誰かを本気で好きになっても、その人がまともになるわけがない理由。
ラブラブな関係になれば自動的に恋愛が上手くいくと思っている女性って、ものすごく多いんですよ。
しかし残念ながら、誰かと相思相愛になり、ラブラブな関係を築けたとしても、その関係が必ずしも上手くいくとは限りません。
なぜなら、恋愛が上手くいくかどうか、そして幸せになれるかどうかは、お互いが「愛した人を幸せにできる能力」を持っているかどうかにかかっているからです。
つまり、この能力が欠けていると、どれだけ相手を好きになったとしても、幸せになることはできないのです。
そこで今回は、「愛した人を幸せにできる能力」について詳しく解説します。
今回の内容は、以前公開した「セフレに彼女ができる?彼だけ幸せになるのが許せない」という動画でも触れたことですが、とても大切なテーマですので、さらに掘り下げてお話ししていきます。
【参考動画】
“愛”に関する3つの能力とは?
まず、愛に関する能力は大きく3つに分けられます。
一つずつ解説していきます。
1. 人を愛する能力
これは、誰かを好きになる能力のことです。
誰かをどうしようもなく好きになるのも、この能力があるからこそできることです。
ただし、「サイコパス」と呼ばれる人々は、情や共感を抱くことができないため、恋愛感情そのものを感じることがないとも言われています。
彼らは、異性に性的魅力を感じることがあっても、人を愛する能力が欠けているため、真に誰かを好きになることがないのです。
また、この「愛する能力」は、必ずしも「人を愛するとはどういうことか」を理解したうえで発揮されるものではありません。
そのため、独りよがりな愛情に発展することもあります。
つまり、自分が思う「愛」の形が、相手にとって必ずしも幸せをもたらすわけではないのです。
2. 人から愛される能力
次に、「人から愛される能力」についてです。
これは文字通り、他者から好かれる能力のことです。
さらに言えば、「この人のためなら頑張れる」と相手に思わせる力でもあります。
たとえば、男性に大事にされることが多い女性や、いわゆる「愛されキャラ」と言われる人は、この能力に長けています。
3. 愛した人を幸せにする能力
最後に、「愛した人を幸せにする能力」です。
この能力は、高収入で相手を不自由なく暮らさせる、という物質的な面だけではありません。
この能力に必要な要素として、まず挙げられるのが「誠実さ」です。
誠実さとは、相手や物事に対して嘘いつわりなく、真摯に接することが求められます。
さらにこの能力には、「都合が悪いことから逃げない」「歩み寄って話し合いができる」という2点も含まれています。
つまり、「人を愛する能力」や「人から愛される能力」がいくら高くても、「愛した人を幸せにする能力」がなければ、最終的にお互いを幸せにすることも、自分が幸せになることもできないのです。
執着から目が覚めない
女性が分かってないこと。
たとえば、うっかり「クズ男」と呼ばれるような男性と関係を持ってしまい、その後に執着してしまった。
この男性の本命になろうと努力を重ねたものの、「今は彼女いらない」「今は彼女を作る気がない」というテンプレのような言い訳で断られてしまい、付き合うことができない。
それでも諦めきれず、ズルズルとセフレ関係を続けていたが、ある日突然、彼に彼女ができたことを知る…。
こうしたケースは非常に多いものです。
別のケースとしては、彼女持ちの男性と関係を持っていたけれど、結局彼は長年付き合っていた彼女と結婚することになった。
あるいは、新しくできた彼女と電撃婚することになった、ということもよくあります。
こうした状況に直面した女性の多くが、「なんで私じゃなかったんだろう」「選ばれた彼女が羨ましい」といった感情を抱いてしまいます。
結論から言うと、ろくでもない男性に選ばれた女性はむしろ不幸になるだけなので、選ばれなくて良かったということです。
クズ男の特徴とは?
では、なぜそう言い切れるのでしょうか?
その理由を説明する前に、「クズ男」、つまり「ろくでもない男」とはどのような特徴を持つのか、次にまとめてみました。
大きく分けると、これら5つが「クズ男」の特徴です。
こうした男性たちは、テンプレのような台詞をよく使います。
詳細は「クズ男が必ず使うテンプレゼリフ12選」という別の動画で詳しく解説していますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
【参考動画】
簡単に言うと、「クズ男」とは人間性に問題があり、未熟であり、不誠実な人物です。
先ほど挙げた特徴の中でもとくに、「人の気持ちが分からない」「逃げ癖がある」という2点は、その人物に誰かを幸せにする能力がないことを物語っています。
なぜなら、まず逃げ癖がある時点で、その人は誠実ではありません。
問題が起こった際に人と向き合うことができず、都合が悪いことがあれば逃げるからです。
しかも、話し合いもできません。
さらに、人に対する態度を簡単に変えることができるような人間であれば、利用価値やメリットがなくなった人のことを、雑に扱います。
そんな人間に、他者を幸せにする能力があるはずがありませんし、人の気持ちを理解することも不可能です。
燃え上がるような恋愛感情は
長く続かない。
仮にその男性が一時的に誰かをものすごく好きになったとしても、それは一過性の感情に過ぎません。
というのも、燃え上がるような恋愛感情は、一般的に3ヶ月から半年で落ち着くと言われています。
また、落ち着いてからの恋愛感情も、多くの場合2年ほどしか持たないというデータも存在します。
もちろん、人によって異なる部分もありますが、確実に言えることは、燃え上がるような恋愛感情を持続させることはできないということです。
なぜなら、その状態が長期間続くと、脳や体に大きな負担がかかるからです。
