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現代の男性が結婚相手に求めるものとは?
今では聞かなくなった
花嫁修業という言葉。
「花嫁修業」という言葉があります。
現代ではすっかりこの言葉を聞かなくなりましたが、昭和の時代では花嫁修業をすることが推奨されることがよくありました。
この花嫁修業とは何なのかと言うと、卒なく家事をこなし、女性として必要な所作を身に着けておくことで、良き妻として夫や家庭を支えるスキルを養う訓練のことです。
かつては、結婚した先人たちが口を揃えるようにこう言ってました。
「女は家庭を守るもの」
「女が稼いだら男は調子に乗るからダメ」
「女の幸せは結婚と出産」
現代では、先人たちの言葉を真に受けて花嫁修業だけしていても、まず結婚できないと思った方がいいです。
なぜなら結婚において、現代の男性の多くが求めているのは、自立していて稼ぐ力がある女性だからです。
もちろんすべての男性が、そういった女性を求めているわけではないのでケースバイケースではありますが、男性が恋愛と結婚で求める女性像は違う場合が多い。
以前、ある結婚相談所に勤務している女友達と話していたときに、次のような話題になりました。
僕
「今って女の人が自立してないと結婚しにくい時代よな」
女友達
「そうやねん。うちの会員の男の人、口を揃えるように自立した女性がいいって言うわ。」
なぜ、昭和時代と打って変わって、このような変化が起きたのか?
そのためにはまず、花嫁修業という言葉を聞かなくなった理由からお話せねばなりません。
なぜ花嫁修業という言葉を
聞かなくなったのか?
現代では、男性が家事や育児をするのが当たり前です。
男性が家事や育児を手伝うなんて言うと軽く炎上しますし、家族サービスという言葉を発したら、それこそひんしゅくものです。
なぜなら、手伝うという言い方自体に当事者意識が足りないし、家族のために時間や労力を使うのはサービスでもなんでもなく、当たり前の話だからなんですよね。
なので、花嫁修業をする必要性が現代ではなくなったし、そもそもこの修業自体が、「家のことを全部女性にやらせる訓練」になるわけじゃないですか。
花嫁修業という言葉自体を聞かなくなるのは当然なんですよね。
ほかにも、イクメンという鬼キショいワードが数年前に流行ったことを考えると、これまでの日本人男性は、それだけ女性に家事や育児を丸投げしていたことが伺えます。
さらに現代では男女同権時代に突入し、あらゆる場面で女性が活躍できる時代になりました。
これまでの日本は男尊女卑文化が根深く残っていてため、社会で女性が活躍すると、足を引っ張ったりやっかんだりする男性が沢山いました。
しかし、現代でそんな男性の存在が明るみになれば、その人は確実に老害認定されます。
つまり現代は、家事や育児は女性だけがするものじゃないし、女の人もどんどんキャリアアップしていい時代なんですね。
というか、これまでの日本の文化がおかしかくて遅れていただけで、今が標準なんだと思います。
でもここで、「女が稼いだら男は調子に乗るからダメって言うから、仕事は頑張らない方がいいのでは?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
これは、元々その男性にヒモ気質があるからそうなるだけの話です。
つまり、自分が稼がなくてもコイツが稼いでくれるからいいやとなるわけですが、こういう考えになるのは元々の人間性なんですよね。
結婚相手に自立している
女性が求められる理由。
それでは、ここからが本題。
なぜ現代では、結婚相手に自立していて稼ぐ力がある女性が求められるのか?
