私は不妊症?③
ー0か100かの女ー
旦那に、妊活の第一歩である、タイミング法について説明したところ
「萎える」と言われ、HPが0になった私。
そこから一人で頑張るのも嫌になり、クリニックがリニューアルするため、一時閉鎖するのをきっかけに、クリニックから足が遠のいてしまった。
私はどうしても子どもだけが欲しいわけではない、旦那との子どもではないと嫌なのだ。
ケンカすることもあるけど、大好きな旦那と、家族として新しいステージに行きたい。
何より父になった旦那を、一番そばで見たいのだ。
子どもを諦められない、しかし妊活の話をするたびに旦那と険悪な雰囲気になるのなら、子どもは自然に任せて、できなければそれはそれで、二人で生きていくのも悪くないな…とポジティブに考えようとした時もあった。
そう考えたり、考えなかったりしながら2、3年が経過した時だった。
私の生理痛は鎮痛剤も効かない程になり、出血はタンポン+夜用ナプキンでも3時間もたない状態になっていた。
運転中に生理痛の波が押し寄せたら、車を路肩に停めて休んだ時もあった。
ナプキンからの漏れが気になり、立ったままパソコン業務をするようになった。
「これじゃ、この先やっていけん…」
そう思い、以前通っていたクリニックに再び訪れた。
問診や経膣エコーや血液検査の結果から先生が言った言葉は
「これは開腹手術で取るしかないです。大きい病院に紹介状を書きます。」
「…………はい。」
先生の言葉を聞いた時、特に何の感情も浮かばなかった。
それよりも生理痛や出血が軽くなるのなら、それでいいと思っていた。
今後の一通りの説明を受け、紹介先の病院も決まり、家に帰った私は
「よし!仕事を辞めよう。腹を割って旦那と話そう。」と決めた。
子宮筋腫を取るだけだったら辞める決断はしなかったかもしれない。
しかし、私の人生の目標は、筋腫を取った後が大事なのだ。
筋腫を取るために病気休暇を取り、その後妊活をする…となると、体力的にも精神的にもハードな今の職場は到底無理だ。
職場の責任者に「辞めたい。子どもが欲しい。辞めたい。」と相談した時、「もう少し楽な部署に異動させてもらおうか?」など提案してくれたが、
異動するくらいなら辞めたほうがいい。
どうせ手術をするのなら、その後の妊活も100%の体と精神状態で臨んでいきたいのだ。
ハードなうえ、責任も重大、更に頼まれたことを断り切れない自分では、100%妊活生活は無理だ。
その気持ちを責任者に伝えると「もう、考え方が0か100なんだから。」と言われ、そこからは辞める方向で話が進んでいった。
そして「タイミング取るとか言われると萎える」発言から早数年…
最大の難関である旦那への再アプローチへと続くのであった。
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