たとえるなら、ずっとジェットコースターに乗っているような感覚を経験している、という表現が当てはまります。
誰かに恋をすると、ドーパミンやアドレナリンなどの物質が大量に放出されますが、この状態が続けば、身体や脳に悪影響を及ぼすのは当然です。
つまり、ろくでもない男性がどれだけ好きな女性を見つけたとしても、それは一時的に「人を愛する能力だけが特化している状態」に過ぎません。
そのため、時間が経つにつれて、その愛情も弱まっていくことになります。
恋愛感情は“ほぼ性欲”。
それから、恋愛感情は本能であり、ほぼ性欲が9割と言われています。
性欲とは、下半身事情のことだけではなく、顔や雰囲気、声や匂いが好きといったものも含まれます。
要は、性欲に人を変える力なんてないので、誰かを好きになったぐらいで、その人がまともになるわけじゃないんですよね。
そんなので人が変わるなら、世の中は善良市民で溢れかえっているはずです。
それに、「男性から愛されたら幸せになれる」と思っている“溺愛信者”の女性が分かっていないのは、溺愛されたあとに冷められて、手のひらを返されたり豹変されたりするケースがたくさんあるということ。
脳科学者が言ってるとおり、恋愛感情って「ただの脳のバグ」であり、誰かを本気になったからと言って、人まで変わるわけではありません。
もしその男性がまともになったのであれば、それは元々その人がまともだっただけの話です。
ちなみに恋愛感情の仕組みについては、下記記事をご覧ください。
【参考記事】
人は近い人間に対し
闇を見せて攻撃的になる。
また、人間は親しい人や距離の近い人に対して限定的に「闇」を見せる傾向があります。
どういうことかと言うと、たとえば、モラハラをする人間は恋人や家族にモラハラを行い、対象が変わっても同様に近い人にモラハラを繰り返すということです。
DVをする男性も同じです。
これは、逃げ癖がある男性にも同様で、関わる相手が変わっても、結局また同じように逃げ癖を発動します。
なぜこのような現象が起きるのかと言うと、根底に「甘え」があるからです。
つまり、「この人には闇を見せても離れていかないだろう」「見せても大丈夫だろう」という無意識の甘えが働いているのです。
モラハラ男が外面が異常に良いと言われるのも、これに起因しています。
ただし、これはモラハラに限らず、ほかの人間性の難や未熟さでも見られる傾向です。
いわゆるクズ男に選ばれた女性が、どれだけ今幸せそうに見えても、残念ながら長続きしません。
かわいそうですが、断言します。
“選ばれてしまった女性が幸せなのは最初だけ”です。
「彼だけが幸せになるのは
許せない」という怒り。
さらに、多くの女性が次のような怒りを抱えています。
ここでも断言できますが、その男性に選ばれた女性だけでなく、その男性自身も幸せにはなることはできません。
逃げ癖があり、都合の悪いことに向き合えない人は、自分自身とも向き合えないからです。
人が生きづらさから解放され、自分らしく幸せに生きるためには、3つの条件があります。
それは、「弱さ」「未熟さ」「闇」と向き合うことです。
しかし、多くの人がこれらと向き合うことを避け、目をそらしてしまいます。
人が自分自身と向き合うことが
できない理由。
なぜ向き合うことができないのか?
それは、これらに向き合うと、次に話す重要な要素に必ず直面することになるからです。
こういったことが、課題としてぶつかってくるんですよ。
自分自身と向き合えない人は、たとえ仕事で大成功しても、大金を稼いでも、大好きな人と結ばれたとしても、本当の幸せを感じることができません。
なぜかと言うと、弱さ、未熟さ、闇を認められない男性は、強さや自分ができること、つまり「光の部分」ばかりをひたすら前面に出してくるからです。
しかし、どれだけそれらを強調したところで、表面的な部分に特化しているだけに過ぎません。
分かりやすく言うと、強さだけを前面に押し出せば仕事で成功することはできます。
自分が得意なことに特化すれば、お金を稼ぐこともできます。
光の部分だけを見せれば、大好きな人と結ばれることもできるし、人から好かれることもあるでしょう。
しかし、自分の「弱さ」「未熟さ」「闇」と向き合えない人は、その負の部分を埋めるために、何かに依存していくようになってしまうのです。
その結果に人は、ワーカホリックになったり、お金を稼ぎ続けないと不安になったり、恋愛依存に陥ったりするわけです。
つまり、何かに依存していないと、自分自身を保てなくなるんですよね。
ですが、どれだけ何かに依存しても、自分の「弱さ」「未熟さ」「闇」と向き合わなければ、自分の中の欠けた部分を埋めることはできません。
その欠けた部分とは、劣等感やコンプレックス、満たされなさや欠乏感など、生きづらさの原因になることです。
その生きづらさの埋め合わせは、結局のところ自分自身でしかできないのです。
そういった理由から、ろくでもない男性が、本当の意味で幸せになることはできない、ということなのです。
「弱さ」「未熟さ」「闇」について、さらに掘り下げて知りたい方は、下記動画をご覧いただけると幸いです。
【参考動画】
以上が、どれだけ誰かを愛しても、その人を幸せにできる能力がなければ不幸になる理由です。
どれだけその人のことが大好きでも、歪んだ愛し方ではお互いに幸せになることはできません。
世間では「愛される力」が過大評価されていて、それが必要だとされています。
しかし、どんなに溺愛されたとしても、それが幸せにつながるわけではないのです。
言うまでもなく、本命や本妻になれたからと言って、幸せになれるわけでもありません。
愛した人を幸せにする能力は、愛される力以上に大切なものであることを、どうか忘れないでください。
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