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やりたいことがない就活生に贈る

ねねっちと同様、私も「やりたいことなんてなくていい」と言い続けている。

2,3年前に書いた文章があって、そこでも就活におけるやりたいことについて書いていた。

せっかくなので供養のつもりで公開してみよう。

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私が大学3年生で、就活をしていた頃書いたメモがあります。

確か、エントリーシートを書いたり面接を受けたりするにあたって、やりたいことなどないと思いつつも、とりあえず今考えていること、というか就活に向けて用意されたものではない自分の本心を洗い出してみようと思って書いたメモです(たしか)。

・自分で自分を養える(=働ける)のであれば何でもいい。
・やりたいことは特にはない。大学で学んだことに関連することができればよいが、文系だしそれほど専門性が高くないので期待はしていない。
・働くことに求めることは、労働の対価として賃金をもらえること。(もちろんあるにこしたことはないが)やりがいや自己実現、自己成長の可能性は求めない。
・就きたい職種も特になし。「生産者になりたい」と思ったことがあるので、絞るとすればメーカーかなと考えている。
・業種としてのやりたいことも、職種としてのやりたいこと(あるいはできること)もない。それよりも、その業種、職種、企業に適正があるかどうかの方が大事だと思っている。
・教えてもらえることは、何でもできると思う。
・選り好みしなければ就職はできるか?
・体育会系は合わない。
・一日中座っていることはできるが、一日中立っていることはたぶんムリ。
・エピソードないんだけど。
・どこで働いてもいい。
・多くの見知らぬ人に会うのは得意ではない。
・朝早いのは得意だが、夜遅くまでは働けない。
・上昇志向なし。
・そこそこ働いてそこそこのお給料がほしい。
・お山の大将でいい。
・とんがった所のある企業がいい。
・そら将来性ある方がいいよ。
・スキルつくとうれしい。「これだけはまけない」みたいなのができれば。
・同期と一緒ならがんばれる。
・真実よりも政治


学生の考えていることなので、 甘い部分もありますが、今も考えが変わっていないことも多いです。

「やりたいことは特にない」とか。

結果として、勤めているのもメーカーではないし、どちらかというと不特定多数の人に会う仕事をしていますが、日々満足はできていますし、学びも多いと感じています。

しかしながら、就活生のころは、やりたいことがないことでそれなりに悩みもしましたし、就職して数年経った今だって、やりたいことがあってそれに邁進することこそ立派であるという価値観にとらわれてちょっぴり考え込んだりもします。

やりたいことが特にないというだけで、就活のスタートラインに立つことも許されないような空気を感じてしまうぐらい、「やりたいこと」は重視されています。

「入社してから実現したいことはなんですか」

「やりたい仕事はありますか」

そう聞かれる体験を積み重ねていくと、やりたいことがなければ仕事はできないんだと思ってしまいます。

でももちろんそうではありません。

ですから、やりたいことのない就活生のみなさんは、胸を張って、やりたいことがないままで、かつオープンな心で、就職活動をがんばってみてください。

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ひねくれてるのか素直なのかよくわからない内容だが、ですます調な分、私にしては優しい感じの文章を書いている。

(「真実より政治」ってなんなんだ)

例によって具体的なアドバイスは一切ないが、やりたいことがない就活生にエールを送りたいという気持ちは伝わっただろうか。

とにかく、私は何年も「やりたいことなんてなくていい」と言い続けている。自分がそうだったし、そうであるからだ。

 何度でも言うが、やりたいことがない人だって働いていいのだ。

「やりたいことをやってる人」はかっこいいかもしれないけど、「誰もやりたがらないけど社会で必要な仕事をやってる人」はもっとかっこいい。やりたいことがすべてじゃないのだ。

やりたいことがなくても焦らなくていいよ。ってのを就活生に伝えてあげたい。

がんばれ就活生。

悩みすぎるな就活生。

(どみの)

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