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飲酒と景色(その2)

『飲酒と景色(その2)』である。

アルコールが介在することによって眺める景色は多彩なものになる。そこが大衆酒場であれば、カウンターから臨む煮込みの大鍋であったり、壁一面に貼られた短冊メニューであったりする。お喋りしてる客たちの喧騒に包まれ、なんてことはないトイレに貼ってある「世界一周の旅」のポスターさえも店の味となり風情となって呑みの景色として溶け込んでくる。 

門前仲町の老舗居酒屋「魚三酒場」の壁一面に貼られた短冊メニューは間違いなく客の心を躍らせる。次は何を頼もうか、何をメインに肴を構成させていこうかとメニューを見ているだけで軽く一杯いけてしまう。

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どれも安くて旨い魅力的な魚料理ばかり。開店前から行列ができる人気店。常に満席で外の気温とは対照的な活気ある店内だった。

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