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「人生はドラクエ」じゃなくて“エルデンリング”なんだよ論。

死にゲーはやらないと
思ったのにハマったゲーム。


秋頃まで「エルデンリング」という死にゲーをやっていました。

今年に入ってから拡張版追加コンテンツが発売されたこともあり、Xでも話題になっているので、タイトルだけは知っているという方もいらっしゃるかもしれません。

まず、死にゲーとは次のような意味です。

  • 「雑魚キャラでも油断すると即死」

  • 「異様に強いボスはクリアに数時間かかる」

  • 「一瞬のミスでも命取り」

  • 「死ぬと物資全ロス」

など、ゲーマーのプライド高き心をいとも簡単にへし折ってくるゲーム、それが通称“死にゲー”です。


以前、とある死にゲーにチャレンジしたことがあったのですが、ゲーム開始5分後に登場した中ボスすら倒せなくて、速攻やめたんですよ。

たぶん3時間ぐらいチャレンジしたはずですが、全然倒せる気がしなかったので、すぐにソフトを売りに出しました。

あまりにもムカつきすぎてコントローラーを投げてしまったのは、後にも先にも、これが初めてかもしれません。

なので、もう二度と死にゲーはやりたくないと思っていたのですが、なぜかエルデンリングだけは「やってみたい」という気持ちに駆られたんですよね。


そんなエルデンリングは、世界の主要4大アワードを受賞するぐらいの神ゲーとして評価され、二度と死にゲーをやらないと決めた僕でさえ、どっぷりハマるほどの中毒性があります。

なぜこんなにも中毒性があるのかと言うと、「もうちょい頑張ったら倒せそう」という絶妙なラインをついてくるからです。

それでも、気を抜いたらすぐに死にます。

雑魚でも油断してたら
即死する。


まず、先ほど挙げた死にゲーの特徴として、「雑魚キャラでも油断すると即死」します。

「お前絶対モブやん」と思ってるような雑魚キャラなのに、一撃で体力を半分以上削られるとかざらです。

たとえるなら、職場で影が薄いと思っていた新入社員が実はかなりのやり手で、気を抜いた瞬間に成績を抜かされたみたいな感じです。

とはいえ、雑魚キャラらしい雑魚キャラもちゃんと存在します。

しかしコイツらは、集団になって囲まれると一瞬で死にます。

一人一人は大したことないけど、徒党を組まれたらこれ以上ないぐらい厄介な、お局集団みたいな感じです。

ゴリ押し戦法は
基本使えない。


そしてエルデンリングは、「異様に強いボスはクリアに数時間」かかります。

レベル上げてゴリ押しという戦法は、死にゲーでは基本的に使えません。

後1mm敵の体力ゲージを削ったら倒せそうだから、ゴリ押しで乗り切ろうとしたら、あっさり瞬殺されるとかざらにあります。

「なんで勝てないのか?」
「どうすれば勝てるか?」
「敵の行動パターンはどうなっているか?」
「敵に合わせた武器や攻略は何か?」

こういったことを考え、ときにはネットから情報を仕入れつつ、頭を使って戦略を立てないと、乗り切ることができません。

一瞬のミスが命取りに。


そしてエルデンリングは、ここまで説明したら言うまでもなく「一瞬のミスでも命取り」な場面が多々あります。

冷静さを欠いた瞬間に隙をつかれて、そこから形勢逆転されることは日常茶飯事。

せっかく敵の体力ゲージを5分の1まで削ったのに、たった数撃くらっただけで瀕死になり、回復を怠ったせいで「YOU DIED」の文字を見る羽目になることはしょっちゅうです。

せっかく上手くいきかけていた事案が、冷静さを欠いたり調子に乗ったりしたことが原因でポシャるケースとよく似ています。


さらにエルデンリングは、「死ぬと物資全ロス」します。

エルデンリングにおける物資とは、経験値のことです。

敵にやられて死亡したら、わざわざその場所まで落ちた経験値を取りいかないといけません。

しかも、その道中の敵にやられてしまったら、今まで貯めた経験値は0になります。

レベルまで0になることはありませんが、たとえばレベルがあと少しで81になりそうなときに死んだたら、ロスト。

その経験値を取りに向かう途中、敵にやられたら、レベル80を一から始めることになるマゾ仕様です。

その様は、人気タレントが不祥事を起こしてしまい、再起をかけて頑張っているときに、セカンドチャンスを潰そうとしてくる人がいる現象によく似ています。

頭を使うことが
要求される神ゲー。


ここまで読んだ人の中には、「そんなすぐ死ぬゲームやりたくねえよ」と思った人もいらっしゃるかもしれません。

でも、ただの死にまくるゲームなら僕もハマっていないです。

頭使って戦略を立てて、レベルを上げつつ何度も挑めば、必ず勝機が見えるのがエルデンリング。

しかも、かつて何度も死を味合わされることになったあの強敵も、再登場したときに戦ったら、「あれ?コイツこんなに弱かったっけ?」と拍子抜けになることもしばしばあります。

余談ですが、倒さなくてもいいボスは何体もいるので、どうしても勝てないなら、戦わないのも一つの手です。

ただし、本編に関係のあるボスは必ず倒さないといけないし、そのボスをできるだけ楽に倒すために必要な武器を持っている中ボスは何体もいるため、そこは避けて通ることができません。

人生はドラクエじゃなく
エルデンリング。


「人生はドラクエだ」と言った人がいますが、完全にエルデンリングだと僕は思います。

何年も前から言われている「やりたくないことはやらなくていい」という風潮のせいで、頑張らなくなった人が増えているそうなんですよ。

それもそのはず、ちょっと頑張っただけでできないと決めつけ、「自分には合わない・向いてない」と思い込んでしまうからです。

まさかこの令和の時代に、精神論を言うことになるとは思いもよりませんでしたが、気合と根性を出さないと、乗り切れない場面や切り拓けない人生は、世の中にたくさんあります。

誰だって、傷つくのは怖いし、できれば避けて通りたい。

しかし、それを覚悟の上で何度も挑み続けた人は、人生が少しずつイージーモードになるのではないでしょうか。

そんな真理とも言えることを、エルデンリングは教えてくれました。


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