老舗刃物問屋の事業承継奮闘記

創業88年を迎える浅草の刃物問屋4代目社長です。 Microsoftを退職し、今年の6…

老舗刃物問屋の事業承継奮闘記

創業88年を迎える浅草の刃物問屋4代目社長です。 Microsoftを退職し、今年の6月に親族より事業承継を受け異業種で奮闘中です。 中小零細企業の事業承継と刃物のことを記事にしていきます。

最近の記事

YAXナイフとの出会い

刃物問屋の事業承継をするに至ったキッカケで YAXナイフとの出会いが大きい。 亡くなった先々代の叔父の本棚を整理していたら、 一番下の引き出しから大量のポケットナイフが出てきたのだ。 叔母に尋ねてみると、 当社は戦前より岐阜県関市でポケットナイフの製造から始まっていたのだ。 創業者の祖父、2代目の叔父はどんな事業をやっていたのか、 既に亡くなってしなっているので聞くことが出来ない。 周りに聞いても、詳しいことを知っている人がいない。 会社のこと、その歴史が知りたくて Y

    • こんな私が事業承継を決意するまで① ~2年前のG.W~

      きっかけは 「脱サラして自分で商売をやってみたい」誰もがそんな想いを抱いている様に、私も漠然と思いを巡らしていた。何をやれば良いのか模索をしていた。 (はやくサラリーマンを辞めたいというのが本当なところだろうか)  そんな時、叔母が経営をしている刃物問屋を継ぐのはどうかと自分の中で閃いたのです。この刃物問屋は祖父が浅草で創業をし今年で創業88年を迎える老舗ですが、時代の変化と共に地場問屋の存在価値は薄れ、昔ながらの問屋は廃業が余儀なくされている状況でした。  丁度、実家に

      • 自己紹介/はじめてのnote

        はじめまして 浅草で刃物問屋を営んでいます。創業88年、私で4代目です 2024年6月に叔母より事業承継を受け、今、事業発展に向けて頑張っています。今までまったくの異業種のIT業界にておよそ20年間営業職にて働いてきました。2024年5月に前職のMicrosoftを退職し、脱サラに至りました。 すきなもの 学生時代よりサーフィンに没頭し、ほとんどの時間を海で過ごしてきました。今は3人の子供たち(7歳、5歳、3歳)と一緒に週末を過ごすことが好きで、サーフィンは暫くの間はお