潔さ
「私はいいんですけど、他の人は気になるかもしれないから念の為お伝えしとこうと思って」
って言うときの「私はいいんですけど」って、「私はいい」と思ってないよね。なんてことが気になりだした。
慣用表現みたいなものなんだからほっとけばいいのに、いちいち気になるのが私である。他人が言うのも気になってくるし、「そういえばこの前『私はいいんだけど』って言ってしまったな」という自己嫌悪もセットでやってくる。アンハッピーセットお買い上げ。
こうやって細かい言葉の表現が気になるものだから、普段はできるだけ潔い言葉を使うようにしている。
たとえば、褒められても基本的に謙遜しない。
「できちゃうんですよね〜」
「そうですか?まあ、否定はしませんけど」
「元からできたしなー」
なんてことをぬけぬけと言っている。文字にすると感じ悪いなこれ。
しかし私としては「思ってもないことを言うこと」こそ感じ悪いと思っているので、「そんなことないですよ〜」なんて言いたくないのだ。
「私は別にいいんですけど」の本心は「私が気になっています」である。ならば、「私が気になるのでここを改善してください」と言う方を私は選びたい。
なんて言っているが、実際は接する相手によってまあまあ日和っている。心にも思ってないのに「ぜひ!」とか言っちゃってる。処世としては正しいけれど、潔くはない。
誰に対しても潔い態度を貫く胆力はないので、潔くいられる相手と付き合うことを目指していこうかな。
(どみの)
はなしがまとまらず日記みたいになった。まあいいか。
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