…あっ！ヤバ！」  

柚菜「全く今日の約束忘れたらさすがにだめでしょ…」 

今日は、約束の日 俺としたことが忘れてた？いや昨日楽しみすぎて寝れなくて寝坊してしまったんださすがに忘れる訳がない今日行かなかったら必ずまた後悔するそれだけは、絶対に嫌だ

○「おはよー母さん」

○母「おはよ随分とカッコイイ服来てるね^^」

柚菜「当たり前だよお母さん今日は、」  

母は、カレンダーを見て

○母「あっ！そりゃカッコよく行かないとね^^」

○「じゃ行ってきます」

柚菜「気をつけてね！柚菜もいい時間みはらかって行くから^^」

○「いや、いいよ来なくて…」

俺は、約束の場所に向かった

○「綺麗だな桜…」

桜「ふふ ありがとう///」

○「あっ！桜…(可愛い(ﾎﾞｿｯ)」

桜「うん？何か言った？」

俺は、何も言わずに桜に抱きついた

ギュ///

桜「ちょっと何○…///」

○「桜…去年も一緒にこうして来てれば良かった…」

桜「もうその話は、なし次話したら怒るからね^^」

○「うんわかった」

ﾊﾟｼｬﾘ! Σpω･´)

○「ん？」

柚菜「お二人さん熱いですね^^」

桜「あっ！柚菜ちゃん！」

○「柚菜〜！何勝手に写真撮ってるんだよ」

柚菜「ふふふ^^良かった直ぐに跡つけて来て」

桜「柚菜ちゃんその写真後でちょうだいね」(ﾎﾞｿｯ)

柚菜「はい！わかりました」

○「なに話してんだよ」

桜「ううんなんでもないよ^^」

柚菜「そうだよ！」
「あっそう言えばこれお母さんからお弁当！じゃ私は、お二人の邪魔しちゃ行けないので帰ります^^」

柚菜「またね！おにぃ朝帰りはダメだよ桜まだ退院したばっかりだから」

○「どういう事だよ！」

桜「…///」

柚菜が帰ったあと俺たちは、満開な桜の下でお弁当を食べた

桜「○大好きこれからもよろしくね^^」

○「俺も好きだよ桜」

桜「どっちの桜ー？‪💢」

○「いやいやそれは、もちろん…」

柚菜が撮った満開の桜の下で写っている2人の写真は、今 でも2人のホーム画面になっている

美桜「ママ早く行こー」

桜「待って〜準備してるから」

桜「あなた〜一緒に行くでしょ？」

○「当たり前だよ」

あの時から俺たちは、毎年桜を見に行っている結婚して子供が出来ても必ず行っている

満開な桜を見に

桜「何〜？呼んだ？」

                                                                           END