実はこれ、今に始まったことではないのですが、お金が原因で結婚に踏み切れない男性ってかなり多いんですよ。
つまり、こういうことです。
結婚しても家族を養っていけるだけの余裕がない
子どもが産まれたりしたらもっと余裕がなくなる
結婚したら自分の趣味にお金を使えなくなりそう
好きなときに飲みに行ったりできなさそう
ほかにも様々な理由がありますが、お金の余裕だけでなく、自由にお金を使えなくなる不安も、男性が結婚を躊躇する原因を作ってるんですよね。
そして、お金が原因で結婚に踏み切れない男性の多くは、「自分だけが損する」と思いこんでいることも多いです。
要するに、結婚したらお金の余裕がなくなるわ、好きなことに使えなくなるわで、結婚自体にメリットを感じないんですよね。
なので、結婚を渋ってる男性に「私も稼ぐから大丈夫だよ」「趣味にお金を使えなくなるわけじゃないよ」と伝えたら、「それだったら」と結婚に前向きになったり、考え直したりする男の人ってものすごく多いんですよ。
お金が理由で結婚を躊躇する
知られざる男性の本音。
「でも、女が稼ぐなんて言ったら、男性のプライドが傷つくのでは?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
傷つくどころか、「それを先に言えよ」と思う男性の方がほとんどです。
なぜなら、お金が原因で結婚に踏み切れない男性の多くは、「お前も稼いでくれたら済む話なんだけどな」「俺ばっか当てにすんなよ」と高確率で思っているからです。
どうしてそれを思っていても言わないのかと言うと、そんなこと恥ずかしくて言えないだけです。
男のプライドが作用するなら、こういったところに出てきます。
前述したように、現代では男女同権時代に突入しました。
以前のように、「男は強くないといけない」だとか「男は弱みを見せてはいけない」なんて言われなくなりました。
今の時代にこんなことを言おうものなら炎上案件ですし、もう昔とは違うんですよね。
そして今は以前にも増して、疲れている人が多いと聞きます。
それなのに、昭和時代のように男性だけが一家の大黒柱になるようなプレッシャーや責任感を負いたくないと思うのは当然ですし、プライドの問題なんかじゃないんですよね。
ただ、勘違いしないでいただきたいのは、稼ぐ力があるというのは、大金を稼ぐことだけに限定されていません。
どちらかと言うと、「私も家族のために頑張って働きますよ」という当事者意識のことなんです。
なので現代では、「結婚したら働きたくないから専業主婦がいい」なんて言ってる女性は、どんどん淘汰されていくと思った方がいいでしょう。
自立した女性が求められるのも、この当事者意識が関係しています。
「なんか問題やトラブルが起きたら旦那がなんとかしてくれるはず」と思っていたり、依存心が強かったりする女性は頼りないですから、パートナーに選びたいと思わないんですね。
自分で仕事をしている男性が
結婚に求める女性像とは?
とくに、経営者、自営業者、フリーランスなど、自分の仕事をしている男性ほどその傾向が強いです。
彼らは、「いつ稼げなくなるか分からない」「いつ倒れるか分からない」というプレッシャーと不安の中で常に仕事をしているわけですから、心のどこかで保険を求めてるんですよ。
つまり、自分に何か起こったときに家族を支えてくれる女性です。
これもまた、思っていても恥ずかしいしかっこ悪くて言えないことなんですよね。
僕自身、今の奥さんと結婚した理由の中に、「自分が倒れてもこの人になら任せられる」という絶大な安心感がありました。
勘違いしないでいただきたいのは、決して丸投げしているわけではなく、何かあったときの支えがあることにより、安心して仕事を頑張れる環境ができるというわけなんです。
最後のまとめ。
以上の理由から、現代では自立していて稼ぐ力がある女性が求められるというわけですが、昔に比べて共働き夫婦が急増している今、男女ともに違う部分で当事者意識が求められるようになりました。
男性は、仕事だけしていればいいわけではないし、女性は家のことだけしていいわけでもない。
どちらかに負担がかかりすぎず平等な関係でいることが、現代の夫婦の在り方だと言えるでしょう。
そういった理由から、結婚を視野に入れた現代の女性がするのは、花嫁修業ではありません。
自立心を養うことと、手に職をつけること。
この2つが非常に大切であることを、どうか忘れないでください。
ちなみに今回したお話は、男性の年収より女性の年収の方が上回ったり、社会的地位が上の場合だと、大きく話が変わってくる部分があります。
端的に言うと、劣等感やコンプレックスが強い男性の場合、女性が彼らよりも収入や立場が上の立ち位置にいると、上手くいかなくなる可能性が高くなるんですよね。
それはまた別の機会にでもお話させていただきます。
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